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みんなで分け合うオクラソースのごはん

に いびょーご(現地モレ語で「こんにちは」)!

てんやわんやママがお届けする“ おいしい ”ブルキナファソ。

今回お届けするブルキナファソ料理は、「リ・ソースゴンボ」です。


リ・ソースゴンボとは?

主食は、炊きたてのごはん。

ごはんに、野菜、揚げた魚、パーム油、細かく切ったオクラがたっぷりと入ったソースをかけて食べます。

トウ ソース ブルバカ-6


ブルキナファソは、フランス語が公用語です。

フランス語で、

・ リ(Riz)=ごはん
・ ゴンボ(Gombo)=オクラ

なので、「リ・ソースゴンボ」で、オクラソースのごはん


今回も、レシピを紹介していきますね。

以前ご紹介したトウ・ソースブルバカは、現地でしか手に入らない材料が使われていましたが、今回はパーム油さえ手に入れば、日本でも作ることができます。

今晩のごはんに、「リ・ソースゴンボ」はいかがでしょうか?


材料

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(材料)
お米、サバ、玉ねぎ、ピーマン、オクラ(いっぱい)、トマトペースト、サラダ油、パーム油、コンソメ、ニンニク、コショウ


パーム油は、ブルキナファソの料理でよく使われています。その赤い色から「ユイル ルージュ(赤い油)」と呼ばれ、広く親しまれています。

内陸国なので、サバは冷凍された状態で骨ごとブツ切りになっています。


まずはお米から

今回は、炭でお米を炊きます。

炭で炊くと、少し時間がかかるので、ソースを作り始める前に炭をおこしておきましょう。

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日本にいる方は、ご家庭のIHクッキングヒーター、ガスコンロ、または近代文明の利器「炊飯器」をご使用ください。

さあ、お米を炊いている間に、ソースを作ってきます!


オクラソースの作り方

⑴ サバを揚げる

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凍ったままの魚を骨ごとブツ切りにして、水で内臓を洗い流したら、そのまま熱したサラダ油に投入するという、相変わらずワイルドな揚げ方です。

何度も書きますが、容赦なく油が飛んでくるので、油はねにはじゅうぶん気をつけてください。

揚がったサバは、一旦お皿に置いておきましょう。残った油はあとで使うので、鍋に残しておきます。

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⑵ 玉ねぎ、ピーマンを細かく切る

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⑶ ⑴で魚を揚げた油に、スライスした玉ねぎ、ピーマン、パーム油、トマトペースト、水(1カップ)を入れる

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⑷ 玉ねぎに火が通ってきたら、細かく刻んだオクラを入れる

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⑸ 全体に火が通ったら、つぶしたニンニク、コショウ、コンソメ、塩を加える

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フタをして、しばらく置きます。

乾季のオクラは水分が少ないので、水分が少なければ水を加えます。


ソースを作りながら、ときどきお米の炊き加減を確認します。

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⑹ 揚げたサバと水(2カップ)を加えて、まぜる

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一煮立ちさせたら、

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ソースの完成ー!!!


炊きたてのごはんをよそって、

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リ・ソースゴンボのできあがり!!!

トウ ソース ブルバカ-6



どんな味がするの?


あー、お腹へった!
さっそく食べよう!!!


ソースをごはんにかけると、

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なんだか、カレーライスみたい!

日本人ならこの見た目だけで、おいしさが想像できるのではないでしょうか。

いつも通り、みんなで分け合って食べます。

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カレーライスとはちょっと違うけど、おいしい。

トマトベースのしょっぱいオクラのソースが、ごはんとの相性抜群。オクラの粘りがあるので、ごはんによく絡みます。

塩が効いていて、どこか和風の味を思い起こさせてくれます。サバを揚げた油で作られているから、魚の風味とごはんが相まって、日本人の私の口にもよく合います。


もしかすると、カレーよりもおいしいかもしれない。

そんなことを考えながら、食べていました。


みんなで分け合う


ブルキナファソでは、ひとつのお皿をみんなで分け合うことが当たり前。

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子どもたちだけで食べていても、取り合いになってケンカになることはありません。

大人のだれが言わずとも、おのずと大きな子が小さな子をひざに乗せて、食べさせてあげます。

イヤがりながら面倒を見るのではなく、ごく自然に。

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この日、ソースに使った魚は1匹。

子どもたちだけで、少なくとも10人以上はいたと思います。

たった1匹の魚を大人と子ども、みんなでほんの少しずつ分け合って食べました。


さいごに

今日は、オクラソースのごはんをお届けしました。

今回使った食材は、日本でも手に入りやすいと思います。

もしよかったら、今晩のごはんにいかがでしょう。

そして、ひとつのお皿によそって、みんなで食べてみるのはどうでしょうか。


「先に食べていいよ」
「もっと取っていいよ」
「今、お皿に手を伸ばしても大丈夫かな」


ひとつのお皿を分け合うとき、自然と相手のことを思うから。


自然と会話がはずむから。


自然と笑顔になるから。

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きっと、ごはんがもっとおいしくなる——


そんなことをお伝えしながら、連載第4回を終えようと思います。

最後まで読んでくださり、ばーるか(現地モレ語で「ありがとう」)!


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「食べるよろこび」を全ての人とわかち合いたい。

国際協力NGOハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、そう考えて、飢餓をなくすため、ブルキナファソを含む5ヵ国で活動しています。


このnoteを読んで、「ブルキナファソってどんな国?」とすこーし興味がわいたら、国名の由来など、もう少しだけ知ってみてください。

ブルキナファソについてはこちら

HFWでは「【食文化コラム】お腹が鳴るギャラリー」と題して、記事を掲載しています。ぜひこちらもチェックしてくださいね。

「食文化コラム」はこちら

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