小説家チャレンジ37日目〜不妊からの脱出〜
朝6時に目がさめた。
土曜日だから、子どもたちを学校におくって行かなくていい。
寝ているあいだに、雪がしんしんとふりつもってまたいちめんの銀世界にもどる。
-12℃
ひとり静かに物を書くじかんを与えられて
「何を書きたい?」
過去のこと、JJのこと、カナダでの生活、不妊、
夫のおいしい料理。。
せっかくのチャンスなのに、ピンとこない。
「じゃあ何をしたい?」
即答で「かがやきたい!」
わたしはかがやきたいのか。
じゃあ今は輝いてないと思ってるのかな。
どんな自分なら輝いてる?
「夢に向かって、やみくもに走っているとき」
「99%の不可能より、1%の可能、世の中の常識より、自分の新しい常識を作ろうと、つき進んでいるとき」
あれ?それ不妊で10年くさってたあと、やったことじゃん。
うつと家の権利の訴訟でボロボロになったあと、38才で人工授精の費用もないのに、まだ子どもをあきらめられなかったとき
「どんな手を使っても、何をやっても私は子どもを迎えに行こう」
って、力強く自分の「ほしいんだ」を心の深いところで決意したじゃん。
「38才にもなって今さら無理だよ。妊娠の確率は35才すぎるとガタンと落ちるんだよ」
そんな「これまでの常識」を無視して、可能性を探して霊能のある人にみてもらい、受けとったアドバイスどおり、10年ぶりにジムにもどって筋トレ始めたよね。
「赤ちゃんほしい」って言って、じっさい赤ちゃんできたら寝る部屋ないじゃん、と気がついて、急に物置になってたスペース片づけたよね。
まいにち心の中で赤ちゃんに「ウチにきたらこんなにいいことあるよ、こんな楽しいことしようね」って話しかけて、家に来てもらうアピールしてた。
ジムで筋トレがキツいときは「赤ちゃん、赤ちゃんのため!」と心の中でかけ声をかけてた。
ぜんぶ狂気の沙汰だったけど、あの時わたしはかがやいてた。
わたしの人生
「今さらそんなのムリだよ」
「この年で夢なんかあきらめたほうがいい」
「今までにそんな例はありません(お前、いい歳して頭おかしいで)」
って専門家、まわりから全否定されて
「ちくしょう!」
「今に見てろよ、オレはぜったいやってやるからな!」
「オレが常識をぶちやぶってやる!」
で、人に言うとアタマおかしい、と思われるから
1人でモクモクと行動し続ける、動き続ける、孤独に自分を信頼しつづける、それで40才で自然妊娠
その4年後に、不妊治療専門の女医に「ぜったいムリ」って言われたあと、また狂気のチャレンジして奇跡的に妊娠できた。
わたし、やってきたじゃん。
現実かえてきたじゃん
ほしい未来をつくったじゃん
タラちゃんとJJ、天使みたいにかわいい息子と夫と4人で暮らしてる
こんな現実、じぶんに来ると思った?
思えなかったからうつになったんだよね?
だけど私さえ「自分を信じたら」不妊業界では
ぜったいにムリ、といわれる年齢の壁をのりこえ
それまでの医学常識をブチ壊したじゃん!
お前は不可能といわれると、可能にチャレンジしたくなる
現実に否定されると、「信じる」力で未来を変える
こんな現実イヤだ、もっと幸せになりたい
海外で生活する夢もかなった、シェフの夫と結婚できた、時間かかったけどかわいい息子に、2人も恵まれた。
だけど神様、やっぱり私はもっとほしい
マイナスを脱却して、安心して生活できるようになりたい
JJがひとり立ちできるようになってほしい
作家として物を書いていきたい
わたしみたいに現実に押しつぶされてつらい思いをしている人のインスピレーションになりたい
アーティストとして美しいものを生み出していきたい。
「もうすぐ50才で今さらそんなのムリだよ」
「この年齢でそんなの成功させた人いないよ」
「今から夢を追うって、何いってるの」
ここからまた私のチャレンジがはじまる。
また常識をブチ壊しにいこう
私の人生は、破壊と創造の連続
のぞまない現実ならブチ壊せ
自分の手でほしい未来をつかみとれ
お前ならできる。