NLPを学ぶ私が 今、いちばん伝えたいこと。
みなさん こんにちは。 Kimiyoです。
最近のオーストラリアは日本とは逆に真冬に向かっています。
特に私が住んでいるシドニーは15度前後と肌寒い日々が続いています。
(夏に向かっている日本が羨ましい!!)
またロックダウンも徐々に緩和されてきており、たくさんのショップが再開し、外食が可能になりました。 レストランやカフェに行くことが大好きな私にとってはすごく嬉しいです。 ・・・とは言ってもまだ第2派が懸念されているので、できる限りテイクアウトにして、引き続きソーシャルディスタンスなどを守りながら気をつけて過ごしていきたいです。
(お気に入りのコーヒーショップSHUK♡
さて、本日は、私の専門分野である「NLP」について。
実は、今こうして私がオーストラリアへ拠点を移した理由の一つに、
海外の人たちの仕事への向き合い方や、メンタルとの向き合い方を実感したいと思い、 ここオーストラリアでもメンタルケアに関して勉強をしながら活動の幅を広げています。
前回の自己紹介記事でも少しお話ししましたが、
約3年前、私は一時期仕事を続けることが難しくなるほどのワーカホリック(精神病)に陥ってしまい、 そんな時に私を助けてくれたのが、 大学時代に学んでいた「NLP(神経言語プログラミング)」という心理学でした。
みなさん、「心理学」と聞くと、どんなことをイメージしますか?
「心を読まれているのかな?」とか、とても難しいイメージを持つ方も少なくないと思います。実際に私も心理学やカウンセリング、精神科というと少し敷居が高く、どこかで私には関係のない分野だと思っていました。
ただ みなさん、風邪を引いたら何の抵抗もなく病院に行きませんか?
オーストラリアではいたるところに、メディテーションセンターやカウンセリングを受ける施設(心と向き合う施設)があり、 ちょっと体の異変を感じたら病院に行くのと同じように、 少しでも「心が疲れているな」とか 「体の異変はないけど、気持ちがしんどいな」と思ったらこのような施設を利用します。
今回のパンデミックの状況でも、オーストラリア政府からのアナウンスメールに、無料で受けられるメンタルケアの電話番号が記載されていました。 それくらいオーストラリアの人はメンタルヘルスを重要視しています。
人によって捉え方・感じ方は様々ですが、 日本人はカウンセリングやセラピーを受けることに少し抵抗を感じている方が多い、と私は思います。
しかし実は、こういったサービスを受けることで、 日々のちょっとした意識や考え方、さらに行動・発言が変わり 、ストレスを軽減させることができ、「心の健康を保つ」ことができるのです。
私自身、心がしんどくなって何もやる気が起きなかった状況から、 NLPを学び始めたことで人生が明るく、前向きに。まさにAIDAMAが掲げる「はつらつとした毎日」を歩んでいけるようになったのです。
この記事では、NLPを通じて起こった変化、学んで良かったことなどを
私の実際のエピソードとともに、お話を展開したいと思います。
また、実際にそこまで心は疲れていないけど、・・・
「どうしても上司・仕事仲間とのコミュニケーションがうまくいかない」 「自分なりに一生懸命仕事をしているのに、なぜか思うように成果が出ない」
「いつも他人の言動に振り回されて、疲れを感じる。」
そんな方にもこのNLPを活用することができるので、 是非お仕事やプライベートで悩みを持っている方に読んでいただき 少しでも前向きになれるような、そんなヒントとなるようなことがあれば幸いです。
【目次】
●NLPを学び直す前の、ボロボロだった私
●脳と心の取り扱い説明書「NLP」とは?
●衝撃だった「コミュニケーションの本質」
●心機一転!今までしていたことを全て変えてみた!
●私生活の変化
●この記事で一番伝えたいこと
NLPを学び直す前の、ボロボロだった私。
早速ですが、NLPを学ぶまでの私は、本当にバリバリ仕事をしていました。
順調に進んでいっていると思っていた矢先、 ワーカホリックに陥ってしまい身体的にはもちろん、精神的にも体が壊れてしまいました。
どんな症状が起きたというと・・・
四六時中仕事のことが頭から離れないだけでなく、
暴飲暴食や、毎晩お酒を飲んでしまったりと、食生活が乱れ、倦怠感、生理不順、肌荒れ、遂には不眠症にも。
かなり醜い画像になってしまいますが、
全く自分自身のコントロールができなくなって肌が荒れていた時(左)と
心と体の健康を取り戻した時(右)の比較写真です。
本当にびっくりしますよね。
この変化は、いかに“ココロとカラダが繋がっているのか“を体感できた経験でした。 そして、この大きなワーカホリックでの経験が、 学生時代に学んでいた「NLP(神経言語プログラミング)」を、再び本格的に学び始めるきっかけとなります。
脳と心の取り扱い説明書「NLP」とは?
そもそもNLPってなに?と思っている方も少なくないと思います。
アメリカ発祥の心理学の一種で、海外では知名度が高いですが、 日本ではまだあまり広まっていません。 なので、ここで少しNLPとは何かを簡単に説明します。
NLPとは、英語でNeuro Linguistic Programmingと呼ばれ、日本語で『神経言語プログラミング』と訳されています。 神経(脳)の働きを分析し、言葉という道具を通じて、脳のプログラミングの過程に働きかけようとする心理学で、「脳と心の取り扱い説明書」ともいわれます。
1970年代にアメリカで誕生し、当初はベトナム戦争で傷ついた戦士の心を癒すためのセラピーとして需要があったのですが、他者とのコミュニケーションを円滑にするという点で、飛躍的に成果を高めることが実証され、近年では、交渉、セールス、教育などの幅広い分野で取り入れられています。
代表的な例で言うと、自国民や世界に向けて力強いメッセージを発するアメリカの歴代大統領が、立ち振る舞いやスピーチの仕方にNLPのテクニックが取り入れられていることはよく知られています。 オバマ大統領やダイアナ妃、テニスのアガシ選手、投資家で有名なジョージ・ソロス氏、 数々の著名人のコーチとして大成功したアンソニー・ロビンス氏などが例です。
衝撃だった「コミュニケーション」の本当の意味
《突然ですが、読んでくださっている皆さんに質問!》
●「コミュニケーション」とは、あなたにとってどんな行為ですか?
●「コミュニケーション力」とは、どういう人が持っている能力だと思いますか?
・・いかがでしょうか?
ちなみに、NLPを学び始めるまでの私は、こう考えていました。
○「コミュニケーション」とは、相手と対話をすること。
○「コミュニケーション力」とは、話が上手で、プレゼンテーションなどが得意な人が持っている能力。
もちろん上記のイメージや答えも、一つなのですが
実は、「コミュニケーションの本質」というのは ・・・
・「コミュニケーション」とは、他者とだけはなく、自身とも取ることができる 。
・「コミュニケーション力」とは、自身が話す力よりも、まず相手の話を聴く力が必要 。
この2点が【コミュニケーションの本質】ということだったのです。
要するに・・・
「自分とのコミュニケーションをとり、自分軸を確立できていないと、 他者とのコミュニケーションが円滑になることはない」ということです。
心機一転!今までしていたことを全て変えてみた!
このことに気づくことができた私は、 今まで行っていたコミュニケーションの習慣をとにかく見直すことにしました。
上手く〈話す〉ようにしよう → 注意深く《聞く》ことを優先しよう
例えば、私が販売員だった時代。
お客様に商品の良さを伝えたい!と思ったとき、とにかく商品の説明を上手に話すことに必死になってしまっていたのですが、 この「注意深く聞くこと」にアプローチ方法を変えたことによって、お客様一人ひとりのニーズを的確に見つけることができ、一人ひとりに合った提案ができるようになったのです。すると、お客様からの信頼度が上がり、顧客増加、リピート率、売り上げアップに繋がりました。
〈相手の気持ち〉を汲み取る → 《自分の気持ち》を汲み取る
当時、人の顔色を伺うことが癖になっていた私は、常に「この人はどう思っているのだろう」「この人が求めている答えはこれかな?」と、〈相手の軸〉で物事を考えていました。
もちろん相手のことを思いやる気持ちは大事ですが、はっきりと言って人の気持ちを100%理解することは不可能です。他人軸で判断してしまうと自分の気持ちを押し殺すことになり、無意識のうちにストレスが溜まってしまいます。
私は特に、上司や目上の人と話す際に、より〈相手の気持ち〉汲み取ろうとしていたのですが、《自分の気持ち》を汲み取り発言することに意識を変えたことにより、上司との関係が良好になり、自分のやりたいことが実現できるようになりました。
自分が助けてあげたい!(おせっかい) → 自分が助けるべきか?(課題の分離をする)
前述したように人の気持ちに敏感すぎた私は、同時に困っている人をほっとけない性格でした。 人から頼まれるとなかなか断ることができず、かなりの【自己犠牲タイプ】でした。聞こえはいいかもしれませんが、自分を苦しめていることに変わりはありません。そしてしんどい思いをし、体調を崩すと元も子もないという結果になります。 そこで「これは一体誰の課題なのか」と客観的に冷静に見ることを意識する癖をつけました。
どういうことか、もう少し詳しく説明すると、、、、
例えば、目の前で小さな子供が転んだとします。 私はすぐに手を差し伸べて助けるでしょう。 ただそうすれば「転んだときに起き上がる方法を学ぶ機会を奪うことになる」ということにも繋がります。もしずっとその子供に手を差し伸べ続けると、その子供はあなたの手がなければ起き上がることができません。あなたはその子が転ぶたびにすぐにその子の元に駆けつけることができますか?? さらに言うと、部下や同僚が困っていた時、あなたが毎回仕事を引き受けたとします。。。
何が起こるか。もうお分かりになるでしょう。
人を助ける精神はもちろん大事ですし、困っている人を助けることは素晴らしいことです。 人助けを否定しているのではなく、「自分の力量を自覚し、その事象は誰の課題なのかを理解した上で、人に手を差し伸べられる」、そんなふうに意識を変えると、無意識に感じていたストレスが減り、自分を苦しめなくて済む結果になります。
上記の3点。意識を変えるだけですが、とっても効果的です!!
(もし、“自分に当てはまるなぁ”という方がいたら是非意識してみてください^^ きっと心が軽くなり、考え込む時間がグッと減ると思います。)
自分自身、そして人間関係の変化
そして、NLPを学び、実践していくと私生活にもいくつもの変化がありました。
【自分自身の変化】
自分の気持ちを汲み取り、自分に正直になることでとにかく心が軽くなりました。 そうできたことで、朝起きるのがだるくてしんどかった毎日が、時間に余裕を持って早起きできるようになったり、栄養のあるごはんをきちんと3食摂取できるようになったり、運動をするようになったり・・・
「食事・運動・睡眠」、この生きるために必要不可欠な基本的な行動を見直すことができ、心身共に健康に過ごすことができました。 もちろんそうすることで 睡眠の質が上がり、肌荒れも自然に良くなり、生理不順も改善され始めました。
言葉にするととてもシンプルですが、継続することが重要です。
【人間関係の変化】
自分に正直に(もちろん相手への思いやりは忘れずに)過ごすことで、かなりの時間をリラックスして過ごせるようになりました。そうすると周りから「きみちゃん、最近丸くなったね(体型ではなく性格ですw)」と言われることが増え、友達と撮る写真もキメ顔よりも自然な笑顔が増えていることに気がつきました。w
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、健康に対しての意識をあげて過ごしていると、同じような意識を持つ人が私の周りに増え、前向きな友達が増えました。人は、自分と似た波動を出す人を引き寄せるので、常に他人にイラついてしまって、なぜか最近人間関係がうまくいかない。。。と感じている方は、その人に意識を向けるのではなく、自分自身に意識を向けてみてください。
こういった内的な変化にとどまらず、外的にも変化があったからこそ、
自分軸で選んだキャリアを再び歩むことができ、そして、こうして今オーストラリアに来ることもできました。 (以前の私だとオーストラリアにくる決意もできず、もし来ていたとしてもすぐにホームシックになっていたと思います。。。)
最後に、一番伝えたいこと。
この記事で伝えたかったことは、NLPは素晴らしいよ!ということ以上に
「他でもなく、まず、自分と向き合うことが何よりも大切」ということです。
NLPや心理学を学ぶ理由は、本当に人それぞれです。
「学ぶと絶対こうなれます」という薬のようなものでもなく、 100人いれば、100通りの解決策があると言っても過言ではないほど 一人一人にあった方法があるのが心理学です。
「カウンセリング」など聞くと敷居が高いイメージがある日本ですが・・・
この記事を読んで、少しでもトライしてみようかな。と、そんなきっかになっていれば幸いです。
とは言っても、常に良いことばかりが起こるわけではないのがリアル。
でもだからこそ、前向きに考える癖をつけることがとても大切なのです。
なので次回は、そんな前向きな気持ちやモチベーションを保つために
実際私が大切にしていることをお伝えしたいと思います。
では、また次回お会いしましょう!!
Kimiyo
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