春のケア
アーサナ×ヨガ哲学 季節のケア ~ 春 ~
ヨガインストラクターさんがクラス設計をするにはいくつかの視点があることと思います。手法が増えると、生徒さんに多方面のアプローチが可能になります。
そんな視点の1つ、アーユルヴェーダによる季節のケアをご紹介。季節の性質を理解し、どのようにアプローチするのが効果的かを示しています。(1つ1つのアーサナやプラーナヤーマの手順などは載せていません。また、クラスやご自身の練習で活用される際は心身の状態が禁忌にあたらないか考慮してください。)
こんな方に
クラス設計のヒントが欲しいヨガインストラクターさん
今より深くヨガを知りたいと思っている全ての方
季節のケアを見方に付けて日々を快適に過ごしたい方
アーユルヴェーダとヨガの関係に興味のある方
春(2月〜5月)
春は気温が上昇し、湿度が上がってカパドーシャが増加する季節(カパは土と水のエレメントからなるドーシャ)。風が強くなり、空気中には花粉やほこりが多く舞うなど、ヴァータも影響を受けやすくなります。冬からの雪解けで代謝がアップ。寒い冬を乗り越えるために体が蓄えた余分なものを排出するため循環・めぐり・デトックスがキーワード!
こんな症状に気を付けて
消化不良
皮膚炎
アレルギー、風邪などの炎症反応
不純物を出すことは大事ですが、一気に排出することは大きくバランスが崩れる
おすめのケア
・軽食
・消化を促進するハーブティー
・ネーティ(鼻うがい)
・ヨガ(詳細は下に)、運動
・アロマテラピー
・温かい食事
内臓的な特徴
胃や肺、脾臓、リンパ系、脳などの消化器官が弱りやすい
体内の余分な水分や粘液がたまりやすい
肝臓や心臓、免疫系などのオーガンは好調
新陳代謝アップ
押さえておきたいポイント
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