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モンスター・ホテルでおひさしぶり(小学校低学年男児に読み聞かせた絵本を紹介)No.88
柏葉幸子(著) 小峰書店
モンスター・ホテルシリーズの一冊。
モンスターホテルでは、新人幽霊の研修会があったり、いつものドラキュラ男爵が泊まりに来ていたりします。
そんなモンスターホテルで働くキツネのツネミさんは、ある部屋のある場所を「敢えて」掃除していません。なぜって?それはベッドの下にいるモンスター、いるぞうくんを復活させるため。
いるぞうくんはホコリの塊で出来ています。ベッドの下のホコリが溜まりやすいところにいて、ベッドに寝ている人が周りに誰もいなくて不安になったとき、「いるぞう」って言って安心させる、そんなモンスターです。
いるぞうくんが作られる?ために、デモンじいさんは以前いるぞうくんが作られたベッドをモンスター・ホテルに貸し出し、ツネミさんはベッドの下を掃除せず、いるぞうくんを待っています。
そろそろいるぞうくんが出てくる頃、ドラキュラ男爵も何となく知っており、今日はその部屋に泊まりたいと言って部屋を交換する所から物語はどんどん進んでいきます。いるぞうくん、無事に出てこれるかな?というお話です。
表紙の絵を見ると、風が吹いている感じがしますよね…お話は風が強い日の話ですので(苦笑)、色々と起こります。いるぞうくんはホコリなので風に吹き飛ばされないか、心配ですよね。
ベッドの下にホコリが溜まりやすかったりするのは、我が家だけではないのね、と読んでいて思いました。なかなか掃除が大変な所だからこそいるぞうくんが出てくるのかな?我が家にもいてくれると楽しいかもしれません、いるぞうくん。