強く握らない
受けを取る時に全力で持て!!という人は結構、多いと思います。
それ自体は一つの練習なので良いと思いますし、
僕もそういうスタイルが結構好きです(笑)
ただし、今回のタイトルは取り(技を行う方)の話です。
相手の手を持って動かそうとする場合、
木剣を握る場合、
もしくは相手に持たれた場合など
いずれの場合でも技を行う際は、
力一杯握ったり、力こぶしを作らないことをお勧めします。
理由は簡単で、屈筋が作用してしまうからです。
なぜ屈筋が作用すると問題なのか?
屈筋は曲げる動きをする筋肉の総称であり、
力が内側にこもる傾向があるからです。
流派によっては指をピーンと張って
力が外に出るようにしなさいなんて教えも多いですよね。
木剣を握る時も強く握らないことです。
強く握ることで力が内向きに働いてしまいます。
また、指を張るにしても、
張ることを意識し過ぎて、指が外にそり過ぎてもダメです。
そうすると、今度はそっちに力が逃げてしまうからです。
ですから、意識すべきことは
力が内にこもらないようにすることですね。
因みに、力を抜きすぎて手がすぼんでしまうと、
同じことが起きるので注意が必要です。