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“大丈夫”は大丈夫ではなかったことを知る

日常的に使われる言葉「大丈夫」
どんな人でも「大丈夫だよ」「平気、大丈夫だから」「余裕あるから大丈夫だよ、ありがとう」
このように使ったことは必ずあるでしょう

大丈夫、この言葉は私にとって少し…だいぶ?危険信号だということを教えてもらいました

14歳から保健室登校、後に不登校、そして精神疾患をいくつも抱えて生きることとなった私

はっきり言ってどこも大丈夫と言える状態でないことは確か
それでも口にしてました
大丈夫だよ、
なぜ大丈夫と言い続けたのか?

それは周りに心配かけたくないのと
私は弱くないという精一杯の強がり
からです
それに大丈夫といえば本当にそんな気がしました
一種の思い込みです

しかしこの大丈夫の言い方が徐々に変化していくのです
それが「まだ大丈夫」でした
まだ、が頭につく
今はまだ、まだこのくらいなら、そう言い続けると
家族からこう指摘されました

「愛音の大丈夫は、もうダメと同じ意味」

家族は私がなぜ大丈夫を言うのか、私なりの大丈夫の意味を見抜いていました
そのため大丈夫!と無理な調子で言っても
「辛い時に大丈夫を使わない」と訂正されていきます

じゃあ今はどうか
今は大丈夫を正しい意味で使えるようになりました
時々無理して大丈夫を使ってしまうこともあります
その時は「大丈夫ってことは、しんどいんだね」このような訂正が入ります

私の大丈夫は大丈夫ではなかった

それが分かりもっと自分へ優しくしていいと知ることが出来ています
大丈夫と言って心奮い立たせるのではなく
ちょっと疲れたかも、無理かもしれないや、
そう正直に伝えることで心を楽にしていこう

仕事でも「無理なら無理と言ってもらって構わないよ」
そう言われる場面があります
最初は無理と言ったら信用をなくす!と思い言えませんでした
でもなにより正直なのは心です
無理な仕事、余裕のないとき、疲れてきた、
そんな時に大丈夫です!を使うとどうなるのか?
中途半端な仕事になって逆に迷惑になりかねない
だから今は言えます
すみません、余裕がないので無理です

大丈夫でないことは恥ずかしいことでも
情けないことでもない
ましてや信用欲しさに無理して言う大丈夫ほど
無責任なことはない

それを今は知ることが出来て
以前ほどむやみに大丈夫を使わなくなりました
すると心はどんどん軽くなり
今では大丈夫と口にするのが楽しい
大丈夫、任せてください
こう言える自分になれたことが楽しくて嬉しい
そして責任を持って断ることも知りました

大丈夫、短い単語ですが
この言葉に様々なことを教わりました
そして今はこう言えます


私なら大丈夫!挑戦してみようよ!!


*愛音*

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愛音
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