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「ただ待つのではなく、やれるだけやって迎え撃つ」そんな気持ちで。

遡ること9月20日。
会社の健康診断があった。今年40歳の僕には、いつものメニューに加えて腹部のCT検査が行われる。そこで驚きの診断がされた。

「かなりの脂肪肝ですね」

脂肪肝…。基本的に、お酒飲まないのに?
かなりの…。ホントに?

ただ、心当たりはあった。
今年1月から闘病しているIgA血管炎。今でも2ヶ月に1回は血液検査をしているのだが、ALTという肝臓の数値が基準値を少しオーバーしていた。
10〜42U/Lが基準値のところ、44U/L。
そんなに危惧することではないのかもしれない。ただ、医者の「かなりの」という言葉と、お酒を飲まないのに脂肪肝というのはやっぱり気になった。

さて、どうするか。
脂肪肝への一般的な対策は、運動。ただ、IgA血管炎の影響で、長く歩いたり走ったりすると脚にわずかながら内出血が起きる。
そんな中、色々と調べていた中で見つけたのがコレ。肝炎体操。

大学の教授が生活習慣病予防のために開発した体操らしく、これなら家の中でできる。かつ、歩いたり走ったりしないから、今の僕にはちょうどいい。

この日から、家でひっそりと肝炎体操を始めてみた。初日は、このメニューをこなすだけで少ししんどかった。スクワットの後は、足がプルプルして「情けない」と心底思った。
ただ、毎日続けていくと少しずつ慣れてきて、メニューにも物足りなくなってくる。そこに腹筋も追加して、回数を増やすようになった。

あれ?なんだか、楽しい。

日が経つにつれて、スマホで色々と筋トレについて調べるようになり、「どうやったら腹筋割れるかな」と考えるようにもなっていた。
途中、筋トレしすぎて腰が痛くなってしまったり、息子から風邪をうつされたりと、体調不良の時は休んだのだが、それ以外は毎日取り組んだ。

そして、昨日。
IgA血管炎の経過観察のために、総合病院での定期的な血液検査があった。そこで出た数値に驚いた。

肝臓ALTの値  26U/L。

26?ホントに?
基準値ど真ん中。もちろん、なんの問題もない。

CRPという血液の炎症は治まっていないため、また次回2月に通院とはなったものの、懸案だったALTの数値が適正値になっていたことは少なからず嬉しかった。毎日の積み重ねって大事だな。
A4サイズの検査結果の紙を見ながら思う。

あ、そうだ。

ひとつ思い立った。
どうせ定期的に検査するのだから、検査結果を良くするためにどうすれば良いかを考えて実践してみるのはどうだろうか。

今引っかかっているのは、CRPという血液の炎症反応。これを次の検査がある2月までに適正値に戻す。そんな目標を立ててみた。

検査って、やればやるほど怖くなるものだ。
「もし、何か引っかかってたらどうしよう?」
「悪くなってたらどうしよう?」
検査前は、いつもネガティブな気持ちばかり生まれて眠れない時もある。

だから、ただ待つのではなく、逆にやれるだけやって迎え撃つ。そんな気持ちで。

とりあえず、抗酸化作用が強くて、免疫力アップにも良いという冷凍ブルーベリーをネットでポチッてみた。それをポリポリ食べながら、2月を迎えよう。もちろん、筋トレは継続しながら。

検査にも、少し先の未来にも、前向きになれた気がした。

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