小学生でもわかるDX入門：日本のICT業界の闇
みんなは、 #DX って知ってる？ #デジタル・トランスフォーメーション の略だからDTのはずなのに、何を #トランスフォーメーション するのか分からないから、トランスフォーメーションの『Ｔ』の代わりに『Ｘ』にしちゃったんだ。これはコンピュータ業界にありがちな話だけど、コンピュータがどこに繋がって何をしているのか解らない人が多いので、雲の絵を描いて #クラウド （雲）って言って分かったような気になるのが、ICT産業の特徴なんだよ。
みんなは小学生だから、あまり気にしていないかも知れないけど、日本はこれまでもDXに失敗し続けてきたから毎年4兆円も損をしてきたのに、2025年からは年間12兆円も損をするって経産省が言っているんだよ。12兆円と言ってもあまりピンとこないかも知れないから、みんなにも分かり易い目安を言うよ。
日本の貿易収支の黒字額は毎年変わるけど、日本は毎年10～20兆円くらいの貿易黒字を出しているから、国家が破綻しないんだね。だから経産省がさり気なく『日本はDXがダメだから2025年から毎年12兆円損します』って宣言している金額は、日本はDXに失敗して国家が滅びますって言っているのと同じなんだよ。
そんなに重要なのに、みんなが気付いていない日本のDX問題の本質をさりげなくボソリと指摘している葛西さんのnoteを紹介するね。葛西さんのnoteはスチームパンク風の背景に、アヒルっ娘萌えのイラストがたくさんあるから、表紙絵だけ見ると『アヒルっ娘萌えのnote？』って思うかも知れないね。でも、書いてある内容は、コンピュータと経営が分かる人が読むと、日本の企業経営とICT業界に対する皮肉と、不条理感が濃い内容だよ。
日本の政治家や官僚、大企業経営者はＤＸだけでなく、他の分野のこともよく分かっていないので、みんなが気付かないうちに、各省庁が何でも『Ｘ』にしちゃってるって知ってた？ いまどき『Ｘ』を使って喜ぶのは、イーロン・マスクだけかと思ったけど、日本の官僚や政治家も『国民はバカだから、とりあえずＸって書いとけばいいんじゃないですか』って感じで、日本にしか存在していない以下のような、何とかＸがたくさんあります。
これらの何とかＸはどれも、毎年数兆円単位で損をすることが分かりきっているので、ボクは日本から逃げて、外国に移住しちゃったんだよ。
みんな『小学生でもわかる～入門』が好きみたいだから、これから以下のようなテーマでシリーズ化してみるね。
#GX （ #グリーン・トランスフォーメーション ）
#SX （ #サステナビリティ・トランスフォーメーション ）
#MX （ #モビリティ・トランスフォーメーション ）
#HX （ #ヘルスケア・トランスフォーメーション ）
#CX （ #カスタマー・エクスペリエンス ）
つづく…
武智倫太郎
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