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小さくて、 大きな世界

心ときめく瞬間。
それは足元にある、小さな生命の美しさに触れた時。

" 雑草 " と、一括りにされてしまうような植物も、それぞれに名前があって、強く美しく生きている。

特に 意識しないと目に入らない、苔や粘菌、地衣類など。
山でも街でもひっそりと暮らす彼らの姿に、
私は そこはかとない美しさを感じ、勇気を与えてもらっている。

粘菌:ケホコリ( ホソエノヌカホコリ かしら )

粘菌:ツノホコリ

どれだけ小さく地味で、人に気付かれなくても、踏みつけられても、
確かに存在し、しっかりとそこで生きている。

そこには " 宇宙 " を感じる。

小さくて、とてつもなく大きな世界だ。

ある夜の地面。苔、地衣、落ち葉など。
カチカチに凍って、キラキラと光っていた。

*

立春を迎えて数日が経った。
待ちに待った  " 春 " が やって来る。

都市と自然の中間地、自然と調和した暮らしのある里山・京北で、
私はもっとたくさんの自然と触れ合いたい。

小さな生命に目を向けて、その美しさを誰かに伝えて行けたら幸せだ。

粘菌:イタモジホコリの変形体

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