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雑感記録1:割り箸の始まりの歴史

 こんにちは。note再出発として「雑感記録シリーズ」を連載開始したいと思う。

「雑感記録シリーズ」とは、普段私たちが当たり前と思っているものや、中々スポットが当たらないもの、しいてはしょうもない雑学など、私が「あ、これを題材に今日は書きたいな」と思ったものを書き出していくものだ。
 記事の尺は、書く方も読む方も負担になりにくい1000字程度を目安に配信していく予定でいるぞ。この口調、もとい文体が気に入らないなら言ってくれ。以後、ですます調の丁寧な言葉遣いにする。

 というわけで、記念すべき第一回目は、タイトルの通り「割り箸」に関する話題を扱って行こうと思う。

 割り箸の起源は、南北朝時代(室町時代、1336年~1392年)あたりから始まったとされている。奈良の杉の木から箸を作り、後醍醐天皇に献上したのが最初なのだそうだ。杉の香りが良いことから、後醍醐天皇もたいそう気に入ったらしい。ゆえに割り箸の初期は、身分の高い者だけが使う高級品であった。

 それが一般庶民に広まったのは、江戸時代後期(1780年~1850年ごろ)を待たなければならない。
 当時、江戸の街のそば屋は、屋台での提供が主で、箸はまだ割り箸ではなく一本一本洗って使いまわしていた。
 しかしその箸の形状が丸くて地面に落ちやすく、使いまわしであるため、「本当に洗っているのか?」と衛生管理を疑われることもあったそうだ。
 そこでそば屋はそれらの問題を解決するため、解体し処分される樽を使って今の形に近い四角い割り箸を注文し、ここに庶民の割り箸が誕生した。

 それにより、四角い形の割り箸は落ちにくく、かつ、使っていない新品の箸、ということを証明できるようになり、そば屋は繁盛、そこから割り箸は日本全体に広がっていき、明治時代で完全に浸透したとされている。

 現代における割り箸は、端材や残材、間伐材が原料になっており、不要なものの有効利用の手段となっているぞ。

 なお、割り箸でなく「普通の箸」が日本で使われ始めたのは、推定で弥生時代~飛鳥時代(3~7世紀頃)頃からで、その歴史は古い。

 いかがだっただろうか。このようにほぼ毎日、使えないような使えるような微妙な話題を取り上げて、読者様の知的好奇心を促すことをしていこうと思う。

 それでは、はぶあぐっとらいふ。

参考:
木村容器株式会社HP
農林水産省HP
WIKIPEDIA

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