【幸せになりたい】今が不幸に感じるのは人間の本能
不幸を感じやすいのが人間の本能
人間は不幸を感じやすい生き物らしいです。
極端な話、例えば私たちがミーアキャットで、ここがサバンナだったとします。
「あ〜、幸せだ〜」
とぽやや〜んと生きていれば、ライオンに喰われますよね。
いつも最悪の事態を想定して直立で見張りを立てているからこそ、有事のときも逃げられます。
人間も種の存続のため、生き抜くためのリスク管理や将来の準備をしやすいよう、不安になりやすく、不幸を探すのが得意になったそうです。
私たちが不幸を感じやすいのは、今より、より良い未来のためにアップデートしたい、生き残りたい、最悪の事態を回避したいという本能が働くからでした。
私はこの原理を聞いたとき、妙に納得したし、自分の不幸感がちょっと薄らいだ気がしました。
「私は不幸だ」
「いつか幸せになりたい」
と思っている方、もしかしたらこの原理を知るだけで幸せになれるかもしれません。
「幸せだ〜」と思うことがあっても、次第に慣れてしまうことがありませんか?
ブラック企業から転職してホワイトな会社に入ったとして。
最初は「あ〜なんて天国のような職場なんだ〜」と思っていても、だんだんその環境に慣れてきて、会社の杜撰なところや同僚の悪いところが見えてくる。
気がつくと、今が一番不幸だと感じてしまい、今より幸せになることを願っている。
それは、人類がそうやって生き抜いてきたがゆえで、全くもってあなたのせいではないのです。
不幸を感じたときにするといいこと
人間の本能によって生まれた不幸に飲み込まれそうになったら、まずその心理作用を実感するようにしました。
客観的に見て、自分とその事実の間に一枚の板を挟むような感じで、
「あ、私、今がいちばん不幸だと思ってるなあ」
と事実のまま感じてみます。
そうしたら、私は次の3つを考えるようにしています。
「何に対して不幸だと思っているんだろう?」と考える
何となーくモヤモヤしているだけのときもあります。そんなときは、自分が何に対して不幸を感じているのか、見つけて認識するだけでも解決につながる一歩です。
私だったら、
「仕事量が多くて疲れる」
「仕事の責任が重い、自分に合っていない気がする」
とかです。
それが「良いか」「悪いか」とジャッジせず、ただただ、自分が何に対して不幸を感じているのかを見つけます。
「あー、私は今の仕事が肉体的に疲れることに不幸を感じているんだな。ふーん」
不幸を感じることは、未来をより良くするための自分からのサインです。
「この状況が続くとなると将来が不安だ」
そう思えたので、自分の「不幸だと思うこと」を受け入れ、私は次のステップとしてよりよい未来にするために今やるべきことをあげて、目標を立てました。
例えば、
・ブログを設立して、半年以内に1円でも収入が入るよう基盤をつくる
・興味のあることのスキルを磨いて、副業を始める。いつか本業にする
そこから「月単位の目標」「毎日やるべきタスク」をリストアップして毎日こなしていきます。
「目標を超えていく」快感がモチベーションとなり、何より悩みの根源である「職場」以外の世界が私の生活の中に生まれたので、安息を得る逃げ道にもなりました。
「あー、なんかモヤモヤする。なんか不幸な気がする。なんでだろー、とりあえずTwitterで呟こ」「気分転換にYouTubeでおもしろ動画観よっかなー」
は、実はあまり効果がないようです。
不幸の理由を認識して、解決する「行動をとること」が、一番の幸せへの近道ではないかと思います。
一年前の今頃を思い出す。どんなことに悩んでいただろう?
一年前に比べて、今はどうでしょう。
(この場合、実際に耐え難い大きな不幸が現在起こっている場合を除きます。幸せになりたい!と思い続けてずっと不幸を感じている人へ向けた内容です。)
私の場合、一年前は、人生で初めての転職をして、新しい環境に慣れようと必死で働いている頃でした。
毎日体力も神経もすり減って、
「ああ、早く一年後とかにならないかな…。
早くこの仕事に慣れた自分になりたい」
と思っていたんですね。
そしてもう、その日からとうに一年経っているのです。業務にも慣れて、帰りのバスでブログを書くくらいの余裕はあります。
一年前の自分に比べたら、今の方が幸せだとも捉えられるのです。
なかなか思い出せないよ、という方も安心してください。
人間の記憶ほど曖昧なものはないです。
当時の感情とか、情景は全くと言っていいほど鮮明に思い出せません。
もし日記があれば、過去につけていたものを見返してみるもの効果的だと、DaiGoさんの書籍にも書かれていました。
私は過去の日記に救われたことが結構あります。
「えっ、自分って、こんなことでくよくよ悩んでたの?笑」
と意外と笑えるし、今の自分に自信を持てるんですよね。
決して後退はしていない。
記憶が曖昧で、流れる時間の中で断片的に自分を捉えにくいからわからないだけで、昔の自分に比べたらきっと前進しています。
目の前の幸せを、意識して探してみる
幸せも不幸も、全部捉え方次第でした。
それらは至るところに散らばっていて、どれをピックアップするか、その人のピックアップ力にかかっていたんですよね。
不幸をピックアップする癖があったらずっと不幸だし、幸せをピックアップできるようになったら今すぐにでも幸せになれます。
人間は考えることができるので、本能的に不幸を感じやすくても、「思考のクセ」をつければいくらでも幸せになれます。
私が不幸な気持ちに呑まれそうなときに意識的にピックアップしている幸せは、
「前の職場に比べて今の職場は、人間関係が比較的良いこと。お給料が前の職場より高いこと。休みの日も選べて有給も自由に使えること。」
「毎日、好きな人と食卓を囲んで、家でご飯を食べられること」
ポイントは、他人の幸せと比較しないこと。
今の自分が何に幸せを感じるのか、そのときの一瞬の感情を、丁寧に捉えています。
結論、「今」が幸せだと思うことで、幸せになれました。
「幸せになりたい」と思っていたら、いつまでも幸せになれませんでした。
「幸せになりたい」は、裏を返せば、「今は幸せじゃない」と言っているのと同じだったんですね。
だから、「今」が幸せだと思えるよう、人間には不幸を感じやすい本能があるということを念頭に置いて、何に対して不幸を感じているのか捉えてあげて、解決のための行動をとる。
そして、1年前と比べて幸せな点を思い出すこと、なにより「今」の幸せをしっかり拾ってあげること。
そうすればいつでも、今すぐにも幸せになれます。
最後に、私が好きな映画のセリフ(歌詞)を紹介します。
ボリウッド映画「きっと、うまくいく」
将来がどうなるか誰もわからないので、悲観的になるのも楽観的になるのも自由ですが、だったらどうせなら今幸せを感じていたほうがいい。
そうやって、私は幸せを感じやすくして、抑うつ思考を乗り越えました。
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