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ジャンルが変わると長所短所も変わる!?

自分の強みと弱みがわかって、これから進む方向性が明確になった」
とご好評をいただいている、「作家性の魅力発掘」サービス。

最近はプロ作家さんからもご依頼いただいているのですが、
先日ご依頼があった方は、一般文芸 → キャラ文芸
ジャンルを転向された方でした。

その方の作品を読み、強みと弱みを明確にし、
それをお伝えすると……

1つの弱点は自分でもうっすら気づいていたとのこと。
もう1つの弱点は「目から鱗だった」とのこと。

それはなぜかというと、
ジャンルによる特性が関係してくるんですね~。

その方の弱みの一つは、
「主役級キャラの個性が弱いこと」。

脇キャラはしっかりいい味が出てるんですけどね。
主役、つまり主人公と相手役のキャラが
いまひとつ弱い感じだったんですよね。

しかしこれ、作家さんは「盲点だった」と言います。
なぜなら、一般文芸を書いていた時に
「キャラクターが個性的で面白い」という評価を得ていたからです。

そしてキャラ文芸に転向すると……
「もう少しキャラに個性がほしい」となってしまったわけです。

そうなんです、ジャンルによって
求められる水準というのは変わってくる
んです。

もともと一般文芸を書いていただけあって、
物語のテーマ性というものが明確にあり、
緻密な構成力深みのあるキャラクターを描ける作家さんでした。

それがキャラ文芸というジャンルでは、
大変な強みになっていることも確かです。

しかし、キャラ文芸で一番求められてくるのは、
「キャラクターの個性の強さ」です。
どれだけ読者にそのキャラを好きになってもらい、
「もっとこのキャラに会いたい!」と思ってもらうか。

そこが、シリーズ化するかどうかの分かれ目
といってもいいでしょう。

もちろん、すでにプロの実力のある方ですから、
悩みも葛藤もある共感性の高い
深みのある素敵なキャラには描けています。
しかし、「忘れられないほどだったか」と言われると、
そこまでではない。

それを今後克服していくと、次なるステージの
「シリーズ化」が視野に入ってくると思います。

具体的にどのようにキャラの個性を強めていけばいいのか。
書き方の癖やキャラの方向性なども出てくるので、
各々アドバイスは違ってきます。
その方には、実際の作品のキャラクターについて解説しつつ、
いくつかの道をアドバイスしました。

いただいたご感想から、以下、一部抜粋で掲載します。

一般文芸では当たり前になっている部分が、
キャラクター文芸では強みになっているというご指摘も、
はっとさせられました。
作風が一般文芸寄りだというのは自覚があったため、
キャラ文芸は向いていないのかなと悩んだこともあったのですが、
弱点を克服した上で強みにしていけば個性になるのだと、
改めて気づかされた次第です。
もっとやれることがあるはずなのに何をすればいいのか
分からなくなっていた
もので、方向性が見えてきて、
早く新作を書きたいなという気持ちが高まっています。
今取り組んでいる作品にも活かせそうで楽しみです!

というわけで、「作家性の魅力発掘」サービスは、
ホームページ、ココナラより受け付けてます。
(HPからご購入いただいた方には、
noteの有料記事『プロを目指す小説講座』1.強み発見&2.弱み克服
2つセットでプレゼントしています)


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