見出し画像

初の家族旅行 遅れてやってきた夏休み

我が家にも少し遅い夏休みがやってきて、1泊2日の旅行に行ってきた。

夫は仕事柄、普段は2連休さえなかなかない。だから今回の4連休はとても貴重。そんなわけで今回の旅行は、結婚4年目にして結婚後初の旅行だった。

生後5ヶ月の娘も一緒の初の家族旅行の行き先は長野県の蓼科。関西からだとなかなか遠い。休憩も含めたり、途中どこかに立ち寄れば5時間とか6時間とかかかる。

蓼科を選んだのは、結婚前に行った旅行で泊まった宿がすごく気に入ったから。館内にいるだけで気分が上がるし、料理もとても美味しい。料理人の夫も舌鼓を打っている。

それがこちら、蓼科親湯温泉。我が家的には何度でもリピートしたい。


3万冊もの蔵書を誇るバー付きラウンジ。
昔から文豪と深い関わりがある宿。
温泉は武田信玄の隠れ湯だとか。
数年前にリニューアルしたばかりで新しく綺麗。
お食事は地元の食材を活かしつつ和のテイストも盛りこんだフレンチで、大変おいしい。

宿ではもちろんゆったり豊かな時間を過ごさせてもらったけど、車での旅って、それだけじゃなく途中で立ち寄るSAも楽しい。

大阪を出発し、京都、滋賀、岐阜、愛知、もう一度岐阜に入り、長野県へ。行きは道を間違えたので滋賀から三重を経由した。関東出身の私にとっては、滋賀や三重や岐阜を通るだけでなんだか新鮮で、ウキウキする。

行きは妻籠、帰りは高山で小一時間ほど観光を挟んだ。

妻籠は、かつて島崎藤村の『夜明け前』を読んで以来ずっと行ってみたかった場所なので、夫が行こうといってくれてとても嬉しかった。島崎藤村的には馬籠の方が中心だけど、時間がないので馬籠はまたいつかの機会に譲った。

高山については、夫に提案されるまで地名を聞いたことがある程度だったのだけど、古い街並みが素敵で、何より地酒のお店がたくさんあって楽しかった。

今は授乳中でお酒を控えているので、いつか高山に一泊してお酒飲み比べリベンジをしたい。

飛騨牛の肉寿司
うまし。

さらにこの旅行で楽しかったのは、1泊2日の旅中だけに終わらない。

帰宅した翌日、夫は途中で立ち寄ったSAや道の駅、スーパーなどで買った特産品たちを用いて朝から夜まで旅の思い出グルメ祭りをしてくれたのである。

今回の夫セレクトは信州の蕎麦粉、野沢菜、高山の朴葉味噌や赤かぶ漬。

これらの食材を使って、オリジナル信州チャーハン、蕎麦がき、ガレット(蕎麦粉クレープ)、それに豚ローストときのこを乗せて焼いた朴葉味噌、さらに朴葉に残った味噌を使った焼きおにぎりなど、次から次へと用意をしてくれて、一日中楽しませてくれた。

蕎麦がき
鎌倉時代からある蕎麦の原型。
蕎麦粉を練って塊にしたものと聞いた時、
正直底が知れてると疑ってましたすみません。
フランス・ブルターニュ地方の郷土料理ガレット
本場ではマグカップに入ったシードルと一緒に食べる。お酒を控えてる私は、シードル気分を少しでも味わうべくSAで買った信州りんごジュースをペリエで割って一緒にいただきました。

夫が作ってくれた旅先特産品グルメで旅行の思い出の余韻に浸りながら、夏休み最後の1日を締めくくることができて、大変幸せな気持ちになりました。

夏休み初日が大喧嘩で始まった時にはどうしようかと思ったけど(苦笑)、最終的にはいい時間を過ごすことができてよかったです。

猛暑で引きこもりがちだった8月の最後に、ご褒美をもらった気分。

夫よ、連れて行ってくれてありがとう。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?