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生きたい世界を、創るのは誰か?

わたしの周りには、

会社員の方もいれば
自分ビジネスを始めたばかりの方、
ずっと個人事業主をされてる方、
会社経営の方、etc

なかなかにバラエティに富んでいます。

でも、みんなに共通してるのが
どこぞの自治体にお住いだということ。
(当たり前だよね、まあ、ちょっと聞いて)

会社や街の制度や仕組みなんて、
自分の力ではどうにもならない大きな問題だし
そんなことでヤキモキするより、もっと自分で手綱をさばける
自分ビジネスを成功させてのびのび働こう

・・・みたいな謳い文句は
界隈でよく目にするものです。

自分自身の人生なんだから、というのは共感できるんだけど、

「自分の力でどうにもならない」ってとこにモヤッとするの。

だって、自分の街こそ、自分たちの行動や判断によって作られてるってことを知ってるから。
そこから目を背けるのをやめようよ、
どうせ変わらないとか言って他人事にするのやめようよ、って思っちゃう。


5年前、うちの区ではファミリーサポートという行政の子育て支援が、
まぁーーーーーーーーーー使いづらかった。

でも。あるママ議員さんに、ちょっと世間話的にお喋りしたら
翌年度には改善されたの。

翌年度だよ?
すごくない?


わたしたちの住む街こそ、
わたしたちの声で、実は柔軟に変わる。
しかも、驚くほどスピーディーに。


そう、統一地方選挙のお話です。
今日投票日の自治体もありますよね。
うちはまだ公示前なんですが。



昨日、わたしの住まう地域で
区長立候補予定者によるガチンコ討論会があったので、
オンラインで傍聴していたんですが

いろいろ発見がありました。


正直、現職区長が喋っているのを初めてみました。
で、
こんな人に長年区長を任せてたんかい!!と危機感を感じました。

まあ、いわゆる昔ながらの行政トップの典型ですよ。
討論会なのに、原稿読みまくりで
ご自身の想いみたいなのを全く感じない。

びっくりするくらいカミカミで、
頼りない。

あれ?あのポスター写真、まがい物?!笑


中でも、わたしが一番腹が立ったのは、
現区長のとある答弁。

ファシリテーターの

前回の選挙期間中に「女性副区長を登用する」と宣言しながら
任期中に登用することがなかったのはなぜですか?

という質問に対しての回答が、

「実績と実力ある女性がいなかった」

と仰ったように、わたしには聞こえたんです。

実際にそうは仰ってなかったとは思いますが、
なんかすごい女性全体が馬鹿にされた感じを受けたんですよ。
多分、この年代の方々の持つ特有の、男性の方が優秀だという空気感。

違うでしょ。
右にならえの従順な男性を育て上げて統率してた方が楽だからでしょ。
女性という生き物が未知すぎて、女性のしなやかなアイデアなんて邪魔でしかないのでしょう。

もちろん、安定した組織を運営するのに、人材登用も手腕のうちだから
それもひとつの戦略。

だけど、この答弁には非常に腹が立った。

ご自身が仰る、民間企業のご経験とやらも、
一体何年前の話をしてるんだと。
その時代の経験なんて足枷でしかないとすら私は思います。

民間企業の温度感はアフターコロナで大きく変わってます。
のんびり長年区長をやってきた結果、どんな鬱屈さを産んでるか。


現職区長がやられてる、”及第点の安定”を目指すのは、
決して悪いことではないとは思うんです。

でもこれだけ時代の変革期なのに
例えば企業であれば、
変化のない会社は新卒の学生から見向きもされなくなり、
やる気のある人からスーッと居なくなってくんです。

一見、旧態依然で安定してるんだけど、
5年後は?10年後は?(←そして退職するわたし笑)


それと同じことが、地方自治でも起きているということをひしひしと感じました。


今年は各地で
現職vs若手議員
みたいな構図が見られる様相ですね。

確かに現職の実績をみたら、安心安定な感じがするし
よく知らなければ、何も考えずに現職に入れちゃうかも。


だけどよく見てみて。

のんびり区制を続けてる”一見”安定の長期政権とか
ギネスに挑戦とか

こういう人たちを、いつまでもトップにしてるから
街って変わらないのよ。

変わらないのは、
投票に行かない人たちが
自分たちの一票を軽んじているからに他ならない。

(有権者の6割が投票してないという事実!!)


そしてわたし自身の発見として、
若者の可能性を潰そうとする”老害”的な存在(人でも制度でも文化でもなんでも)に、
ひいては、その”老害”に甘んじている若者たちに、
一番もやっと来るんだろうな〜ということに気づきました。


そんなことを思った、
公開討論会。

こういうイベント、あなたの自治体でもやられてるかも?
ぜひぜひチェックして、ちゃんと考えて、投票に行ってくださいね。


おしまい。


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