日本の持続可能な未来人口:約3,000万人の真実 I
通貨価値の消失、国家経済の完全崩壊、貿易が不可能となる鎖国状態に陥った場合、日本のような島国で維持可能な人口数は、肥料や降水量に左右されます。日本は化学肥料の原材料と化石燃料をほぼ100%輸入に頼っているため、これらが輸入不可能になると、人口の80%が農業に従事しても、持続可能な人口は約3,000万人となります。この数字は、環境・エネルギー・資源の学者として、日本国のエネルギー収支などから、1999年に私が導出した日本の最大収容人口です。
それから12年後、日本政府の国土審議会政策部会長期展望委員会も同様の計算を行いましたが、彼らの計算でも約3,300万人であり、私の試算との誤差は最大で10%程度です。
国土審議会政策部会・長期展望委員会委員名簿・平成22年9月現在
日本政府(国土交通省や総務省など)は、今後100年で日本の人口が3,300万人になるシナリオを想定していますが、これは化石燃料が枯渇した場合、化石燃料を使用する以前の状態に戻るという、非常に単純な状況を指しており、同じ前提条件下では、誰が計算しても大きな差は生じません。
しかし、多くの日本人が、 #肥料輸入 、 #穀物輸入 、 #食料輸入 、 #資源輸入 、 #エネルギー輸入 を100年以上継続できると信じていること自体、私にとっては驚きです。
私は学術研究だけでなく、#アフリカ諸国の電気もガスも水道水もない地域で農業なども営んでいますが、水や電気がなくても十分に楽しい生活ができます。#地質学や#宝石学や#生物学などの知識があると、十分に楽しいどころではなく、非常に楽しい生活ができます。
一方、東京の湾岸タワーマンション( #タワマン )に住み、幸せだと思っている人たちが、電気や水がなくても幸せに暮らせるとは考えにくいですが、東京に住む人たちを見ていると、なぜそこまで日本政府を信用できるのかが不思議でなりません。
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