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”全社員noteリレー文化”でつくる、採用広報のはじめかた

採用広報は、即効薬ではありません。

ですが、中長期的に成果に繋がる妙薬として取り組む企業が増えてきました。

そんななか、自社のカルチャーや働く人々の魅力を発信し、採用候補者に響くコンテンツを作りたい。でも、何から手をつければいいのか分からない…と感じていませんか?

この記事では、創業3年目のSaaS企業でひとり人事を務める私が、
”全社員noteリレー文化”をスムーズに醸成するための事前準備と社員巻き込みのコツを解説します。

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この記事はourly Advent Calendar 2024🎄 イブイブ!23日目の記事です🎅🎂🎁🕯️昨日は、河野さんが【判断止まりから脱却!】お客様に「決断」を施す営業の極意のnoteを書いてくれました。

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採用広報の戦略方針

本題に入る前に、押さえておくべき採用広報の全体的な戦略方針。弊社ではここを定めた上で、noteと全社員のnoteリレー文化というhowに至っています。

「ったりめーだろ!そんなん知ってるわ!」という方は飛ばしてOKです。

・トリプルメディア戦略

「あの会社素敵だよね〜」と言われる企業は、次に紹介するトリプルメディアをかけあわせたクロスメディア戦略をひいていることが多いです。

1.オウンドメディア(Owned Media)
会社の魅力を理解してもらうためのコンテンツ(=資産)を蓄積する場所。

2.アーンドメディア(Earned Media)
1.オウンドメディアはあくまで情報の蓄積場所であり、拡散性はありません。2.アーンドメディアの拡散機能を持ってこそ、1.オウンドメディアが活きます。

3.ペイドメディア(Paid Media)
採用時にまず手を出すのはここ。顕在層への認知を獲得し、スピーディーに楽に採用へ繋げることができますが、お金を払えば使える媒体であり、蓄積性は低いです。

このトリプルメディアを意識しながらキャンディデートジャーニーマップを描いた時、当初の弊社はどうみても1.オウンドメディアがありませんでした。

そこでnoteをスタートするという結論に至っています。

・企業魅力の4P

公式noteはこんな感じでやっているのですが↓
当初は4Pのバリエーションが非常に少なく、People(人材・風土)に寄った内容ばかりでした。

そこで全社員のnoteリレー文化という施策を選んでいます。社員個人によるProfession(仕事・事業)発信を増やし、最低限の4Pは網羅できるようにしています。

「4Pのうち、どこかに尖るんだぜ!」という採用広報戦略もありますが、弊社は創業数年のスタートアップ。「そもそも情報がなさすぎて不安」という状態にならないよう、最低限の4Pは網羅することにしました。


全社員noteリレーの事前設計

さて本題!

・目的を明確化し、社員が動く理由を周知

この段階で重要なのは、プロジェクトに参加する社員自身が 「なぜやるのか?」「自分にとってのメリットは何か?」 を理解できるようにすること。

弊社では、大きくこの2点を目的として周知しています。

  1. 採用広報の促進

  2. セルフブランディング

・目標数値

目標数値は、社員に追わせるものではなく、ひとり人事である私としての数値をおいていました。

採用広報は採用成果へ直結が見えづらいので、入社ベースというハードルの高い目標ではなく、小さな目標から始めています。

社員巻き込みのプロセス

・他社イメージの提供

社員に「やってみよう!」と思ってもらうため、最初に他社の成功事例を共有します。ログラスさん、LayerXさん、擦り切れるほど共有させていただきました🙇🙇

・テーマ設定で負担軽減

「何を書いていいのかわからない…」という壁を越えるため、執筆テーマをあらかじめ決めておくのがポイント。「自由に書いてください」よりもスムーズに執筆が進みます。

Profession(仕事・事業)発信を増やしたい意図があったので、こんなテーマにしたり。
VALUE「Why in ourly?」について書いて欲しいときは、こんなテーマにしたり。

・採用ターゲットを共有

目的の1つに採用広報とあるくらいですから、自社では今どんな人を採用して欲しいと思っているのかも共有します。

・ひたすらリマインド・レビュー

noteリレー期間に入れば、専用チャンネルにてリマインド、内容の相談、レビューを行います。

毎週、毎日、リマインド!
レビューは重たく感じるかもしれませんが、慣れるとポイントが見えてきます。
執筆のtips共有をすることも。

・noteのスキと拡散は何度もリマインド

記事が公開されたら、社員本人にslack全体発信をしてもらいます。

また、毎週の全社員定例会議でも、人事からスキ❤️と拡散🔁をする時間を確保することで、何度もリマインドをかけています。

冒頭のトリプルメディア戦略でもお伝えしたとおり、noteはあくまで情報の蓄積場所であり、拡散性はありません。SNSの拡散機能を持ってこそ、noteが活きます。


noteご覧いただきありがとうございました。

採用広報は、即効薬ではありませんし、ひとり人事としては本当にこれで成果が出るのか?と不安になる施策の1つでした。ですが実際に1年取り組んでみた成果は計り知れません。自然応募の急増、候補者のグリップ、、やらなかった頃には戻れないほど妙薬の虜です。

採用広報勉強中なので、お話ししてくれる方は是非DMください😉(@aiharamana1)

他にもこんなnote書いてるので、覗いてみてください〜


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