セブ島ガイド&楽しみ方6選
はじめに
近年、人気の旅先&留学先として有名なセブ島。著者の実体験も含め、さまざまな現地の情報を書いています。「セブ島に行ってみたい!」という方や、「ちょっと不安…」という方まで、少しでも参考になれば幸いです。
基本情報
気候
「セブ島って暑い?」とよく聞かれます。じつは著者は東南アジア特有の蒸し暑さが大の苦手です。そのため、暑さが最も心配でした。結論からいうと、日本の夏より快適でした!
8月に行ったので現地は雨季でしたが、ジメジメ感は思ったより少なく気温も30度を少し超えるくらいでした。スコールが多く、朝からどしゃ降りということもありますが、すぐにやむことが多いです。
日かげや風通しがいい場所は涼しくて、個人的にはハワイのように思えました。さすがはリゾート地です。海沿いよりも、セブシティの方が少し暑いという印象でした。
著者はボランティア活動で野外にいることが多かったのですが、それでも問題なく過ごせました。もちろん個人差はありますので、熱中症対策はお忘れなく!
交通
公共交通手段はいくつかありますが、電車はありません。バスやタクシーが主な移動手段となるでしょう。タクシーでは詐欺にあうこともあるので注意が必要です。
日本人の多くは、grab(グラブ)という配車アプリを利用しています。事前にアプリをダウンロードしておけば、現地ですぐに車を呼べます。
料金は混雑具合などの状況で異なりますが、事前に料金がわかるので安心。空港にはgrabのブースもあるため、そこでお願いすることも可能です。
クレジットカードを登録しておけば、現金のやりとりも必要ありません。
【注意点】空港では車が多く、依頼したドライバーを探すのに時間がかかることがあります。ドライバーが呼び出した場所に到着すると、電話やチャットで連絡が来ます。自分の居場所を明確に伝え、車種とナンバーを確認してから乗車しましょう。英語が苦手な方はターミナルにいる警備員に助けてもらうのもありでしょうか。
通貨(レート)
通貨はフィリピンペソです。紙幣は、1000、500、200、100、50、20。硬貨は、20、10、5、1を主に使用しました。(レートは2024年9月2日時点で1ペソ=2.59円でした)
電子マネーやクレジットカードを使用できない場所が多いです。空港周辺や大型ショッピングモール、スターバックスコーヒーなどでは、カードを使用できましたが、モールでも一部の店舗ではカード使用不可でした。
言語
現地の人たちはビサヤ語を使用しますが、英語も公用語となっています。商業施設やgrabドライバーには英語が通じることがほとんどです。
日本語の単語を知っている方もいて、フィリピン人は親日という印象でした。英語のアクセントが聞き取りにくいこともありますが、聞き返すと簡単な単語で言い換えてくれたりもします。
日本人観光客が多い場所なので、現地の人たちは、外国人とのコミュニケーションに慣れている印象です。自信を持って英語で話しかけてみると、フレンドリーに対応してくれる方が多かったです!
食事
セブ島には、フィリピンの伝統的な料理から、手軽に楽しめるファストフードまで、さまざまな食事の選択肢があります。旅行中の食事も大きな楽しみの一つ。セブ島で味わえるグルメを一緒に見ていきましょう。
1. フィリピン料理を堪能
レチョン(Lechon): セブ島といえばレチョン、つまり丸焼き豚です。外はパリパリ、中はジューシーな肉汁がたっぷりで、セブの代表的な料理です。地元のレストランや専門店で、新鮮なレチョンをぜひお試しください。
シニガン(Sinigang): 酸味のあるスープが特徴のシニガンは、タマリンドをベースにした伝統的なフィリピンの家庭料理です。豚肉やエビ、野菜がたっぷり入っていて、爽やかな味わいが魅力です。
キニラウ(Kinilaw): フィリピン版のセビーチェとも言えるキニラウは、新鮮な魚を酢でマリネした一品。地元で捕れた魚介類を使っており、海鮮好きにはたまらない料理です。
2. ジョリビーで手軽にフィリピンの味を楽しむ
フィリピン発祥のファストフードチェーンで、セブ島にも数多くの店舗があります。ジョリビーは、フィリピンの国民的ブランドで、独特のメニューが楽しめます。
ヤムバーガー: シンプルで人気のバーガー。柔らかいバンズとジューシーなビーフパティ、オーロラソースのような甘めの特製ソースが絶妙な一品です。
チキンジョイ: サクサクでジューシーなフライドチキン。ジョリビーの看板メニューで、食べ応えがあります。日本人好みの味です。
ジョリスパゲッティ: 甘めのトマトソースにソーセージやチーズがたっぷり。フィリピン風のユニークな味わいが楽しめます。
3. GrabFood(グラブフード)で便利な食事オプション
GrabFood: セブ島では、Grabのフードデリバリーサービスを利用して、地元の人気レストランやファストフードから手軽に食事を注文することができます。Grabアプリを使えば、滞在先のホテルやリゾートに直接届けてもらえるので、外出せずにおいしい料理を楽しむことができます。
豊富な選択肢: フィリピン料理、アジア料理、洋食、そしてジョリビーなどのファストフードまで、多彩なメニューが揃っています。食事の選択肢が多いため、気分に合わせて注文できます。
使いやすいアプリ: Grabアプリは使いやすく、英語にも対応しているので、観光客でも簡単に利用できます。支払いもアプリで完結するため、現金の用意が必要ありません。
4. 屋台でローカルフードを体験
ストリートフード: セブ島では、夜になると屋台が賑わい、様々なローカルフードを楽しむことができます。バーベキュー、グリルドコーン、バロット(アヒルの孵化前卵)など、ユニークな食べ物が揃っています。屋台料理は安くておいしく、地元の文化に触れる絶好の機会です。
マンゴーシェイク: フィリピンはマンゴーが特産品。セブ島の屋台やカフェでは、フレッシュなマンゴーシェイクが楽しめます。暑い日には、さっぱりとしたマンゴーシェイクでクールダウンしましょう。
5. 高級リゾートで贅沢なディナーを
インターナショナルな料理: セブ島のリゾートホテルには、高級レストランが併設されており、フィリピン料理はもちろん、インターナショナルな料理を楽しむことができます。シーフードが豊富なメニューや、景色の良いダイニングが魅力です。
プライベートディナー: ビーチサイドやプールサイドで、ロマンチックなプライベートディナーを楽しむことも可能。特別な夜に、セブ島の美しい夜景とともに贅沢なひとときを過ごせます。
セブ島では、食事を通じてフィリピンの文化や風土を味わうことができます。ローカルな味からファストフード、デリバリーまで、あらゆるスタイルで楽しめるセブ島のグルメシーンを、ぜひ堪能してください。
時差・日本からの飛行時間
日本との時差は-1時間なので、ほぼ変わりません。時差ボケの心配がなく、早朝の便なら午後はゆっくり観光できます。直行便では約5~6時間のフライトです。
著者はフィリピン航空で午後の便を利用しました。座席はそこまで狭くなく、機内食もおいしくいただきました。機内エンターテイメントがなく、映画を楽しめなかったのは残念でした。ただ、約5時間でしたので、あっという間に現地に着きました。
セブ島の楽しみ方6選
①ビーチへ行く
透き通る海でリラックス: セブ島のビーチは白砂とクリスタルブルーの海が広がり、まさに楽園そのもの。リゾート感を満喫できます。
多彩なマリンアクティビティ: シュノーケリングやダイビングなど、豊富なアクティビティで海の生き物と触れ合えます。離島に行くのもおすすめです。
美しい夕日を堪能: ビーチで迎えるサンセットタイムは、心に残る絶景です。海辺でリラックスしながら、一日の終わりを優雅に過ごしましょう。
②ショッピングをする
ローカルマーケットで掘り出し物を発見: 地元のマーケットでは、手作りの工芸品や新鮮なフルーツが手に入ります。観光の合間に立ち寄って、セブ島ならではのアイテムを見つけましょう。
大型ショッピングモールでお買い物: セブ市内には、アヤラセンターやSMシーサイドシティなど、近代的なショッピングモールがあり、ブランド品から地元の特産品まで幅広く揃います。レストランの数も多く、世界各国の料理が楽しめます。日本食もあります。個人的にはSMシーサイドシティの「ぽてじゅう」さんがおすすめです。お米や味噌汁も日本のものと同じでした。
お土産をゲット: 定番のドライマンゴーやバナナチップスは低価格で持ち運びしやすいです。コーヒーやチョコレートもおすすめ。フィリピンの高地で栽培されるコーヒーは、アラビカやロブスタ種など多様な味わいが楽しめます。特にバタンガスの「バラココーヒー」は力強い味わいで人気です。パッケージもユニーク。セブ島は真珠の産地としても有名。美しいパールジュエリーは、特別なお土産にぴったりです。
③フィリピン最古の町へ
セブ島はフィリピンの中でも人気のある観光地で、魅力的な名所がたくさんあります。その中でも特に有名なのが、サント・ニーニョ教会とマゼラン・クロスです。どちらも入場無料です。
サント・ニーニョ教会はセブ市の中心部に位置し、フィリピン最古の教会として知られています。この教会はスペインの植民地時代に建てられました。マゼランが王女に贈った「幼きイエスキリスト」サント・ニーニョ像が収められています。教会内部には美しい聖像や絵画があり、信仰心のある人々や観光客が訪れます。
一方、マゼラン・クロスはフィリピン史上最も重要な歴史的な記念碑の一つです。1521年、ポルトガルの探検家マゼランがフィリピンに到着し、木製の十字架を立てました。この十字架はキリスト教の布教の象徴として重要な役割を果たし、サント・ニーニョ教会の近くに展示されています。観光客はここで歴史を感じながら写真を撮ることができます。
サント・ニーニョ教会とマゼラン・クロスはセブ島を訪れる際に必見の観光名所です。歴史と文化に興味がある人々にとって、これらの場所は魅力的な体験を提供してくれることでしょう。
④カフェめぐり
個性豊かなカフェが点在: セブ島にはおしゃれなカフェがたくさんあります。独自のテーマやインテリアが楽しめるので、訪れるたびに新しい発見が。不安な方は、スターバックスコーヒーがおすすめ。店員さんは皆、笑顔がすてきで、気軽に声をかけてくれました。ロコが多いお店も当たりが多いので、ぜひ挑戦してみてください。
※以下リンクは著者おすすめ。①と③はセブ・シティにあり、②はセブ島に複数の店舗があります。
①BubbleBeeTEAHOUSE
②Bo's Coffee
③Country Basket Pastries and moreトロピカルフルーツを使ったスイーツが絶品。カフェでくつろぎながら味わってみてください。本場のハロハロは試す価値あり。かき氷の上にフルーツやナタデココなどが乗っていて、さまざまな味が楽しめます。
Wi-Fi完備でリモートワークも可能: 多くのカフェが高速Wi-Fiを提供しているので、旅行中でも仕事をしながらゆったり過ごせます。気候がよいのでテラス席でも気持ちよく作業ができます。まさにワーケーションにぴったりです。
⑤ツアーや水族館で魚とたわむれる
巨大なジンベイザメと感動の出会い: オスロブでは、世界最大の魚、ジンベイザメと一緒に泳ぐことができます。この貴重な体験は、一生の思い出になること間違いなしです。セブの英語講師たちにも勧められました。
安全でエコフレンドリーなツアー: 地元のガイドがしっかりとサポートしてくれるので、安全に楽しめます。環境にも配慮したツアーが提供されています。
ダイビングやシュノーケリングも同時に楽しむ: ジンベイザメとの遭遇に加え、サンゴ礁や多彩な海の生物たちとの触れ合いも楽しめます。
ショッピングのついでに水族館へ
SMシーサイドの裏手にある「セブ・オーシャンパーク」は、フィリピン最大級の水族館です。多彩な海洋生物を間近で観察できるトンネル水槽や、迫力のあるバードショーが人気。イグアナやエイなどに触れ合えるコーナーもあります。家族連れやカップルで訪れるのに最適なスポットです。
⑥英語を学ぶ
語学学校が充実: セブ島には、世界中から留学生が集まる語学学校が多数あります。ホテルの中にある学校が多いので安心です。食事つきのプランもあり、集中して英語を学ぶのに最適な環境です。
EV ACADEMY(イーブイ アカデミー)
merise(ミライズ)
QQEnglishマンツーマンレッスンで効率的に学べる: 多くの学校では、マンツーマンのレッスンが主流。自分のペースで効果的に英語を習得できます。欧米の学校と比べて授業料が安いので、マンツーマンでも安心です。
日常生活で英語を実践: 英語が公用語の一つであるフィリピンでは、日常的に英語を使う機会が多く、実践的な英語力を身に付けることができます。学校で覚えたフレーズを、レストランなどで試してみましょう。
【番外編】楽器を演奏する
音楽文化が根付くセブ島: セブ島では音楽が生活の一部。地元の人々と一緒に演奏したり、音楽フェスに参加したりしてみましょう。ショップの店員さんが歌いながら仕事をしている姿もよく見かけます。
ギターやウクレレを購入: ギターやウクレレなどの楽器を販売する店がたくさんあります。マクタン島には工場があり見学もできるとか。購入した楽器で演奏を気軽に楽しめます。Alegre Guitar | Facebook
路上パフォーマンスで交流を深める: ショッピングモールや、人が集まる場所では、路上パフォーマンスを見かけることもしばしば。気軽に参加して、音楽を通じて交流を深めましょう。
※著者はフィリピンの子供たちに音楽を届けるボランティア活動に参加し、セブ島の小学校やショッピングモール、ビーチなどでヴァイオリンを演奏しました!
まとめ
セブ島は、その美しいビーチとリゾート感、豊富なアクティビティ、おいしい食べ物、そして温かいフィリピンのホスピタリティが融合した、まさに楽園のような場所です。透き通った海でのリラックス、ショッピングやカフェ巡り、ジンベイザメとの感動的な出会い、そして英語学習という充実した体験が揃い、訪れるすべての人々にとって特別な思い出を作り出します。
セブ島は、冒険心をくすぐるスポットから、心身を癒すリラックスタイムまで、あらゆる楽しみ方が可能です。何度でも訪れたくなる、そんな魅力が詰まったセブ島で、あなたも忘れられない旅を体験してみませんか?