途上国から見たグローバルカンパニーってなんだろう
こんにちは!
今日はアメリカが祝日なので、隣国メキシコもなんとなく静かです。
ただやることはたくさんあります(;^_^A
途上国で働いて初めてわかることですが、
先進国からの投資あってこそ、メキシコにブランチオフィスができ、
生産工場がつくられ、職が増えています。
とても大事ですね!
そして、欧米諸国(本社)がロングバケーション中でも、
祝日の少ない途上国が動くからこそ、ビジネスが回っているという事実もあります。
残念ながら、本社から見ると、途上国の従業員は自分より下でしょう。
それに、ローカルは仕事へのパッションがなく、すぐ辞めてしまう・・といった意見もたくさん聞こえてきます。#日本人の口癖
でも、もちろん本社とローカルでは、福利厚生や給料レベルはまったくべつもので、国の補償もほぼ何もありません。
それが背景にある限り、「同じような心持ち・気合で働け」というのは少し無理があるな~と感じます。
たとえば、メキシコは物価が安いからこれくらいが妥当だろう、と考える以上に、
メキシコ人は、低賃金に嘆き、将来への不安をかかえています。(十分な補償がある側からすると、無い側の不安がわからない)
会社で学び、恩返しすることはすごく大切だけど、
それよりも、生活&自分の価値向上のため、転職はかかせないってこと!笑
私も"ローカルにしては"貰っているほうだし、食べものに困るなんてことないけれど、
この環境にいると
たった数年でも、そろそろ転職市場に舞い戻って
自分の価格を上げなきゃ!と思うのです。
さっそく#Linkedin更新(笑)
つまり、何が言いたいかというと、
真のグローバルカンパニーとは、
世界中の従業員に同じ水準の能力をもとめ、
異なる国で同じ水準の価値創出ができ、
かつ同じ水準の給料を支払えること
なんじゃないかな~と思っているわけです。
そして、それを目指している会社は非常に稀だということ。
企業が安価な労働力をもとめる限り、そのようなビジョンを持つのは難しいですけどね。
そこらじゅうに工場や事務所があったって、グローバルカンパニーとは言えない。
というのが私の見解です🤔
前置きが長くなった!今日の学びの記録↓
古い(2010年)記事です。
ハーバードビジネスレビューの記事の一節
....each person on this planet speaks his or her own unique language. ....where you grew up, the language used by your loved ones, where you went to school, your friends, your career, the amount of money at your disposal, and even your spirituality......
no one else speaks your precise language.
Persuasion Tactics of Effective Salespeople by Steve W. Martin
"No one else speaks your precise language. "
同じ言語同士でも、
同じ「ことば」を使うひとはいないんだよ、と!
ふだん、英語とスペイン語を向上させなくっちゃ、と頑張っている身としては、
「同じことばを話す人はいない」というのに衝撃をうけ、脳天がしびれたのでした。
「ことば」はその人の人生の積み重ね、ですものね。
途上国が・・グローバルが・・うんぬん・・と、つらつら書いたけれど、
まったく別の人生を歩み、
それぞれの単語に別のイメージをもつひとだっているわけで。
うーん、おもしろい。
これからも自分らしい人生をあゆみ
自分のことばを紡いでいこう。
そして、他人の使うことばにも注目してみよう!と思ったのでした。