マインドフルに歩く

マインドフルネスのプラクティスは自分への人体実験と考えています。
好奇心を持って、プラクティスを行うごとに、新たな自分を発見することがあります。
プラクティスには瞑想、ヨガ、ボディスキャン、沈黙リトリートなどあるけど、いきなり始めるとハードルが高く感じるかもしれない。
だけど、日々の中でできることもあるので、私がプラクティスを始めたころを思い出しながら日常生活でできるマインドフルネスを書かせてください。


マインドフルネスとは

マインドフルネスの定義

マインドフルネスを現代医学に導入した先駆者として知られるマサチューセッツ大学医学大学院教授・同大マインドフルネスセンターの創設所長のジョン・カバット・ジン(Jon Kabat-Zinn)によるマインドフルネスの定義は、

過去や未来ではなく、今、この瞬間に評価にとらわれず(non-judgmental)意識を向けること。

目に見えるもの、身体の感覚、呼吸、音、香り、自分の思考・感情を良い悪いという決めつけをせず、ありのまま注意を向けること。今、この瞬間をあるがままに受け入れていく(受容する)訓練。心の筋肉トレーニングである。受け入れていくことにより、思考の散乱を落ち着かせることにも繋がる。

今、この瞬間を意識するとどうなるか

今、この瞬間をあるがままに受け入れていくと、
以下の自分のことが分かってくる。

1.これは私、めっちゃ嬉しいわぁ(分かりやすく言うと、喜と楽)
2.これは私、めっちゃ不快やわぁ(分かりやすく言うと、哀と怒と憎)

この1. 2.を感じた時、身体の反応はどうなっているか、など、自己探求はまだまだ深く行え、ストレスだと感じる事象を知ることもできる。

座学で行う勉強と違って、自分の意識一つで「今、マインドフルに行動をしてみよう」と、行うことができる。

マインドフルに歩く


日常生活の中でできるマインドフルネス。その中でも歩く瞑想は、日常に取り入れやすい。

『瞑想』とつくと構えてしまうかもしれないけど、例えば自宅から最寄り駅までの間、自宅からスーパーマーケットまでの間、ランチ休憩中になど、例え5分10分という短い時間でも『一人』で移動するときにマインドフルに歩いてみる。

マインドフルに歩くとは:
地面と接する足の感覚、脚の動き
腕や手の動き

目に見えるモノ 
聞こえる音

これらに意識を向ける。
さあ右脚を前に出すぞ、と自分で決めて右脚を動かして歩いてみる。
顔に当たる風の感覚を丁寧に意識する。とか。五感を使って歩いてみる。


歩いている時に、
試しに口角を上げてみたらどう感じるか。
手を後ろで組んで歩くとどう感じるか。

色々一人で試してみる。

例えいつも通ってる道であっても、
目に見えるモノは色とりどりの景色になるかもしれない。

普段の生活圏での歩く瞑想だと、
欲しい車が横切ったかもしれない。
(ほしいなぁ~と思うかも。思ってOK。欲しいと思う自分を見つめる)
横断に困っている人がいるかもしれない。
(サポートを提供できるかもしれない)

小さくても何かに気づくことが増えていく。
一回行ったところで、目に見える変化は正直ないと思う。
だけど、この繰り返しはきっと視野を広げる助けになり、自分を取り巻くものに感謝の心も持つようになると思う。











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