排卵誘発するクスリ

『子どもができない原因さがし』が
はじまってしまった

この状況がスゴくスゴくイヤだった

医師の指示にシブシブしたがって
とうとう私が検査する番になった

じつはこうなる少しまえ

ファミリードクターに相談していて、排卵をふやす薬を処方されていた

『子どもをなかなか授からない』

となると検査だ薬だ治療だ
女性側の体の負担が大きくなることは始まるまえから想像がついた

そのことにもすごくムカついていた

なんで『妊娠』ってなると
女ばっかりイヤな思いをしなきゃいけないんだろう

でも2年も『妊娠』という結果をだしてない妻としては

『薬とか検査で体いじられたり痛い思いするのイヤだなぁ』とは言いだせなかった

だから心の中で
『何で私ばっかり！』

『なんで女ばっかり
イヤな目にあわなきゃいけないんだろう！』

腹わた煮えくりかえりながら排卵の薬をのんでいた

ホルモンに作用する強い薬を
周期をはかって一定期間つづけて服用しないといけない

とうじホテルのフロントで働いていた私は
薬の副作用で毎日めまいはするし
すごく気持ちわるくなるので大変だった

仕事を休んで妊活する人がいるけど
あれは完全に正しい

あくまで私個人の感想だけど
不妊治療は女性が『仕事しながら』
ラクにできるようなもんじゃない

検査の痛みホルモンへの影響
周期を計って薬や注射をうけることもおおく

女性にそうとうな負担がかかりえることを
ご夫婦両方わかったうえで始めてもらいたい

わたしにはこの薬は全くあわず
『妊娠しないから服用させられてる』感しかなかった

とにかく気持ち悪くなるので
毎回イライラしながら飲んでたけど

2年も結果だしてない分際で
夫にも医師にも『飲みたくない』とは言えなかった