自分を満たすものを意識して感じる (食について)

美味しいものを食べてゆっくり過ごしてください、という言葉を聞くことがちらほらある気がする。
美味しいものは心を満たす、とは言われている。

この美味しいものを味わうにも、自分の心が彷徨っていれば、美味しいことはそっちのけで、心の彷徨い具合にコントロールされている、ような気がしている。つまり、せっかくの美味しいものを100%堪能できず、一瞬は「あぁ、美味しいなぁ」と思っても、心の彷徨う方に引っ張られる、ような気がしている。

年明け初週、私の心は彷徨い続けていた。
2024年から2025年になったからといって、幸い9連休であったので体力的疲労は取れてはいたが、私の昨年の状況が大きく変わる訳でもなく、「日常だな」という感じの初週を終えての3連休。

さて、2025年頭から彷徨っているぞ、と思った私はこの彷徨い具合に少しでも対応した方が良いな、と感じ、三連休初日、リピートしているお気に入りのベーカリーに「いつも」のサンドを買いに向かった。営業時間と立地で私にとってふらっと買いに行けるお店ではないけど、また食べたいと思うお店。

マインドフルに行動をしていて本当に良いなと思うことは、自分が心地よく感じるか、不快と感じるかを体感で知ることができること。自分が心地よく感じることに意識を向けようと決めた。


そのお店の生ハムとルッコラのサンド
「いつも」買うやつ

観察し、香りを楽しんで少しかじる。噛まれて小さくなるパンとプロシュートとルッコラのかすかな味が混ざり合う。大きめの一口でも食べてみる。味わいはどう変わるだろうか?このパンを焼いてくれた人。具材を育て納品してくれた人、販売してくれた人。たくさんの人や動植物が関わり、私が頂けることになる。
「ながら」ランチだと考えることもない。
多くの人にありがたい気持ちを持ち、また食すことができる自分の身体にもありがたく思いつつ、食事する。そんな時間をたまにもつと、自分をフラットな位置に置ける気がしている。

番外: 「いつもの」から真新しい経験というエッセンスを加える。これもまた新たな発見になる。

「いつもの」甘い系のパンをやめ
初めてのこのカスタードパイにした。
あまりに美味しく、翌週また買いに行った笑


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