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ブタペストのアパートメントで家主さんと険悪ムードになった話

2023年5月、アメリカ人の夫とふたりでチェコ、スロバキア、ハンガリーを旅行してきました。

めっちゃおしゃれなカフェCafé Gerbeaud

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広島カープのTシャツに反応するドイツ人男性に出会った inスロバキア
外と中のギャップが激しすぎるアパートメント in ブダペスト


今回の旅でのいろんなトラブル


今回の旅は、全体的にトラブルが多かった気がします。まあ、どれもたいしたことないトラブルですが、乗ってたバスが故障したり、電車を途中で降ろされたり、冷蔵庫が壊れてたり。(;・∀・)


トラブル一覧:

①車掌さんに怒られる

②冷蔵庫が壊れている

③電車を途中で降ろされる

④バスを途中で降ろされる


ブダペストのアパートメントのトラブル

そして、ブダペストのアパートメントでは、wifiに接続できないトラブル。

家主さんに、Booking.comアプリのチャットで連絡しました。もちろん、私たちはハンガリー語はできないので、英語でのメッセージのやりとり。


すると、「テレビとwifiが繋がっているんだけど、テレビの調子が良くないことが時々ある」のだそうで、今日中に同僚にテレビを見に行かせると返事が来ました。

「今から向かっていいですか?後の方がいい?」と聞かれたので、「じゃあ私たちはランチを食べに行ってくるので、その間に直しておいてください」とお願いしました。



そして、前回の記事で書いたように中東料理を食べて、ユダヤ人街をうろうろしてアパートに帰ってきたのですが、ネットに接続しようとしても、依然としてつながらないまま。

「まだつながらないんですけど、修理にはまだ来てないんですか?」と再びオーナーさんにチャットで連絡するも、今度は全く返事がなし・・・

この時点で、夕方の18時。

え、もう営業終了ってこと?明日まで連絡つかないのかな・・・(;・∀・)


家主さんとは、チェックインしたときに顔を合わせていました。20代くらいの若くてきれいな女性で、まだ1歳にもならない小さなお子さんを抱っこして出迎えてくれました。とても感じの良い女性のように見えました。

赤ちゃんを寝かせてて連絡が取れないのかな・・・

でも、こっちもwifiがないとパケットをどんどん消費するし、困るんだけどな・・・( `·ω·) ウーム…


結局、2時間くらい待っても連絡が来ませんでした。

なので、

「このまま連絡をいただけないなら、明日からの宿泊はキャンセルします。その場合、キャンセルした分の宿泊費は返してください」

と、ちょっとキツめの言葉でチャットに連絡を入れました。


夜中になってようやく、オーナーの女性から返答がきました。

その内容は・・・

「I am helpful!(私はちゃんと対応した!)

私はすぐ同僚を向かわせたし、修理は完了した。
今までのゲストは、あなたのような問題はなかった。

Good night」


という、「自分は悪くない」という喧嘩腰の返事でした。(苦笑)

でも、私たちだって、夫婦で自宅でネットで生計を立てています。悪いけど、wifiの接続のやり方くらいは知ってる。

それで接続できないんだから、おたくのテレビになにか問題あるんだよ・・・


優雅にトカイワイン飲んでる場合じゃない


そして、夜まで夫があれこれ再起動したり、コードをつなぎ直したり、テレビのリモコンを操作したりして数時間悪戦苦闘した結果・・・

ようやく、ようやく、つながりました・・・๛(-△-;)


翌朝のオーナー女性からの連絡


で、夜に来た

「I am helpful!(私はちゃんと対応しました!)

私はすぐ同僚を向かわせたし、修理は完了した。
今までのゲストは、あなたのような問題はなかった。

Good night」

という喧嘩腰のメッセージですが。

私たちは「100%お宅のテレビの不具合が原因です」と言いたいけど、こちらの言い分をどう伝えたとて状況が変わるわけでもないし、"Good night"って書いてるからには「もう寝るから今日は連絡してくんな」ってことだろうし、そのメッセージには返答しないままで翌朝を迎えました。


そして翌朝。

「おはよう。お元気ですか?

私は夜間大学に行っているので、昨日は連絡が遅くなってごめんなさい。wifiにはつながりましたか?何か必要なものがあれば言ってくださいね」

というメッセージが来ました。(※英語を書くのはあまり得意ではないようで、間違いだらけだったけど・・・)


へ〜、小さいお子さんを育てながら、昼間はアパートメントのオーナー業をしながら、夜は大学に通ってるんだ・・・

「頑張ってるんだな・・・」と思うと、昨日の私の怒りはいとも単純に消え去りました(笑)


そして、ネットは無事つながった旨を伝え、「トイレットペーパーが足りないかもしれません。今日はまだ大丈夫だけど、もし可能なら明日くらいに持ってきてくれると助かります」と伝えると、その日に私たちが出かけている間に持ってきてくれ、ドアの前に置いておいてくれました。

なんだ、いい人じゃん・・・


缶切りがアパートメントにない理由


そして次の日も、朝に

「おはよう。今日の気分はいかがですか?
アパートメントで何か足りないものや必要なものはありますか?」

と、また連絡してきてくれました。


そういえば・・・

ハンガリーと言えばフォアグラということで、フォアグラを買ってきたんですが、缶切りがアパートメントになくて空けられなかったんですよね。

フォアグラをパンにつけて食べたかった


「フォアグラを買ったのですが、缶切りがキッチンの引き出しに見当たらなくて空けられませんでした。日本に持って帰ることができないので、滞在中に食べたいです。お店で缶切りを探しましたが、見つけられなくて。

あと、ビール瓶を空ける栓抜きもないみたいです。私たちは必要ないので滞在中には要りませんが、情報としてお伝えしておきます」

とメッセージを送りました。


すると、すぐ返事が来ました。

「缶切りも、栓抜きも、ちゃんとあったの!!

でも、ここに泊まる人が盗んでいくのよ・・・ガラスのコップもたくさんあったのに、ほとんどなくなったわ。

ゲストが出発した後、何が失くなっているかを全部チェックして補充する時間の余裕がないの」


おお・・・なんと・・・

多分、過去に宿泊した客が、栓抜きやコップをアパートメントから持ち出して、外でビールを飲んだりしたんでしょうね。そして、そいつらがそのままアパートメントに持って帰らず、失くなってしまってると。


「それは残念です。他人のアパートに泊まって、そこの物を盗んでいくなんて、信じられない!」

と同情のメッセージを送ると、「理解してくれてありがとう」という絵文字いっぱいの返事が来ました。

そして、彼女はその日のうちに缶切りをアパートメントに届けてくれました。「栓抜きもない」と伝えてたので、缶切りと栓抜きが一体になったやつでした。

ハンガリーの民族衣装があるお土産屋さん


まあ、アパートメントを貸すのも、大変ですよね。勝手に物を盗んでいく人もいれば、wifiがつながらないと文句を言う人もいるし(苦笑)

そんなわけで、最初はwifiトラブルからお互いに悪い印象でしたが、私も彼女の大変さを少し理解し、仲良くなれたと思います。


そして彼女は、なんと最終日には、「空港まで車で送ろうか?」とまで申し出てくれました。

結局、フライトの時間が彼女の予定と合わなかったのでお断りしましたが、普通は民泊でそこまでしてくれることはないので、びっくりしました。


そんなわけで、ハンガリーでもトラブルがありつつも、振り返ってみれば楽しい旅の思い出のひとつになりました。

ただ、"steal"(盗む)のつもりで"still"と書いてたりと、彼女のメッセージの読解には多少の推理力が必要でしたが。(;・∀・)


というわけで、今日はここまで!まだ写真もたくさんあるので、旅行記はもう少し続けますね。

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