英語学習者が2024年にやるべき5つのこと
「特に2024年はこれをするべき!」ということがあるとすれば・・・という観点で、私なりの考えとしてメルマガ読者さんにお伝えしたことを、ここにもシェアさせていただきます。
参考にしていただけると幸いです。
1.早寝早起き&朝勉強
私は、朝5時半からの朝活を実践しているのですが、早寝早起きと朝勉強、最強です。
今まで、なかなか勉強時間を確保できなかったイタリア語の勉強が、朝勉強のおかげでものすごくはかどるようになりました。
ずっと挑戦したいと思いつつ後回しになっていたイタリア語のオンラインレッスンも、早朝に受講しはじめました。
朝5時半から勉強するとなると、夜は早く寝ないといけません。すると、夜の過ごし方も変わります。やるべきことをさっさと片付けて早く寝ようと思うので、無駄にダラダラすることが減るんです。
私たちは、夜に勉強しようと思っても思い通りにいきませんよね。日によって帰宅時間が変わったり夜に予定があったり、見たいテレビがあったり、テキストを開いてもすぐ眠くなったり。
だから、夜に安定した勉強習慣を作るのは、ほんとに、ほんとに、難しいです。
むしろ、夜は起きてても私たち、ろくなことしてないです。(苦笑)ダラダラYoutubeやインスタを見たり、どうでもいいネットニュースを次々見たり。だから、夜はさっさとやること片付けてさっさと寝たほうがいいんです。
逆に、早朝は別の予定や仕事が入ることがないので、安定した勉強習慣が作りやすいです。
そして、ここが重要なところなのですが、人間の脳は、朝がいちばんフレッシュです。睡眠の後で、いろんな情報が整理されているので一番仕事や勉強がはかどるのが、この時間なんです。
特に、起床後2〜3時間くらいまでが脳のゴールデンタイムだそうです。でも、多くの社会人はこのゴールデンタイムを朝の支度や通勤に使ってしまっています。もったいないですよね。(涙)
もちろん、ご家族の事情などでどうしても無理な人もいらっしゃると思いますが、できるだけ、早寝早起き&朝勉強を習慣にすることをお勧めします。ほんとに、人生変わります。
2.英語で情報収集
2024年は、英語で情報収集できる人を本気で目指したほうがいいと思います。
はっきり言って、日本のメディアは終わってます。さすがにもうN●Kのニュースだけ見てれば大丈夫って思っている人はいないと思いますが・・・
たとえば昨年末には、私たち夫婦で制作に関わらせていただいた英語教材SPEEDIER READINGで、WHOの「パンデミック条約」についてのイギリスの英文記事を取り上げてzoomライブで解説しました。このニュース、世界では大騒ぎなんですが、日本ではなぜか全く報道されてないんですよね。
その条約についてここで詳しくは書かないので、ご興味があればご自身で調べてみていただきたいですが、日本語ではニュース記事はほとんど出てきません。(まあ、日本で報道されてないんだから当たり前か)
ニュースにならないのに、私たちにもめちゃくちゃ関係ある条約です。こういうのがほんとにたくさんあるんです。
SPEEDIER READINGでは、アメリカ人のマイクが日々参考にしている世界中のメディアのリストもシェアしています。毎週、英雑誌エコノミストの記事を取り上げて日本語と英語で解説するラジオもお届けしています。
なので、「英語で情報収集するって言っても 何から始めればいいのか・・・」「英字新聞を読むなんて、まだ自分には無理・・・」って方は、ぜひSPEEDIER READINGをご検討くだい。
ニュースを鵜呑みにするのではなく、いろんな立場のいろんなメディアを見て自分にとっての真実が見つけられるよう、私も、まだまだ勉強中です。よかったら、SPEEDIERで一緒に勉強しましょう。
●英語の達人・松本道弘先生が教える超速英語リーディング教材
https://dokugakuenglish.com/speedier-reading/
3.第二外国語の勉強
2024年は、英語以外の外国語もぜひ勉強することをお勧めします。私は、2023年後半はイタリア語を毎日勉強しましたが、英語への理解がさらに深まりました。
先日は、イタリア語のクリスマス「Natale」についてお話ししましたが、あんな発見が毎日あります。
フランス語やイタリア語の基礎単語を学ぶだけで、英検1級レベルの難関単語がわかるようになる・・という話は、この記事にも書いています。あわせてどうぞ。
「英語もままならないのに、違う外国語なんて無理」って多くの人は思っていますが、その認識が間違いなんです。違う外国語をやるからこそ、英語との相乗効果でどっちも伸びていきます。
「フランス語をやってたら、勝手に英語が伸びた」ということは、私自身の実体験として感じています。英語以外の言葉を学んだら英語の成長がその分後回しになる、という仕組みにはなってないんです。
フランス語やイタリア語を勉強して、英検1級や1級超レベルの超難関単語の意味が推測できるようになれば、上で挙げた「英語で情報収集する」にもめちゃくちゃ有利になります。
だって、ニュース英語はフランス語やラテン語(≒イタリア語)が起源の難しい単語のオンパレードですから。
仮に、英語とかけ離れた言語を学ぶとしても、外国語への苦手意識は今より確実に減ります。そして、言葉への敏感さも高まります。英語を必要以上に崇拝する英語至上主義からも脱却できます。メンタル面で、英語にいい影響が必ずあります。
また、英語以外の外国語ができる人って日本ではほとんどいないので、それだけで教養ある人と見てもらえるというメリットもありますよ。
「何語を勉強したらいいですか?」とよく質問されますが、自分が興味がある言葉にしましょう。「就職に有利そう」とか、「話者人口が多いから将来役立ちそう」とかメリットだけで、興味ない言葉を選んでも絶対長続きしないです。
なんとなく響きが好き、いつか旅したい、自分の推しの言葉を理解したい、そういうユルい理由で選んでOKです。
それでも迷うなら、私のおすすめはフランス語です。
英語に一番役立つのは、フランス語です。(15ヶ国語を操る国際言語学者の溝江達英先生もそうおっしゃってました)
フランス語やイタリア語を勉強するなら、溝江先生の講義で全体像を理解してから取り組むのがお勧めです。いきなり全部独学は、なかなかしんどいので。
溝江先生の講義は私も受講しましたが、たった2〜3時間の講義で、大学1年分の内容をカバーしています。全然小難しくないどころか、めちゃくちゃ楽しいので、私も夫も溝江先生の講義の大ファンです。
私がリアル受講した溝江先生の講義の動画版はこちら↓
これらを受講された方には、私の第二外国語の勉強法や使ってる辞書、参考書、アプリ、オンラインレッスンなどの情報をシェアしています!決済後に届くメールから確認してくださいね。
私は、溝江先生のイタリア語講座のおかげで、イタリア語レッスンでも「イタリア語勉強しはじめて、まだ5ヶ月?それでそんなに話せるの!?素晴らしい!」っていろんな先生に褒めていただけました。(まあ、イタリア人の先生は みんな褒め上手、おだて上手ってのもありますがw)
フランス語がおすすめ!ということについて、こちらの記事にさらに詳しく書いているので、よかったらぜひあわせてどうぞ。↓
4.海外旅行
海外旅行に行く日本人が減ったと、前回お話ししました。
疫病とか、物価高とか、円安とか、戦争とか、飛行機事故とか、いろんな理由で海外に足が向きにくくなってると思います。だからこそ、今こそできるだけ海外に出ることをお勧めしたいです。
「いつか、もっと状況が良くなったら」って待ってても、そのチャンスは来ないかもしれません。次の疫病があるかもしれません。次の戦争があるかもしれません。
厳しい言い方になるかもしれませんが、世界情勢や日本経済が、今より「上向く」時は、もう来ないかもしれないのです。
近くの国でもいいし、短期間でもいい。
自分じゃなく子供に行かせるのでもいい。
どうしても今は無理なら、まずは計画を立て始めるだけでいい。
「どの国のどの都市を選ぶか?」というリサーチから、すでに学びです。治安がいい場所かどうかはもちろん、宗教や政治、歴史など、旅をしようと思ってはじめて調べようという気になると思います。そこから自分の教養が高まるし、世界が広がります。
また、海外で万が一何かがあった時のために語学力をより磨いておこうと思ったり、現地に友人を作っておこうと思ったり、そういう備えも現実的に考えますよね。
そして、無事に海外旅行から帰ってきてからも「ああ、もっと英語ができたら、もっと楽しめたのに」という悔しい思いが残り、もっと勉強したくなったという経験をしたことがある人も多いはず。
それこそ、海外旅行の意義ではないでしょうか。
そして、今、この2024年に実際に海外に行って、現地の物価、治安などを肌で感じてみれば、さらに身に沁みて分かるはずです。日本がどれほどすばらしい国か。今の日本はどれほど危ういか。
海外旅行は、「娯楽」ではなく「投資」です。ぜひ、行けるうちに海外を見てきてください。そして、その学びをこれからの人生に活かしていきましょう。
5.英語「使用者」になる
日本には、いつまでたっても英語を使い始めない“English learner” があまりに多すぎます。2024年こそ、英語「学習者」でいるのを辞めましょう。
もちろん、英語の勉強は続けていいし、続けるべきなのですが、ただ問題集を解いてるだけ、試験対策をしてるだけの毎日は、もう卒業しましょう。英語を、今日から使いはじめましょう。
「英語を使う」というと、そういうお仕事に転職しないといけないとか、海外に住まないと無理と思う人が多いですが、そうではありません。
たとえば、
・世界情勢を知るために、英語でニュースを読む。
・趣味に関係あるYoutube動画を英語で見る。
・英語で海外の人に向けてSNSで発信する。
・外国人の友達を作って、互いの国について語り合う。
・海外からの観光客や留学生に関わるボランティア活動をする。
こういうのも全部、“English user” の行動です。
英語を実際に使うからこそ「楽しい!もっと頑張ろう!」と思えるし、実際に「使える英語力」「通じる英語力」が身についていきます。
いくら勉強しても勉強しても自信が持てないのは、「英語を使ってないから」です。使ってみれば、「案外、自分の下手な英語でもそれなりに通じるし、楽しめるな」と気づけます。
2024年こそは、勇気を出してEnglish userになりましょう。
というわけで、私が思う、「英語学習者が今年やるべき5つのこと」をお伝えしてみました!
もちろん、英語を教えている立場から書いた「やるべきこと」なので、状況が違う方には違う答えがあると思いますが、少しでもお役に立てば幸いです。
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