たまごを使って、家計のやりくり名人に!!
昨晩のNHKクローズアップ現代で、物価の高騰が家計に与えている影響について取り上げていました。食費をやりくりする中で、子供の食事を優先させた母親が栄養失調になったという事例を説明していました。番組は、家計をやりくりする中でも、必要な栄養素をしっかり意識した食事をとることが大切だと結論づけていました。
それでは、家計をやりくりしながら、必要な栄養素をとるには、どうしたらいいのでしょうか?解決策の一つに、コストパフォーマンスの良い食材、食品を日々の献立に組み込むことが考えられます。
ぜひ、たまごを使って、家計のやりくり名人になってください。
たまごと他の食材のコストパフォーマンスを比較してみました。2023年6月12日の農林水産省食品価格動向(https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/)をもとに、食品100gあたりの価格とその食品の蛋白あたりの価格を調べてみました。
食品100gあたりの価格
2023年6月 2022年6月 値上げ率
牛肉 344円 327円 105%
豚肉 271円 260円 104%
鶏肉 145円 127円 114%
まぐろ 493円 465円 106%
鶏卵 56円 46円 122%
蛋白50gあたりの価格(50gの蛋白をとるのにいくらかかるか?)
2023年6月 2022年6月 値上げ率
牛肉 1246円 1185円 105%
豚肉 792円 760円 104%
鶏肉 437円 383円 114%
まぐろ 934円 881円 106%
鶏卵 205円 148円 122%
これらを見ると、たまごのコストパフォーマンスの良さが際立ちますね。たまご100gの価格は56円です。鶏肉の3分の1、豚肉の5分の1、牛肉の7分の1です。お腹を満たし満足感を与えることでも驚異的なコストパフォーマンスです。また、1日の蛋白必要量(成人男子)50gを得るためにいくらかかるのか計算しましたが、たまごのコストパフォーマンスの良さがわかります。
また、昨年よりも鶏卵はダントツで値上がりしていますが、それでも他の食品に比べたら、コストパフォーマンスについてまったく問題にならないことがわかります。つまり、物価高騰対策として、たまごをやめて他の商品に変更することは、一番コストパフォーマンスが下がることを意味します。
タンパク源として、そして、お腹を満たす食品として、たまごをたくさん使ってみてください。豊富なビタミンやミネラル、そしてコリンなどの付加価値栄養素を考えると、たまごはあなたを、大切な人を幸せにする『家計のやりくり名人』にしてくれるでしょう。
<参考資料>
今回作ったデータを添付します。1年間の推移がわかります。参考にしてみてください。