今回の講義は、まず、「卒研ならびに今後の人生に対する心構えについて」であった。大学4年から修士にかけて、学ぶことは、研究の仕方であり、専門を作ることである。

研究とは、未だ答えの分からないことに対して、その答えを見出すこと、また、そのための努力をすることである。そのためには、計画性、積極性、責任感が必要である。

研究の流れは、特に、目的・テーマの理解と「なぜその結果になったのか」考察し、新たなアイデアを出すことにつなげるということが大切であるということである。

次に、人生に対する哲学を持つことが必要であるということである。「どう生きるべきか、どうしたら幸せになるか」というテーマで、「幸せな人生には、幸せな時と苦しい時の二つが必要でメリハリをつけた生活が必要である。」ということである。

次に、この研究室で行なわれている研究は、高速にRGBを入れ替えること(時分割カラー表示)を用いる省エネ液晶ディスプレイの開発、レーザープロジェクター液晶分子の開発、3D映像プロジェクター液晶分子の開発、そして、DNA等の生体分子添加液晶の研究であった。

また、来年度から、有機半導体に関する研究も行なう可能性があるということである。

今回の講義を聴いて、まず、メリハリをうまくつけることは重要なことであると思った。だが、研究においてダラダラとやるというのは、一体、どんなケースなのだろうか。

そもそも、在籍している時間から就活や院試など次のステップのつなぎのために費やす時間を差し引いた残りである貴重な時間の中でそうなる輩がいるのか、そこがよく分からなかった。

研究に関して、興味を持ったのは、「DNA等の生体分子添加液晶の研究」と来年度から行われるであろう「有機半導体に関する研究」である。まず、「DNA等の生体分子添加液晶の研究」については、Blue層が3D構造を持ち、ネズミの歯などの生体構造と類似しているというところに興味を持った。

実は、あの構造については、3D-C/C(炭素繊維)に関しても言えるからである。いくつかことから、映像で見た構造は、安定性が高いのではないかと推定される。生体の構造が液晶と一致するかは分からないが、何やら共通性があるように思える。そこが面白いと思った。

次に「有機半導体に関する研究」については、どのような計画で研究を開始するつもりなのか、そこの部分に興味がある。

また、デバイスにする際にいかに形状変化を抑えるのかその部分を考えるのが面白そうだなと思った。

という内容のことを書いた。

さてと・・・メリハリはいいんだが・・・現実的にあそこは、一体どうしたものか・・・。

「どう生きるべきか、どうしたら幸せになるか」ということについては、正直、これはその当時の社会的なものも絡むので難しいだろう。

「幸せな人生には、幸せな時と苦しい時の二つが必要でメリハリをつけた生活が必要である。」ということらしいが、実際問題・・・メリハリがつかないのは、なぜか?ということを考えることが必要かもしれない。

とりあえず、「大義」が必要かもしれない。

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