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2023年、整える年

毎年大みそかに紅白を見ながら書いていた振り返りnoteだったけど、なんだか書く気持ちになれなくて、新年に書くかーと思っていたら早々に飛び込んできたニュースで胸が押しつぶされる毎日となってしまった。いまだけはいったん脇に置かせていただき、2023年を振り返ろうと思う。


限界を感じて、スローダウンを目指した2023年

フリーランスとして独立し、長野県にUターンして5年目。
とにかく目の前のシゴトに夢中で取り組んできた。
その日々が自分の血肉となり、経験値となり、そしてどこかで誰かの役に立っていたと信じている。

正解のない道を進みながら、充実した時間も得られたが、いかんせんカツオ節のように自分の身を削り出しながら、乗りこなす毎日でもあった。もともと体が強いタイプではなく、気圧や気温、ストレスで自律神経の調子が崩れやすい虚弱体質である。シゴトを遂行するために徹夜が伴う日々をこの先も続けられない。2022年の年末、正直に言うと「心身ともに疲れた」という感想が私の頭に残った。

そうして、2023年は「余白をつくるんだ」という強い意志をもってスタートした。


スローダウンに向けた取り組みについて

余裕をつくりだすために
ひとまず
・コーチングを受けて、内省をすること
・シゴトをセーブすること
を決意した。

もともとコーチングを受けようと思ったのは、余裕のなさの改善やフリーランス5年経過にあたっての焦り感を解決したいからだった。周りのフリーランスもコーチングを受けて好転している人もいたので、一縷の望みをかけようと思った。

内省して棚卸しや計画をすることは一人でもできることだけど、今まで前向きに取り組むことができなかった。基本的に私の脳内はシゴト優先で、「シゴトが終わってないのに、自分のための時間をつくるなんて…」と、自分のことは後回しにしてしまうのだ。(実際はダラダラ休憩したり横になってたりする時間はあるのだが…)

なので、相手に時間をいただいて強制的に時間を取ったのは、私にとっては大きな一歩だった。加えて、これまでのキャリアの歩みがとても似ていて、noteの発信にも共感できるコーチを見つけることができたのも本当に素晴らしい縁だった。


そしてコーチングによる壁打ちを経て、「譲れないもの」「望んでいるもの」「自分で自分を抑圧しようとしている思考」などに気づくことができた。

シゴトをセーブするにあたっても、自分の軸を定める必要があったので、コーチングをお願いしたのはとてもよい選択だったと思う。


2023年を終えての感想

まずは、「余白」を最優先して、整えようとした自分、めちゃめちゃ偉かったなと褒めたい!
もちろん睡眠を削ってシゴトに邁進していた期間もあったけど、トータルで見たらカツオ節にならず、豊かな時間を過ごすことができたと思う。

余白ができることで、新しいチャレンジやクライアントの急な差し込み、大切な人との時間などを十分に取ることができた。

「余白ってこんなに大事なの!?!?!」
「緊急時に100%のキャパから120%になるよりも、80%から100%になるほうがこんなにラクなんですね!?!?!?」
というお気持ち。

しかし、年末に見かけたnoteに私は大きく揺さぶられた。

一番グサッときたのはこの部分。

デメリットは快適すぎてストレスに弱くなること
しかし、一方でデメリットも存在します。ストレスが完全に排除されてるのでストレス耐性がなくなります。これは進化なのでしょうか? それとも退化?

フリーランス症候群はフリーランスを完全にコントロールできるようになった事の証
仲間と悩みや未来について話すと必ずと言ってよいほど「このままでいいのかな」「もっと学んだほうが良いのでは」という意見がでます。現状に満足して、何も迷いがない状態であるフリーランスは非常に稀有でしょう。これは「フリーランスであること」がコンフォートゾーンに収まりきった故の病だと思います。

チャレンジングな案件を受けるのは一時的な対処療法にすぎません。しばらくの間は症状が収まりますが、根治ではありません。

https://note.com/mikiishijima/n/n405ee2117e13


そうなのである。「整える年」として、ストレスを排除した結果、
・静止する時間が増えたことにより、考える時間も増え、ダウナーな気分になりがち
・期間的に切迫していないためダラダラと1日をスタートしがち
→ゆえにシゴトへのモチベーション低下
という事態も発生していた。

思えばたしかにストレッチ的な事象が自分を引き上げてくれることってある気がする。排除しすぎもよくないんだなあ。

これもまた、ひとつの目標を実行したことによって気づいたこと。
2024年はもう少しチャレンジを増やしつつ、余白のバランスを取るという、より難しそうなことに取り組んでみたいと思う。

悲しいニュースが続いた2024年のスタートだったけど、これから先はみなさんにとっても笑顔が多い1年でありますように。健やかに生き抜くぞ。


2023年思い出に残った本たち


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