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母のこと

こんにちは。昨日調子に乗って新しい春服を買って、ご機嫌な中記事を書きます。今の状況でお出かけなんてほぼ出来ないのに😑セールだったし、気分転換大事だし...と言い訳しながら買いました。可愛い洋服売ってるのが悪いのよ...と自分に甘々で生きています。


今回から母のことも書いていきたいと思います。過保護・過干渉タイプだった私の母。私は一人暮らしをしてからも未だに母との関係に悩んでいます。そのため、暗い記事が多くなってしまうと思いますが、なるべく重くなりすぎないよう工夫していこうと思いますので、読んで頂けたら嬉しいです。

幼稚園の頃の私と母

私が幼稚園の頃は弟の障害が分かってすぐで、生活は弟中心に回っていました。弟の児童発達支援事業所(障害のある子のための通園施設、療育専門の幼稚園みたいな感じです)の送り迎えに合わせ、幼稚園の延長保育に通っていたり、遠くの療育センターに弟が行く時は居宅介護支援を行っている事業所の人とお留守番をしていたり、食事やお風呂の時間も弟に合わせていたり、子どもながらに家庭の中心が弟であることは感じていたと思います。

余談ではありますが、実はこの時の私はまだ弟の障害についてよく分かっていませんでした。幼稚園のお友達との違いを感じていてもおかしくなかったと思うのですが...弟に「ご病気」があること、周りのお友達と少し違うことが分かってきたのは、小学校低〜中学年の頃だったと思います。この頃から図太かったんでしょうね。

障害について何も分からなかっため、母はどうして自分と弟に対する接し方が違うのか、不安を感じることが多かったことを覚えています。
弟は1人で着替えができただけで褒められてるのに、私は「当たり前でしょ」と言われる。弟に叱る時はいつも一言なのに私の時は長い時間ずっと怒ってる。日常の中の些細な対応の違いから、私は母に対して試すような問いかけをすることが多くありました。

「私とでぃーちゃんどっちが好き?」
「私のこと好き?」
「私っていい子?偉い?」
今ならかまってちゃんタイプの彼女かよ面倒くさと思いますが、当時は必死だったのです。

その時の母の返答は
「あいりもでぃーちゃんも大事だから比べられない」
「そんなこと言わなくても分かるでしょ」
「うんうんいい子いい子」
でした。ちなみに寂しさを感じてはいましたが、弟のことも大好きだったので、「もちろんあいりの方が大事よー」と言われていたらそれはそれでもやもやしたと思います。我ながら面倒くさい女です。

それでもこの頃は父もまだ穏やかで優しく、家庭も安定していたので平和に暮らしていました。寂しさを感じていても、幼稚園の先生も居宅介護に来てくれてた人も、周りにいる大人がみんな優しくしてくれました。

就学前のこの時期は「ヒューマンスキル」と呼ばれる、人間関係の基礎が身につく大切な時期だそうです。(大学で学んだ知識をひけらかしてくスタイル)自信や自己肯定感を育むこと、他者との関わりの中で「自分は愛されている」と感じること、そのような経験を積み重ねていくことで、その後の人生は大きく変わります。私もこの時期に優しい大人の方に出会えたことで、今まで表面上は大きな問題なく過ごして来れたのだと思います。この出会いがなかったら、私は15の夜に盗んだバイクで走り出してたかもしれないし、「うっせぇわ!」って喧嘩売りながらそこら辺練り歩いてたかもしれません。どっちの歌もそんな知らないけど引用してしまいましたが、つまりそういうことです。(著作権大丈夫かな...)

まとめると、この頃の母はどちらかと言うと私に対しては放任育児でした。ちゃんと生活のお世話もしてくれていたし、愛してもくれていたと思います。ただ、突然分かった弟の障害を受け止めきることが出来ず、てんやわんやな状態だったので、細かい部分では私にまで手が回ってなかったのだと思います。今まで障害と全く関わってこなかった人が、いきなり息子に障害があることが分かって、すんなり受け入れられる訳がありません。
その様な影響もあり、私は少しの寂しさを感じながらも、自由に過ごしていました。この時期が1番家庭的には恵まれていたと思います。

ちなみにこの頃の父は会社で偉い立場だったらしく、朝早く帰り遅くの生活だったため、私の中では「忙しい人」のイメージでした。大人って大変だなぁ...みたいな。幼稚園児に心配される大人って凄いですね。社畜だったのかしら。
ただ、休日には沢山私と弟と遊んでくれ、写真を見る限り子ども達の行事にもよく来てくれていたようです。加えて弟に多くの刺激を与えた方が良いだろうとよく外出にも連れ出してくれていたようです。父親が育児をするイメージが今よりなかった時代だと考えても、とても良い父親だったと思います。

今回は幼稚園時代の私と母について書いてみました。母のことというタイトルなのに、他の家族の出現率高くてタイトル詐欺みたいになってますね。ごめんなさい。

ここまで見てくださってありがとうございました😊

おまけ

偏食が酷すぎて、夏休みの課題にメロンパン禁止令を出されたこの頃のでぃーちゃん。
メロンパンとポテトしか食べれなかったみたいです。母は療育大変だっただろうなぁと思いながらも、この連絡帳を見る度にパンチの強さに笑えます。

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