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私の海外出産ものがたり。 Part 29 スパルタ ブレストミルク

依然、我が子はおっぱいを吸っても
すぐ寝てしまって、
なかなか大きくならない。

生まれたときは3400グラムあった体重も、
2500グラムくらいまで減ってしまった。

このままではお乳は出なくなるし、
赤ちゃんも危険。

ロクサーヌは心配し、
電動の搾乳機で、
毎日2時間毎にポンプするようにと。

私は依然フラフラな状態が続き、
顔色は白いまま。

この時は、この2時間毎の搾乳が、
スパルタのように感じたが、
のちに本当にありがたいことだったと
心から感謝することになる。

こんな状況でも、私たちは、
絶対大丈夫と信じていた。

彼のタイミングにきっとしっかり飲み始める。

私たち家族は、信じていた。
自分たちの感覚を信じていたし、
赤ちゃんを信じていた。

人にも人生にもタイミングというのがあり、
焦りや不安から無理矢理、
事を動かそうとしたところでうまくいかない、
そんな風に感じながら生きていた私たち。

常識を重んじる人たちからは、
軽蔑されることもあったけど、
私たちは自分たちの感覚を大切に生きることを
やめなかった。

それが人が人生を生きるのに
本当に大切なことだと気付いてしまったから。

そう.....
宇宙の観点から地球に生きる意味を、
考えたとき、

常識などは人間の創った小さな枠にしか
過ぎないのかもしれない....。

アイスブルー


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