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はじめまして、エア寺です。
エア寺は、仏教をまじめに知りたい、仏教を人生に取り入れてみたいと思い立った方に24時間門戸を開いているオンライン寺院です。
はじめてのnoteでは、自己紹介を兼ねて活動で大切にしていることを書かせていただきます。これから、どうぞよろしくお願いいたします。
お坊さんとサンガ
エア寺メンバーは、「お坊さん」と「サンガの人々」で構成されています。
サンガ(僧伽[そうぎゃ])とは、「集まり / 集団」の意味を持つサンスクリット語、Saṃgha[サンガ]またはパーリ語Saṇgha[サンガ]」の音写語です。京都パープルサンガの名前の由来の一部でもあるので、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ここでのサンガは「修行をする人・学ぶ人が集まる場所」という、ざっくりとしたイメージを持っておいていただければよいと思います。
エア寺のサンガの人々は僧侶だけではありません。複数名がかかわり、「エア寺というオンライン寺院」の境内の掃除をしたり、コミュニケーションを担当したり、参拝者を受け入れたり、自らの気付きを実践してメンバーに共有しています。
エア寺はなぜ活動をしているか
エア寺は、いくつかの疑問や課題から生まれました。
「お寺に人が集まらなくなり、維持管理に困るお坊さんがいる」
「お寺を維持管理ができなければ仏教は廃れるのか」
「どのようにしたら、活かせるだろうか」
「オンライン上でも手を合わせれば、そこはお寺といえるのではないか?」
さまざまな解決法があると思います。実際、有意義な活動で課題解決をされている僧侶や団体が多く存在するのも、知っています。
まずは本日は、エア寺の考える「仏教」について、多様性と知識というキーワードからお話しさせてください。
シンプルで持続可能な活動を
仏教の特長のひとつに「多様性」があります。
仏教が、気候も文化も違う土地でさまざまなかたちで定着したこと。そして経典をはじめ寺院建築や壁画、仏像などの無数のコンテンツを生み出す下地を持っていたことなどからも、その多様性がうかがえます。
ただしゴータマ・シッダルタというひとりの人間が到達した仏教の教えは、決して多様でも複雑でもありません。すでに存在する世の中の真理と、すべての人に共通する生のことわりについて語られているだけです。
ビジネス風にいえば、「ミッションはとことんシンプルな方が、事業が進みやすくスケールしやすい」ということです。
「仏教の教えはシンプル。だからこそ多様性が生まれ、2500年も続いてきた」という事実は、すごいことではないでしょうか。これまた今風にいうと、サステイナブルな活動の極みです。
その仏教を、持続可能な状態のまま、しかし現代にフィットするようなかたちで未来につなげていきたい。エア寺は、そのような想いで活動を行っています。ちなみにエア寺では多様性のことを「濃淡・奥行きのある活動」と表現しています。
まっすぐ仏教に向き合ってもらうために
次は「知識」についてです。
一般の方に「仏教はむずかしい」と思われているのであれば、それは仏教界の課題でしょう。特に日本に定着している大乗仏教は、そもそも経典など読めない一般の人々を救うために生まれています。そのノウハウを2500年も積み重ねてきたわけですから、21世紀に生きる私たちは、もっともっとブッダの教えを上手に人生に浸透させられるはずではないでしょうか。
だからエア寺は、本当の意味で「仏教を学びたい」と考える方にその機会を提供していきます。参加ハードルを下げることは必要ですが、本気の学びに対して、本質を噛み砕きすぎないよう心がけています。
いまの社会には、仏教の敷居を下げるためのサブカル的コンテンツやさまざまなイベントがあります。しかしそれらは「多様性」の範疇に入るものであり、「知識」が欲しい方にはまっすぐ仏教に向き合っていただきたい。エア寺はそう考えています。
ちなみに知識と混同される仏教用語に「智恵」があります。知識は情報でしかありません。得た知識をどう活かすかはその方の智恵にかかっています。エア寺では、知識を学んだ先にある「智恵の体得」にもアプローチできる場づくりを目指しています。
エア寺の主な活動
現在のエア寺では、主に以下のような活動を行っています。
生活に仏教のエッセンスを取り入れる
「瞑想会」「読書会」
仏教の考えにあらためて触れる
「いまさら仏教」「生死の会」
仏教で何が語られてきたかを本気で知る
「八宗綱要」
その他、時節にあわせたさまざまな学びの機会を企画しています。このnoteでは、活動内容や、どのような方に参加いただけるかを随時お届けしていきます。詳細はエア寺の公式サイトからご覧ください。
Twitterでも告知や活動報告を行っています。
https://twitter.com/airderajapan
皆さんの毎日に、小さな気付きが訪れますように。
ぜひ、ご一緒に。