それは謝罪じゃないよ、約束なの

こんにちは。精神障害ピアサポート専門員愛音です。
S大学で講義を担当し、その感想が金曜に大学から送られてきました。

今まで何度か発表の場はあり感想も貰っていましたが、S大学の学生さんたちの感想はどれも熱くて、読んでいるととても真剣に聴いてくれていたと実感するものばかりでした。

伝えたかったことが何人かの感想に書かれていたことは、もう胸が熱くなります。
「私の声（心）届いていたんだ！」
支援はテキスト通りではないことや、対人間だから接し方は人数分パターンが存在することなど。
学生の皆さんはまるでスポンジのように私と先輩ピアの気持ちや言葉をどんどん吸収してくれたようで、本当に嬉しく思いました。

また「気を付けて接する・相手を傷つけない」のような感情が見え隠れしていました。これは私も気を付けていますが、こちらが気を付けても相手がどう受け取るかは正直分かりません。だから私も傷つけたりしているのかもしれない。
変な言い方ですが、傷つけて失敗してもいいというか、大丈夫なんですよね。初めから人の気持ちを分かり、傷つけず失敗しないなんて無理ですから。
ただ傷つけたときはきちんと説明をして「すみませんでした」を言う。

ところで・・・
「ごめんなさい」「すみませんでした」
これって謝罪の言葉だと思いますか？それとも実は別の意味の言葉だと思いますか？

これはどちらも「約束の言葉」なんです。

嫌な思いをさせてしまった、傷つけてしまった、失敗してしまった、
「すみませんでした」を言うと実は続きの言葉が隠れています。

「すみませんでした・・・次は気を付けます」

そう。次は嫌な思いとか、傷つけたことを繰り返さないようにすると相手に約束をするんです。
だから謝罪だけの言葉じゃない、約束の言葉なんですよ。
よかったら心のどこかで覚えていてください、謝罪だけじゃない約束の言葉だということを

＊愛音＊