空港は色々な業種の方がいて成り立っている
私は、とある地方空港にてお仕事をしています。年齢は30代半ばの男です。そんな私の自己紹介記事以外の一発目の記事でございます。
タイトルをみて、そんなことはどんな仕事でも当たり前だろう!と思う人は多いかもしれませんが、それでもやっぱり、書かずにはいられません。 旅客を『安全』に目的地へと輸送するために様々な業種の方がいらっしゃいます。簡単な説明と、私の目線から書いていきたいと思います。あくまで、地方空港ですから、主要空港とは若干、異なるかもしれませんがご了承くださいませ。
1.パイロット
これは言わずもがなです。旅客を目的地まで『安全』に送り届ける方たちです。簡単に言ってしまうと失礼かもしれませんが、私から見るとエリートです。勉学に優れていることはもちろんのこと、長時間フライトにも耐える精神力、体力は必要です。というか、航空法に定められています。パイロットの飲酒に関するニュースはよく聞きますが、それはそれ、これはこれ。
2.客室乗務員(キャビンアテンダント)
機内において、乗客の旅の空を快適なものにするため奮闘される方たちです。長時間フライトの場合は、とても体力が必要だと思われます。
コロナ始まる少し前くらいから、男性も少しずつですが、お見掛けするようになりましたね。海外はもっと多いのかな?
緊急事態の場合は、乗客の安全を確保するため命を懸けて業務にあたっています。三が日にあった出来事は忘れることはないでしょう。
3.航空管制官
レーダーや無線機等を用いて、管制塔からパイロットに向けて航空機を『安全』に飛行できるよう情報や支持を送っています。離着陸の許可や方法などを共有しています。三が日にあった出来事でご存じの方も多いことでしょう。管制塔から景色を眺めてみたいもんです。
4.グランドハンドリング(グランドスタッフ含む)
旅客が一番接することが多いのは、グランドハンドリングをされている方ではないでしょうか?空港に着いたらまずはチェックインをして手荷物を預けたりされますよね。
私がよく目にするのは、チェックインギリギリに来る人や、保安検査をギリギリにならないと受けない人がいて、大声をあげているグランドスタッフさんをお見掛けいたします。本当に大変そうです…
他にも、飛行機を目的地の場所へ誘導したり、積み荷(旅客に荷物であったり、貨物)を出し入れします。雨の日も風の日も雪の日も…とても過酷です。受託手荷物が壊れた!ということはありますが、わざとではないです、日本では。海外はまあ、荷物の扱いが乱暴なところもありますよね・・・(笑)
5.航空整備士
飛行機のメンテナンスをされている方です。点検、整備、修理などをされています。ねじ1本でさえ、旅客の『安全』に関わってきますので、一大事です。神経を使う大変なお仕事です。。。
6.税関・出入国管理・検疫
CIQのことですね。Customs(税関)、Immigration(出入国管理)、Quarantine(検疫)の頭文字をとったものです。国が管理しています。
プライベートでは、私は海外旅行は数回しか経験がなく、税金が絡むようなお土産などは購入したことがありませんので、あまり税関とは関わったことはありませんね。植物や肉製品、動物、お薬なども無いので、検疫も分かりません。入国や出国の際に関わるだけですね。海外旅行は、少しずつImmigration(出入国管理)がデジタル化になりつつあって、スタンプを押してもらえません・・・。悲しいです。
仕事では、たま~に関りがあると、向こうは国のお仕事で仕方ないかもしれませんが、立場を利用しているのか、傲慢な方も多いと感じてしまいます。申し訳ないですが・・・。
7.空港警備
警備員さんです。朝から晩までいらっしゃいます。24時間空港ではなくても、誰かしら、いらっしゃいます。ただ見ているだけだろ?と思っていませんか?全然そんなことはありません。
少ない人数で空港内を見て回ったり、空港によっては滑走路パトロールなどもあるかと思います。日中帯であれば、旅客の誘導もされる場合もあるでしょうし、夜はターミナル内で工事等があった場合は、立ち会ったりもするのではないでしょうか。不審点や気になるところがあった場合は空港運営会社等に報告されているでしょうし、一番空港施設を知っているかもしれませんね。
8.清掃
空港が奇麗に保たれているのは清掃会社さんのおかげです。
様々な人たちが出入りしますから、床のお掃除は念入りにされていることでしょう。でも、空港だけではなくて、機内の清掃もされています。時間との勝負ですから、少しでも遅れてしまうと飛行機の場合、遅延扱いとなる場合もあります。清掃会社さんは無くてはならない会社さんです。色々な空港をみて思ったことは、空港内の設備機器やIT機器などはちゃんと見てみると汚いかもしれません・・・。勝手に触って機器が動かなくなったら、それはそれで問題だから、清掃会社さんには触らせていないのでしょうかね?
9.テナント(売店やお食事処など)
空港内を盛り上げるための一役買っています。
説明するほどでもないとは思いますが、テナントさんたちがいなければ空港はずいぶんと殺風景で寂しいものになるでしょう。
空港で働く人たちも利用されます。ただ、お食事については、繁忙期で旅客がたくさんいらっしゃったときは、コンビニやお弁当等にしたほうがいいのでは?と個人的に思います。それで旅客がお食事できなかったら意味もありませんし、テナントさんの売り上げにも関わってきます。
おそらくですが、どこの空港も、空港スタッフなら10%引きなどはやっているでしょうから。空港までの輸送費、人件費がありますから、繁忙期くらいは空港価格でお食事をされる旅客に譲りましょう・・・(笑)
売店は、テナントさんが出されているお店と、空港運営会社の直営店がありますね!
10.空港運営会社(管理会社)
仙台空港を皮切りに地方空港がどんどんと民営化しつつあります。
空港運営会社は何をしているのかと言うと、空港に関わるあれこれをすべて管理しています。といってもさっぱり分かりませんね。
空港ターミナルの施設管理や、テナントとは異なる直営店で売店などを行っていたり、インフォメーション等の業務も関係してきます。場所によっては航空会社さんが管理していますが、フライトインフォメーション表示器(便情報一覧が表示されているディスプレイ等)なども、航空会社ではなく空港運営会社が行っています。勝手なイメージですが、花形は、航空営業でしょうか。対航空会社とのやりとりや、空港の誘致活動も行っています(特に、海外の航空会社さんと)国内はどうしても、航空会社が主導権を握っているように見えます…!
ほかにも、空港は公共施設であり、県や市と密接な関りがあります。特に、騒音苦情の問い合わせなどはあるでしょう。実際、飛行機の音ってうるさいですしね・・・。
11.その他
色々ありますが、消防関係の方たちもいらっしゃいます。
航空機が万が一、火災等にあってしまったらすぐに突入しなければなりません。何度も申し上げますが、三が日のことを思い出していただければと思います。
あと、警察もいます。主要空港では警察『署』がありますね。地方空港では派出所でしょうか。稀にですが、逮捕されている方をお見掛けします。あとは、麻薬関係や密輸などでも手錠されている方を見かける場合があります。もちろん、旅客導線上は通りませんが。
あとは、なんでしょうか。。。細かいところでいったら、銀行や郵便局なども主要空港にはありますね。
あと、どこに書けばいいかわかりませんでしたが、航空機を飛ばすための燃料をあれこれして頂いている方々もいらっしゃいます。今はちょっと、高騰してて辛いですね。戦争、早く終わってほしいです。
以上でございます。
思いつく限り、書いてみました(笑)
忘れているところももしかしたらあるかもしれませんが、そんなところでございます。
空港には、色々な業種の方がいて成り立っていて、飛行機が飛んでいるんだと思っていただけると助かります。
ありがとうございました。