友達欲しさに、恋愛に手を染める
友達が欲しくて欲しくて欲しくて仕方なかった。小さなころからずっと。
女きょうだいの中で育った私は、幼少期の大半を姉妹あるいは隣家の三姉弟に遊んでもらっていた。身内としか関りを持たずに育った私は、教室で仲間を作ることが苦手で、友達関係を上手く築けずにいた。小学生の頃は、できもしないのに野球の輪に入れてもらっては、デッドボールを避け切れずに泣いて帰ったりした。当時男子の間で流行っていた、ガンダムやキン肉マンに一切興味がなったから、共通の話題で盛り上がることもできなかった。暇を持て