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過去にトリップ【noteで得られた不思議体験】
18時。勤務時間が終わってベッドにごろんと寝転がる。WFHバンザイ。
アジアとの会議が始まるまで、小一時あるな。
そう思い、noteで《あなたにオススメ》と表示されるいくつのかの記事を読みました。
ジャンルは違うものの、クリエイターさん達が気持ちを綴っている、ちょっとセンチメンタルな物語たち。
人やモノとの出会いや別れ。
切ないけれど、それが味わいだよなあ、と共感する。
無意識にパラパラといろんな記事を読み進めていくうちに、いつのまにか自分の意識がトリップ。
突然ふっと頭の中に、小学生だった頃のワンシーンが、クリアな映像として降りてきたのです。
読んでいたnote記事と全く関連がないのに、
なぜそのシーンなのか...分からない。
noteを読んで共感し、小学生のころの私の感情とリンクして
25年ぶりに脳みその引き出しが開いたとしか思えない。
それは確かに、小学生の私にとってちょっと切ない体験だったから(笑)
せっかくなので、そのシーンを綴る。
✨
小学生低学年のころ、道徳か工作の時間か忘れたけれど。
『世界が平和になる絵を描きましょう』、とお題が出されました。
その絵はコンクールに出します、と。
これは定番のイベントで、学校中の生徒が必ず描くものです。
毎年のように生徒の作品が、教室や廊下に貼られている。
なので、だいたいどんな絵を描くべきなのか、イメージが固まってしまっているとも言えます。
男の子も女の子も、大半の生徒が同じ。
【丸い地球のまわりを、さまざまな肌の色の子どもが手を繋いで輪っかになっている絵】
私は、本当にコンテストで賞を取りたかったので、
『みんなと同じはダメ!何か違うもので勝負しないと!』
と思いました。
図書室に籠って、いろんな本を漁り、
世界中に平和が届くことをどう表現しようか?と考えました。
私が考えた構想は
【大きなタンポポ一輪と、ワタがキラキラと風にのって飛んでいる幻想的な世界】
どういう思考回路で、これを導き出したか忘れてしまいましたが、
小学生の私はコレダ!と感じました(笑)
幸せが風にのって世界中に飛んでいく、というイメージだったと思います。
図鑑を引っ張り出して、タンポポもワタも詳細に描き、
背景は宇宙と光と地球の色を意識して美しく仕上げました。
その横で、仲良しの幼馴染が、
青い空に真っ赤な太陽。元気な子どもが地球の周りで手を繋ぐ姿を描いてました。
彼女は子どもたちの笑顔を描くのが上手でした。
そこで私は確信します。審査員が私の絵を見たら、こう思うはず。
“お!他とは違う手法で世界平和を表現しているな。”
子どもながらに、意表をつこう、裏をかこうとしたのです(笑)
結果はみなさん予想どおり(?)
幼馴染が特別賞でしたヽ(;▽;)ノ
私は入賞もできませんでした。
みんなと同じものを描いていれば良かったのか、とちょっと拗ねましたが、
単純に、他人にとっては【タンポポと世界平和】が結びつかなかったのかもしれない、と思った瞬間、
私はいったい何をしてたんだろう・・と切なくなったのを覚えています。
今の今まで、完全に忘れていた遠い昔の記憶。
noteを通じて思わぬ形で蘇った、不思議な体験でした。