障がいのある私たち
障がいがある=出来ないこと、難しいことがある
障がいがない人でも出来ないことはもちろんあります
しかし「意識の切り替え」がなかなか難しいことだと感じます
例えば利用している作業所では9時から朝礼が始まります
9時から朝礼、これは利用開始するとき教えてもらいます
すると9時という数字を守り9時ピッタリに朝礼をする部屋にくる方がいます
それを職員は注意します「9時に始まるので時間に余裕をもってください」
時間に余裕を持たせる、時間を逆算して行動する、これが簡単には出来ません
恐らくですが本人は9時を守っています。そこに余裕を持って5分前に集まることへ意識を切り替えるのが難しいのです
仕事内容を覚えること、それが出来るのはとても努力しているので素晴らしいことです
(私もパンを天板に並べるときの置き方を覚えるのにだいぶ苦労して何度も何度も先輩と先生から教えてもらいました)
作業所を利用すると言うことは、そこでのルールを覚えてもらうのも一つの目的なのかもしれません
仕事だけではなく例に出した時間を守ることも大切ですからね
職員も注意しますが私も見かけるとその方へお願いします
「そろそろ50分です。作業準備出来てますか?
出来ていたら朝礼がありますよ」
職員でもないただの利用者が声をかけていいのか迷いましたが、利用者目線でする声かけは必要かなと
もちろん「なんで出来ないんです?前も言われてましたし、私も言いましたよ」は口が裂けても言いません
本人らもわざとルールを守らないんじゃない
それぞれ守ろうとしていたり、障がいとして記憶すること、それを正すことが難しい人もいるんです
そこは職員も分かっていますが立場上注意という形になります
私は注意というよりはお願いするような言い方にしています
少しずつ覚えてみましょうか
細かいことですが、守ってもらえると助かります
利用者の方で指摘されて怒り出してしまう方は出会っていません
皆さん「分かりました」「あ…すみません」「そうでした、また忘れちゃいましたよ」など素直に話を聞いてくれます
障がいがある=話が通じない、ではありません
お願いを続けたり、何気ない挨拶で仲良くなると、心は通じていきます
障がいのある私たちはすぐに適応することがやや難しいです
障がいがあるのならそこを互いにカバーして、分かり合ったり、譲り合いをしながら、気持ちよく仲間と過ごせる時間を増やせたらそれはとても素敵な人生ですよね
*愛音*