📚どりかむ図鑑～こあら副店長・2cm 後編～📚

こんにちは、380です。
株式会社どりーむずかむとぅるーを徹底解剖していく「どりかむ図鑑」。今回は第3回目「こあら」の2cmさんの後編です。

後編では、前編で話に挙がった「居心地の良さ」と「まら」とのちがいについて、そして2cmさんから見たどりかむの魅力についてお話いただきました！今回もまた新たな「居心地の良さ」を発見したので、ぜひご覧ください◎

マイナスを減らす、2cmならではの居心地の良さ

－前編で「居心地の良さ」というキーワードが出ましたが、「まら」での「居心地の良さ」と「こあら」の「居心地の良さ」ってちがいますよね。そもそも人によっても違うと思いますが、2cmさん的に「こあら」で働く上で意識してる居心地の良さって何ですか。
（しばし沈黙）。んんんん～（笑）言葉で表すと難しいですね、居心地の良さ、、、。

僕のフィルターだけなんですけど、僕は会社（どりかむ）が好きなんで。この町のお客さんもみんな好きなんですよ。お互い好き同士でやってるから居心地がいいというか、何もコントロールしてる気はしないです。どりかむはいいっすよ。みんな、人が、楽しいし。

お客さんに対しては、なんですかね。僕は居酒屋が好きなんで、自分がお店に行っていいなって思ったことはやるようにしてます。逆に嫌だなって思ったことは絶対しないようにしているってのもあります。

なんだろうな、さっきの話にも繋がりますけど、僕はめっちゃ喋りかけられたりするの嫌なんですよ、気を使われてるなって言うのも心苦しいし。それが好きな人もいるからそれを悪いとは言わないですけど、僕はそんなに好きじゃないからやらないっていう。

－お喋りしたり仲良くなることだけが「繋がる」ことじゃないですもんね。
そうですね、否定するわけじゃなく、僕はそう思ってる部分が強いかもですね。お客さんと店員でいうと、少しくらい距離がある方が、ちょうどいい関係性になると思うんですよね。

－好き同士だから居心地がいいって仰ってましたし、意識してプラスを増やしていくというよりも、マイナスを減らしていく感じなんですかね。
あくまで「こあら」ではなく僕個人で言うと、そうなんだと思います。性格上も。

なんだろうな、たぶん、天邪鬼というかバシッとスーパーゴール決めたいというよりかは「いぶし銀」の仕事を、気付かれないなら気付かれないまま終わるというか、言わなくていいくらいの仕事が割と好きですね（笑）

－想像してたのとはまたちがった「居心地の良さ」の話になって楽しいです（笑）
考え過ぎなのか、考え足らずなのか分かりませんが（笑）

本当は高めつつ駄目なところをつぶしつつ両立していければいいんですけど、どちらかというと、比重で言うとつぶしていく方が好きというか、やってて性に合うというか。

俺がそうで、他のスタッフもそれぞれちがうと思うんで。全員がつぶしていくんだと良くないと思うんですけど、誰かが高めてくれたり、僕がサポートに回ったりして初めて良くなっていくんだと思うんですよね。

－もうひとつ企業理念としてある「持続可能なこと」、これって難しいと思うんですけど、「こあら」で働く上で意識してやってることありますか？
すごい当たり前のことだけですかね。大きな声であいさつをする、とか。

コロナ禍でお酒が出せないと活気が減るんですよね、どうしても。僕も気にしてたはずなのにいつの間にか忘れちゃうというか、気付いたら小洒落たお店のように控えめな声になっちゃって。活気のある居酒屋さんを見ると、やっぱり居酒屋ってこうだよなって思って。

持続可能なことってたぶんそういうことからなんだろうなと思って、なにかしらサボっちゃうと失うものが出てきてそれが普通になっちゃうというか。だから挨拶やら掃除やら当たり前のことを続けています。

ランチなんかも持続可能かどうかで見てる部分多いですね。ランチメニューもなるべく飽きさせないようにはするけど、その日限定で安かったりサービスしたりっていうのはしないようにしてます。

新しく持続可能なことを増やすというよりかは、今までできていなかったことを持続できるようにしていくって感じですね。

どりかむは、おもろい。

－話は戻ってしまうんですけど、2cmさんのことについて教えてください。どりかむ入社前から飲食をやってたんですか？
全くやってないです。

「まら」と「こあら」の最初の方でキッチンやってましたけど、いまはホール中心で、年数的にもキッチンの方が短いですね。でも、おかげさまで料理好きになりましたけどね。

－すごいですね、未経験からキッチンもホールも。よく続けてこれましたね。
会社とお客様のおかげです。それこそ周りがみんな優しかったですね。

人と喋ることも得意じゃなかったし、料理も手荒れしちゃうタイプなのでそもそも苦手意識強かったですし、不器用と言うか要領も良くないし、向いてない要素ばっかりが先に挙がってくるんで。でも、長く続けるとおもろいことあるんですよね。

それこそ「どりかむ、おもろそうだわ」と思って入社するために上京して、そこからスタートだったんですけど。

－飲食未経験の状態でどりかむに入社するために上京したんですね！すごいですね。続けるコツってなんですか？
あくまで就職として知らない土地に移り住んだときって、ホームシックじゃないけど周りとの関係性で挫ける人っていると思うんですよ。でも、どりかむ入ってから僕、一回もないんですよ、それが。会社の人も仲いいですし、お客さんで仲良くなった人もいるし、ふらふら楽しめてるからですかね（笑）

もちろん上司というか上の人たちへの礼儀もありますけど、それ以上に、お店終わった後も一緒に飲んでなんでもない話しをして、前は毎日飲み会してたんですよ（笑）

もともと自分から話しかけるのは得意じゃないんですけど、みんなかまってくれたし。そこで仲良くなったから仕事中もわからないことをパッと聞きやすくなったり仕事しやすくなったんですよ。

－とはいえ、続けるコツは楽しむこと！とは言わなそうですよね（笑）
ああ、もう絶対言わないです（笑）そんな「楽しめない奴が悪い」みたいな暴力的なこと言わないです（笑）楽しくない時も全然ありますよ。

それこそ、「まら」の副店長に田島って奴がいるんですけど、あいつの存在もデカいですね。

田島は飲食をずっとやってて、ごはんにあわせて酒を飲むのが好きで。田島と一緒に飯食いに行くようになって「日本酒と飯合わせるのこんなうまいんだ、おもろいな」って知って。

ほかにも色々な人が同じように教えてくれてたんですけど、当時はいっぱいいっぱいで余裕がなくて、ある程度年月経ったタイミングでもあって、楽しめるようになって。みんなにお世話になってるんですけど、近しい年齢でいうと田島のおかげで飲食業界に興味を持てたっていうのはありますね。

－YouTube見て勝手に想像してた2cmさんの印象は、未経験でも柔軟に取り組むタイプかと思っていました。
柔軟ではないです、間違いなく。頑固寄りの不器用ですね。

柔軟は思考の切り替えができたり器用な人だと思うんですよね。僕はあんまりできないですね、囚われちゃうと言うか。だから喰らうときは喰らいますね。

だから色々なお店を転々として、2～3年前までは大変だなと思ってたんですけど、年齢重ねたり年月経ってくると、きっと周りの方が大変だったんだろうなって思いますね。教えてくれた人たちは、俺を教えるの嫌だっただろうな、と（笑）

－意外でした！
意外に思われるくらいには成長できたのかもしれません。きっと入社直後の俺を見たら「ですよね」って思ってたと思います（笑）

自分のことをマイペースだなって思うこともあるんですけど、言葉に置き換えるとどちらかというとズボラなんだと思います（笑）

マイペースって芯があるというか俺はこうなんだって示したうえでどう立ち向かうか、だと思うんですけど、俺は示してるものもないしズボラ感が強いんだと思います、自己分析でいうと。

－今後やりたいことありますか？
「こあら」でいうと、周年記念が2回できてないんでそれはちょっとやりたいなと思います。

どりかむ内で言うとなんだろうな。「こあら」は好きなんで「こあら」にいたいですけど、たぶん、どこいってもどりかむは感じられるから何してもいいかなと思ってます（笑）

自分のなかのブレーキポイントは作っておいて、あとは流されてみると割とおもろいことが待ってたりします。

－今後も「どりかむ」を楽しんで行くんですね。今日は今までのことからこれからのことまで、たっぷりとお話いただきありがとうございました！

－－編集後記－－
実際にお話してみると、日向で率先してリーダーシップとを取るというよりも、どちらかというと一歩、二歩下がって堅実にマイナスをつぶし、派手ではないけれども着実に心地よいプラスを生み出していく、そんな真面目な人柄を感じました。初めて来店したのに感じ取ることができた「こあら」の居心地の良さは、「こあら」とどりかむが好きという2cmさんの真っ直ぐな気持ちがもたらす空気なんだろうと思います。お近くにお住まいの方はもちろん、心地よく放っておいてくれる考えことにぴったりな飲食店をお探しの方は是非一度「こあら」に遊びに来てみてください◎

＜取材・文・撮影 みやの＞

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