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おすすめ洋書絵本①

Bookwormだった私

私はいわゆるbookworm、かなりの本好きです。小学生の時は児童小説(『大草原の小さな家』シリーズとか、『おちゃめな双子』、困ったさんシリーズとか…懐かしい!)から大学生(村上春樹中毒でした)までかなりの本を読んで育ったのですが、小説、絵本、漫画も含め、本からはたくさんの事を学び、たくさんの事に興味を持つきっかけを作ってくれた大切な存在。なので、娘にも、出来ればたくさん本を読んでほしいと思っています。

洋書絵本

娘がマニラ幼稚園に行っていたので、家に英語絵本が結構な数あります。親としては将来、日本語以外にも、英語やその他言語でもコミュニケーションを取れるようになって欲しいですが、同時に他言語でもたくさん本を読めるようになって欲しい。我が家はマニラだったので、英語絵本を取り入れていました。

日本語でもたくさんの素敵な絵本があるし、洋書の翻訳絵本も星の数ほどあるけれど、洋書絵本は装丁やイラストや内容も、日本とはちょっと趣が違う感じの本も多く、ついつい自分の趣味でも買ってしまいます。かなり沢山あったのにほぼマニラに置いてきてしまってるのが本当残念ですが、ポツリポツリとおすすめ英語絵本をご紹介してみます。

Little Unicorn is angry 

これは子供に自分の感情をどうやってコントロールを教える絵本シリーズの「怒り」編。なぜこれを手に取ったかというと、当時3歳の娘がとにかく、いつもいつも何かに怒っていて、「NOOOOOOOO!!!」と朝から絶叫、ヘルパーさんに抱えられて学校に通っていたほど。怒る娘に私も怒り、「なんでこんなに機嫌が悪いんだ、もう疲れた…」とほとほと困っていた時に見つけて、「これだ!」と。あと、当時娘がマイリトルポニーにドはまりしていたというのもあり。

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主人公のガストン(上のユニコーン)がイライラ、怒り、ストレスを感じるシーンがたくさん出てくるんだけど、「靴はきたくない、抱っこして!なんで抱っこしてくれないの、ギャー!」、「お風呂で石鹸で楽しく遊んでるのに、上がってと急かされた、嫌だ嫌だ!」、「外で遊びたかったのに雨がふっている、不機嫌!」や「自分で靴下をはきたいのにはけない、ギャー!」など、小さなお子さんがいるご家庭ではお馴染みのシーンがたくさん出てきます。もともとガストンは赤いたてがみではないんだけど、怒りがたまり爆発すると、怒りモードの赤に。下の転がって喚くガストン、まんま娘。

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子どもにだって大切な感情セラピー

"Little Unicorn is Angry"が面白いのは、怒った時や感情がコントロールできない時、どうやったら平常心に戻れるかを教えてくれるところ。

「まず自分の中の感情を観察、それをそのまま感じて、感情に振り回されないためには、どんな事ができる?」と優しい言葉で簡単に語りかけてくる。自分自身も怒り狂う娘に、「怒る必要ないでしょ、もういい加減にして!」と何回も怒るけど、怒っているときに怒ると火に油。なので、「自分の中の感情を観察して」というのはすごく新鮮だったし、娘に怒ってしまう私にも使えるなーと。この本の中では、心を落ち着かせる一つの方法としてBreathing Exercise、つまり呼吸法が紹介されています。

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子ども向けの本で、呼吸方法が紹介されているなんてすごいな!と思ったんですが、ゆっくり息を吸ってはいて、肩を上げ下ろしして、数回やった後に、自分の中から追い出したい感情をすーっと吐き切る、これ子供でも理解できるし、簡単に実践出来ました。自分の娘の場合は、よくよく観察すると、寂しさとか甘えたいという感情から、怒りが湧いていた様な気がします。

ガストンシリーズ

ガストンシリーズ、なんと日本語翻訳版もあります。『おこりたくなったら やってみて!』というタイトルで日本でもベストセラーに。他にも、”Little Unicorn is Sad”(『かなしくなったら やってみて!』)、”Little Unicorn is Scared"(『こわくなったら やってみて!』)などなど、色々な感情のパターンで出版されています。

そしてこのシリーズ、原書はフランス語。子供が怒る系の絵本はたくさんあるけれど、対処法がこんなにプラクティカルに書かれてるのは日本では中々なさそう。

フランス語はモロッコ時代は良い感じだったのに、帰国して使わなくなったら本当にさびついてしまい…。勉強がてらいつか原書版も購入したいなーと思っております。

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