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【映画】『五等分の花嫁』鑑賞レビュー(「五つ子ちゃんの魅力」と「夢のキャスティング」の結晶。その2)。
前記事エントリーのリンク添付
まず、前回の記事、(その1)をリンク添付させて頂きます。
では、執筆を進めます。
誰よりも優しい四葉、誰よりも成長を遂げた三玖
【『映画 五等分の花嫁』、全体の概要的な構成(136分間)。】
(1)開始~33分(プロローグ、学園祭本番の開始まで)
(2)33分~80分(「5つ子」それぞれの見せ場)
(「最後の祭りが◎◎の場合」を5つ子それぞれ、7分~12分ほどある。樹だけ長いけど、その理由は本編を鑑賞されたし。
一見、パラレルワールドのように見えるけど、よく見ると一つの物語になるように工夫されています。)
(3)80分~114分(運命の告白。そして…)
(特に「85分~95分」、四葉の過去が明かされる描写はこの作品の「最大の注目要素の一つ」です。)
(4)114分~ラスト(それぞれの道へ、そして5年後、エピローグ)
(116分から「5年後」の場面へ。ラスト4分近くが「エンドロール」。
「エンドロール」で「きれいさっぱり完結」になります。)
「運命の告白」。最終的に風太郎は、「四葉」と結ばれます。
そして「四葉」と結ばれる描写で、「四葉の悲しい過去」が描かれます。
何故、「五つ子ちゃん」がいまの学校(旭高校)に転校したのか。
そのきっかけは、四葉がつくってしまったこと。
でも「喜びも悲しみも五等分」。とても心に響きます。
「自分のことよりも周りのこと」。「元気っ子」であることと共に「優しい心の持ち主」であることも、四葉の魅力として描かれます。
例えば、学級長に自ら手を挙げた(立候補した)姿。学園祭での場面もですけど、「ただ純粋に、誰かの役に立ちたい」、それがとても伝わり、なおさら応援したくなります。
そのような四葉が、「自分自身のために生きる」。
「好き…です。上杉さんの前では、嘘はつけません。」
号泣しながら素直な気持ちを伝える場面、自分も「もらい泣き」でした。
テレビシリーズ(2回目の鑑賞前に、がっつりと全24話を見返したら、いくつもの感動シーンが)もですけど、映画(劇場版)でも「感動シーン」がいくつもあります。
その中でも、「110分」での、「四葉がブランコから大ジャンプの場面」。四葉は「身体能力の高さ」も魅力の一つですので、それを活かした場面ですけど、自分はこの場面、「自分自身の心の原点になった、ある一つの場面」と重ね合わせていました。
『ラブライブ!The School Idol Movie』。
(その1)でも言及させて頂いた、「自分の『アニメ好き』との出会い」、いわゆる「μ’sの劇場版」です。
「ラスト30分を切るあたり」で、主人公である「高坂穂乃果」が、大ジャンプをする場面があります、「私たちはスクールアイドル」と。
いわゆる「画面オレンジ」「穂乃果の大ジャンプ」として語り継がれる「名シーンの一つ」です。
自分の人生、価値観を大きく変えた、『ラブライブ』(μ’s)。
ラストの「僕たちはひとつの光」もですけど、もう一つ、この「画面オレンジ」の場面も、「自分自身の心を激しく揺さぶった」「人生で最高の感動を覚えた」、いわば自分自身の「永遠の誇り」といえる最高の場面です。
意識的に、「μ’sの劇場版」のあの場面のオマージュにしたのかは、正直わかりません。
でも、このときの四葉の大ジャンプ、「画面オレンジ」だったんですよ。
(まあ、夕焼けの描写自体が「画面オレンジ」になるのですけど。)
「四葉ちゃーん、おめでとう!最高にかわいいよ!」
心の中で、そう叫んでいました。そして「感涙」でした。
「(絢瀬)亜里沙ちゃんがあやねるでよかった。ありがとう。」
これも、四葉ちゃんに、『五等分の花嫁』に出会えて、特に四葉ちゃんがこうして「過去から解放されて」「風太郎と結ばれて」「五つ子ちゃんの絆がより深くなって」、強く感じることです。
実は、あやねるでいえば、『ラブライブ(μ’s)』の劇場版から程なくしての「2016年の年明け」に、『ガラスの花と壊す世界』でも鑑賞させて頂いてます。オリジナルアニメで、難解だけど意欲作な感じで、あやねるのすごさをより強く感じた素敵な作品です。
ですけど、今回の『五等分の花嫁』で、あやねるは「異次元の領域」に到達したことを見せつけた、正直そう強く感じます。
「誰よりも心優しい」四葉が、最終的に風太郎と結ばれます。
結婚式で、四葉が五つ子ちゃんのそれぞれへの感謝の気持ちを伝える場面、とても心に響きます。
で、五つ子ちゃんの中でも、自分が「最も成長を遂げた」と感じているのが、三玖です。これは、「三玖ちゃん」という一キャラクターとしてもですけど、「伊藤美来」という一声優としても、この『五等分の花嫁』を通して、大きな成長を遂げたのではと映ります。
【『五等分の花嫁』、テレビシリーズでの2つの「名言」。】
(1)「お前たち5人は、恐らくもとは同じ身体能力だったろう?五つ子だし。だったらあの運動能力は、四葉が後天的に身に付けたものだ。遊びで何言ってんだという話だけどさ、その努力を、否定したくない。
全員平等もいいが、そこに至るまでを否定しちゃいけない。平等じゃなく、公平にいこうぜ。」
(1期11話「結びの伝説3日目」[20:02~20:51]、風太郎が三玖に語り掛ける場面。)
(2)「これが私の20点。そして…、甘すぎる。でもこの味、二乃がいなければ、知らなかった。
確かに昔は5人そっくりで、いさかいもなく、平穏だった。でもそれじゃ、20点のままだよ。
笑ったり、怒ったり、悲しんだり、一人一人違う経験をして、足りないところを補い合い、私たちは一人前になろう。だから、違ってていいんだよ。」
(2期4話「七つのさよなら 第三章」[3:30~4:13]、三玖が二乃に想いを伝える場面。)
『五等分の花嫁』、テレビシリーズの中で、自分が特に心に響く言葉が「2つ」あります。いずれも三玖が絡んでいます。
「平等じゃなく、公平にいこうぜ。」は、とてもはっとさせられる言葉です。リアルで「公平より公正を」という言葉に出会い、自分もこれにとても強い共感を覚える感じですけど、「平等じゃなく公平に」、うん、確かにこれも一つの真理だよねと。
「一人一人違う経験をして、足りないところを補い合い、私たちは一人前になろう。だから、違ってていいんだよ。」
リアルで「100人いれば、100通りの個性がある」という言葉に出会い、自分自身の信念の一つになっていますけど、そうだよ、「足りないところを補い合おう」「違ってていいんだよ」、うん、「優勝!」って感じです。
あ、三玖でいえば、勿論、
「2期12話[シスターズウォー 後半戦]、『17:12』」。
これはもう、三玖の成長を示す「奇跡の一場面」といえるでしょう。
そのような三玖ですけど、劇場版で特に心に響いた、印象的である一人が、三玖です。
『五等分の花嫁』では「ぷく顔」がしばしば出ることが特徴の一つで、これはアニメ作品の中でも突出の感じですけど、「五つ子ちゃん」の中でも「ぷく顔」が代名詞と化してるのが、三玖です。
「ぷく顔」の三玖、「ぷく顔」の五つ子ちゃんはとてもかわいいよ!ということは、各自で検索して頂くとして、の感じですけど。
1つ挙げるならば、
「2期1話[今日と京都の凶と共]、『22:00』」
この場面での三玖の「ぷく顔」は「最高に似合ってる!」感じです。
で、劇場版の中で、三玖が特に輝いてる場面が2つあります。
「54分」。屋上で三玖が級友に、そして風太郎に想いをぶつけた一連の場面。
「97分~102分」(5分半ほどかな?)、四葉と三玖が海岸及びカラオケ店で、想いをぶつけ合う場面。特にカラオケ店での場面と、夜が明けて三玖が「うさ耳リボン」を海岸へと投げる場面は、とても「エモい」と感じます。
それと、告白の場面。最終的に、四葉が選ばれたので、三玖も二乃も「敗北」したことになります。
「終わったよ」と二乃に語り掛けて、二乃と抱き合う場面。
「全力を尽くした結果だよ、結果は負けたかもだけど、過程は自信を持って欲しい!」、そう強く感じる、とても素敵な場面と感じます。
「二乃ちゃん」の担当声優が「竹達彩奈」で最高によかった!
いま、「二乃ちゃん」、及び担当声優の「竹達彩奈さん」(愛称「あやち」)の関連リンクを、一気に添付させて頂きました。
何を伝えたいのかと申しますと、
「『二乃ちゃん』の担当声優が「あやち(竹達彩奈さん)」で最高によかった!
何故って、『二乃ちゃん』の個性(特徴)は「あやち」だからこそ最高に引き出されているし、「二乃ちゃん」の表現の端々は「竹達彩奈」という刻印が強烈に刻まれていると映るから!」
そう、例えばバスケットボール、サッカーで、
「あっ、この戦術を好む監督って、◎◎だよね?」
ということが多くあります。
例えば、サッカーで
「『4-4-2』で『両サイドハーフが高く攻め上がる』感じで、『ピッチを最大級に大きく使うサッカー』」
この戦術といえば、ルイジ・デルネーリ(ユベントス、キエーボ、サンプドリア等、セリエA[イタリア]で長く監督を務めた)の代名詞である。
あるいは、バスケットボールで
「『ファストブレイク』『トランジション』の活用など、相手の守備陣形が整わないうちに早い攻撃を完遂する『ラン&ガン』」
この戦術といえば、マイク・ダントーニ(サンズ、ニックス、ロケッツ等、NBA[米国バスケ]で長くHCを務めた)の代名詞であるように。
なんというか、うまく言葉に落とし込めなくて申し訳ないですけど、二乃の「細かい感情表現」は、あやちの技術だからこそできる感じだよなあと。
もうねえ、「中野二乃×竹達彩奈=最高の化学反応」なんですよね。
【竹達彩奈、主な出演作品のリスト。】
(1)『けいおん!』(中野梓役)[2009年-2011年]
(『けいおん!』のメインキャストの5人は、最終的に全員が大成した。主演は豊崎愛生さんだが、竹達さんの中野梓役は「原点にして頂点」と今も語り継がれてる。)
(2)『kiss×sis』(住之江あこ役)[2010年]
(ヒロイン、事実上の「ダブル主演」の一翼。『けいおん!』と共に「自分の声優活動の原点」と繰り返し公言している。なおOVAを含めると2008年から担当しており、本人曰く「本作品が事実上のデビュー作品」。)
(3)『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(高坂桐乃役)[2010年-2013年]
(ヒロイン、事実上の「ダブル主演」の一翼。「ツンデレの第一人者」といわれる根拠であるとのこと。)
(4)『神のみぞ知るセカイ』(高原歩美役)[2010年-2013年]
(活動初期の代表作の一つ。本作品で花澤香菜さんと共演。ちなみに東山奈央さんのデビュー作品として知られる。)
(5)『たまゆら』(沢渡楓役)[2011年-2016年]
(主人公。5年間にわたり演じて、最終的に映画化[公式にはOVA扱いになっている]もされた。広島県竹原市が主な舞台で、『聖地巡礼』の草分け的な作品としても知られる。)
(6)『アイドルマスター シンデレラガールズ』(輿水幸子役)[2011年-現在]
(通称「デレマス」。デレマス声優の中でも竹達はどうやら「別格扱い」で、2016年にデレマスの4thライブに登場したときは、それ自体が話題を席巻するほどに。)
(7)『ハイスクールD×D』(塔城小猫役)[2012年-2018年]
(6年間にわたり演じた。主演を務めた梶裕貴さんと、2019年に結婚。)
(8)『ソードアート・オンライン』(リーファ役)[2012年-現在]
(出演者が豪華な作品だが、メインキャストに名を連ねている。2017年の劇場版『オーディナル・スケール』は、実際の興行収入[25.2億円]以上に、大きな話題になった。)
(9)『ガールズ&パンツァー』(島田愛里寿役)[2015年-現在]
(通称「ガルパン」。作品自体は2012年開始だが、竹達は「最大のライバルキャラの一人」の位置付けのため、2015年の劇場版からの登場。
いわゆる「トメ役」の位置付けであり、竹達が「スター声優」に上り詰めた象徴的な作品ともいえる。)
(10)『だがしかし』(枝垂ほたる役)[2016年-2018年]
(ヒロイン、事実上の「ダブル主演」の一翼。第2期まで製作されて、第1期のED、第2期のOPと、いずれも主題歌を担当しており、「スター声優」に上り詰めてからの代表作の一つといわれている。
第1期のED「Hey!カロリーQueen」は、歌手としての代表曲でもある。)
(11)『ようこそ実力至上主義の教室へ』(軽井沢恵役)[2017年-現在]
(出演者が豪華な作品だが、メインキャストに名を連ねている。この7月クールで2期が放送される。)
(12)『ラーメン大好き小泉さん』(小泉さん役)[2018年]
(主人公。「はまり役」の一つとよく称されている。ちなみに準主人公を務めたのは佐倉綾音さん。)
(13)『五等分の花嫁』(中野二乃役)[2019年-現在]
(本作品のことです。)
(14)『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』(アリス役)[2022年]
(主人公。アニメ映画として製作だが、もとはゲーム作品。映画での主演は『たまゆら』の完結編以来6年ぶりになる。なお、この作品でも佐倉綾音さんと共演している。)
はい、絞っても「14作品」です。これ以上絞るって、
「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」です(真顔)。
そう、野球の打線(DHを含めても「10人分」)、バスケットボールのベンチ入り(「12人分」)でも余ってしまう。竹達さんの「業績のすさまじさ」が伝わります。
正直、自分がリアルタイムで観られていない作品が多いですので、の感じですけど、『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』『ようこそ実力至上主義の教室へ』とかで、自分的にもそのすごさは存分に伝わります。
声優界に「殿堂」が存在するのかは、正直存じません。でも、もしも「日本声優殿堂」が創設されれば、竹達さんは「一発で殿堂入り」にふさわしいと自分は強く考えます。
多士済々の女性声優でも、代表作だけでいくつも挙がる(しかも、恐らく意見が分かれる)、それ自体が「とてもすごいこと」と考えるからです。
(ちなみに野球、サッカー、競馬は、「日本独自の殿堂」が既に存在しています。「世界殿堂」という形式であれば、バスケットボール、ゴルフ、テニス、フィギュアスケート等が存在しています。)
その中で、「5作品に絞る」ならば、「作品の知名度」「作品内での立ち位置」「竹達さん自身に与えた影響」「後世に与えた影響」を総合すると、自分ならば下記の作品を挙げます。
【竹達さんの代表作の5作品、「自分ならば」何を挙げるか。】
(1)『けいおん!』(中野梓役)[2009年-2011年]
(竹達さんの「原点にして頂点」。日本アニメ史でも語り継がれ続ける名作であることも考慮。)
(2)『たまゆら』(沢渡楓役)[2011年-2016年]
(5年間にわたり主演を務めた。映画の主演作品であること、作品が「聖地巡礼」の草分け的な作品であることも考慮。)
(3)『だがしかし』(枝垂ほたる役)[2016年-2018年]
(ヒロイン&主題歌を担当。「代表作」として即答レベルかと。)
(4)『ラーメン大好き小泉さん』(小泉さん役)[2018年]
(主演、しかも役柄が竹達さんのイメージにドンピシャ。実際、放送当時はTwitterでの話題になっていたから。)
(5)『五等分の花嫁』(中野二乃役)[2019年-現在]
(名演技。「スター声優」であることを存分に証明した意味でも。)
「五つ子ちゃん」の担当声優は、現有戦力で考え得る「ドリームチーム」と述べました。「演技と演技の激突」、それが『五等分の花嫁』の最大の魅力の一つと自分は強く思っていますけど、その中でも、竹達さんは「名演技」がいくつもあります(特にアニメ2期で顕著。後述するけど、劇場版でもそうです)。
では、あやちの二乃役での「名演技」を、いくつか挙げさせて頂きます。
スポーツのように数値化できる訳ではないですので、「主観全開」であることを、何卒御許し下さい。
【自分(愛球人)が考える、『五等分の花嫁』、竹達彩奈さん(中野二乃役)の「名演技」の場面。】
(1)《1期7話》「嘘つき嘘たろう」[21:25~22:20](二乃が父からの電話に対して「赤点回避」を報告する場面。)
「あたしたちのためってことね。ありがとう、パパ。でも、ふさわしいかどうかなんて、数字だけじゃわからないわ。
あっそう。じゃあ、教えてあげる。あたしたち5人で、5科目すべての赤点を回避したわ。
うそじゃないわ。」
→「5人で5科目クリア。嘘はついてないわ。
結果的にパパをだますことになった。たぶん二度と通用しない。次は実現させなさい。」
(2)《2期7話》「攻略開始」[10:03~10:34](風太郎のアルバイト先のレストランで、二乃が風太郎に想いを伝える場面。)
「あんたを好きって言ったのよ。
返事なんて求めてないわ、ほんとむかつく。対象外なら、無理にでも意識させてやるわ。
あんたみたいな男でも、好きになる女子が地球上に一人くらいいるって言ったわよね。それがあたしよ。残念だったわね。」
(3)《2期9話》「ようこそ3年1組」[15:51~16:16](二乃も風太郎と同じアルバイト先になり、そこで二乃が風太郎に想いを伝える場面。)
「待って。あんたがあたしのことを好きじゃないなんて知ってるわ。ずっときつくあたってたんだもの。
でもまだ決めないで。一緒のバイトになったのに、まだ何も伝えてない。だから、あたしのことをもっと知って欲しい。
あたしがどれだけ風太郎を好きなのか、ちゃんと知って欲しいの!」
(4)《2期11話》「シスターズウォー 前半戦」[11:29~12:17](修学旅行で京都を訪れて、二乃が一花を叱る場面。)
「一花、やったのね。あんたいい加減にしなさいよ。あの子を泣かせてこれで満足?」→「あんたどこまで…?」
→「確かにそういったわ。ほかの誰にも譲るつもりもない。
でも、あたしたち5人の絆だって同じくらい大切だわ。たとえあんたが選ばれる日が来たとしても、私は、祝福したかった!」
(5)《2期11話》「シスターズウォー 前半戦」[20:29~21:39](修学旅行での京都のホテル、失意で塞ぎ込む三玖に二乃が向き合う場面1。)
「(慰めだなんて)そんなことする訳ないじゃない。
恋のライバルが勝手に手を引いてくれたんだもの。あたしにとってはラッキー以外の何物でもないわ。あとは一花を倒すだけね。あの『メギツネ』め、どうしてやろうかしら。
ってことで、あたしがフーくんをもらってく。それでいいわね?」
→「なによ。まさか自分の方が早かったから譲れないって言いたいの?そりゃ、あんたが一番だったかもしれないわね。愛に時間は関係ないなんて言えるほど、あたしもまだよくわからないわ。こんなの初めてだもの。何が正しくて、何が間違ってるかなんてまったくわからないのよ。
確かなのは、誰よりも私が彼を好きなこと。」
→「せっかくの修学旅行で接近するチャンスを、こんな部屋に閉じこもってフイにしてる時点であきらめたようなものよ。あんたのターンはおしまい。ごくろうさま。」
(6)《2期12話》「シスターズウォー 後半戦」[0:00~1:35](修学旅行での京都のホテル、失意で塞ぎ込む三玖に二乃が向き合う場面2。)
「なんで負ける前提なのよ。そこからして気持ちで負けてるのよ。
それはどうも。まあ、あたしがかわいいなんて、分かり切ってたことだけど。それだけに、あたしの告白を即OKしなかったあいつが変なんだわ。どれだけ勇気を振り絞ったことか…。
やっぱあんたはまだなのね。あんな朴念仁(ぼくねんじん)は、言わなきゃわからないわよ。」
→「あっそ。じゃあそうやっていつまでも塞ぎ込んでいなさい。うじうじうじうじと。やっぱあんたとはそりが合わないわ。それでも、あたしはあんたを、ライバルだと思ってたわ。あたしとあんたじゃ勝負にならない。は?恋敵(こいがたき)って言ったわよね?あたしがかわいいのはあっさり認めたくせに、なにそれ、冷静に考えなさいよ、五つ子よ!あんたもかわいいに決まってんじゃん!」
「あんたみたいな男でも、好きになる女子が地球上に一人くらいいるって言ったわよね。それがあたしよ。残念だったわね。」
これの「声真似」ができる声優は何人もいるでしょうけど、「二乃の声質」を表現した上で、細かい感情表現を乗せられるのは、「あやちだからこそできるスーパーテクニックでは?」と。
あるいは、ここでは取り上げてませんけど、「2期4話」の三玖との演技合戦、そして取り上げてますけど、「2期11話」の一花との、及び「2期11話」「2期12話」の三玖との演技合戦はまさしく胸熱。
「たとえあんたが選ばれる日が来たとしても、私は、祝福したかった!」
「あたしがかわいいのはあっさり認めたくせに、なにそれ、冷静に考えなさいよ、五つ子よ!あんたもかわいいに決まってんじゃん!」
まさしく、「あやち、オンステージ!」。
「圧倒的な表現力」!だから、あやちは「大声優」なのだと。
ちなみに「朴念仁」という言葉、実は知らなかったので、自分用メモを兼ねて、リンク添付させて頂きます。
で、あやち(竹達さん)の名演技は、劇場版でも炸裂させています。
「102分~106分」、四葉と二乃が教室で向き合う場面。
細かい台詞は覚えていませんので、およその感じになりますけど。
「フーくんのことがそんなに好きなんだったら、告白しちゃいなさいよ!ちょっとでも隙を見せたりしたら、私が奪い取ってやるんだから!」
そう、「二乃ちゃん」が「あやち(竹達彩奈)」で、最高によかった!
最終的に、花嫁になったのは「四葉ちゃん」。
でも、二乃ちゃんが三玖ちゃんとカフェを開業できて、とても素敵!
だから、これでよかったんだよ!そう強く思うのです。
おわりに(エンドロールの素敵さをも含めて)
こうして、映画をきっかけに『五等分の花嫁』の世界に魅了された自分です。で、実は、そう遠くないうちに(8月上旬あたりを目途に?)、「Nintendo Switch Lite」を購入して、それと共に「ごときす」「ごとなつ」をプレイ開始させて頂こうと考えてます。
もう一つ、「スマホゲーム版」として「ごとぱず」があるのですけど、「ごとぱず」への着手は現時点では見送りのイメージでいます。
スマホゲームは結局はガチャに振り回される訳で、いずれ「課金(及び時間)をどうコントロールするか」に向き合うことは、よくも悪くも目に見えていること。それと純粋に「五つ子ちゃんをいつまでもずっと大好きでいたいから」と。
そう考えると、現時点では見送りです。ただ、10月あたり?に「ごとぱず」の2周年になるかなですので、そのタイミングで自分のリアル事情が許せば、着手の可能性は「ゼロではない」感じではありますけど。
ですので、「ごとぱず」は回避の一方で、「ごときす」「ごとなつ」をマイペースで楽しむ、が自分の現時点でのイメージです。Switch Liteの操作になれることから始める感じかな、ではありますけど、それができればマイペースで楽しめるかな、と。
それと、いずれTV地上波放送が叶うことを期待しますけど、その場合、恐らく「年末年始特別企画」になる可能性が高いかな、と想像します。
いま、『逃げるは恥だが役に立つ』(通称「逃げ恥」)をリンク添付させて頂きましたけど、「逃げ恥」は、連続ドラマ版が2016年の10月クールで、スペシャルドラマ版が「2021年1月2日」に放送だったんですよね。
ですので、例えば来年の1月2日あるいは1月3日に「TV地上波での初放送」の可能性は、充分に考えられると思ってます(ちなみに『五等分の花嫁』は製作にがっつりとTBSがかかわっており、劇場版のHPもTBSからのリンクです)。恐らくその場合、2日に『呪術廻戦』で、3日に『五等分の花嫁』になるのかなと想像しますけど(『呪術廻戦』もがっつりTBSがかかわってますので)。
いつの日か、『映画 五等分の花嫁』が「TV地上波での初放送」が叶う際は、一人の「五つ子ちゃん」のファンとして、下記のことを強く希望です。
【一ファンとして、『映画 五等分の花嫁』TV地上波での初放送が叶う場合に「強く御要望させて頂きたいこと」。】
・「完全ノーカット」で(「年末年始特別企画」という形でならば、「21:00~23:45」という感じで枠が確保できるのでは?と[劇場版は「136分間」です。ですので「CMなし」だと「23:16終了」の計算])。
・「ED曲『五等分の花嫁~ありがとうの花~』」を「映画のエンドロールのそのままに」放送して欲しい!(この『映画 五等分の花嫁』のエンドロールは、いままで見た作品の中でも「no.1のエンドロール」と強く伝えたいから!)
いま、『映画 五等分の花嫁』のOP曲(「五等分の軌跡」)、ED曲(「五等分の花嫁~ありがとうの花~」)を、リンク添付させて頂きました。
特に、ED曲。ラスト3分半ほどが「エンドロール」になるのですけど、エンドロールのキャスト・スタッフが右側の30%ほど、で、左側の70%ほどが、「五つ子ちゃんたち(「風太郎」「らいは」とかも?)の写真たち」が流れてます。
なんというか、この『映画 五等分の花嫁』のエンドロール、携わったあらゆる人間へのリスペクトの気持ちがとても伝わって素敵なんですよ!
特に2回目の鑑賞のとき。テレビアニメシリーズを改めてがっつりと鑑賞し直して臨んだこともあってでしょうけど、エンドロールで自分は号泣でした。そう、「ラブライブ(μ’s)の劇場版」のときの「僕たちはひとつの光」を上回る、最高に素敵なエンドロールだ!と。
今回の『映画 五等分の花嫁』のエンドロール、何が素晴らしいのか。
・「五つ子ちゃん」たちのキャラの魅力、名場面を思い起こせる。
・「名場面」と「エンドロール」が分かれているので、エンドロールの文字が邪魔にならない。
・エンドロールの背景がカラーなので(多くの場合は黒い)、明るい気持ちで終わろうというのが伝わる。
「エンドロールが終わり、『映倫』という文字が出るまでが映画である」
このことがよくいわれますけど、今回の『五等分の花嫁』は、まさしくこれを体現しています。
「リスペクトに満ちてるエンドロール」。
だから「五つ子ちゃん、永遠なれ、ずっと大好きだよ」と思えると映るのです。
「五つ子ちゃん」、これからも、ずっと大好きだよ。
【映画・音楽・アニメ#3B】【五等分の花嫁#1B】
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