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読書習慣#30 「毎年40%UP! 超自律型組織をつくれ」/セムラーイズム

■セムラーイズム

なんと1993年にフラット組織、完全フレックス、マネジャーのマネジメント廃止を打ち出して大躍進を遂げたブラジルの企業の話。(メーカーです。サービス系ではなく実現しているのがすごいです)

絶版中古をようやく手に入れました。出版は1994年。

倒産の恐れさえある旧態依然たる小規模メーカーだったブラジルのセムコ社。80年代初頭に父親から会社を引き継いだ弱冠21歳の新社長・セムラー氏は、前代未聞の企業改革を断行し、革新的な経営理念を導入することで、従業員の意識改革と経営参加による再建に成功。ブラジル最大の船舶用大型機器と食品加工機を始めとする多様な工業製品のメーカーに育て上げた。

セムラー氏は、会社は社員のものであり、会社の目標は利益を上げることではなく、社員全員が幸せになることであるという経営哲学の持ち主。この哲学に基づいて、会社をどのように変革していったかがストーリー形式で描かれる。

amazon 本の紹介文より

彼の会社セムコ社は・・

  • 組織階層なし、組織図なし。

  • ビジネスプラン、企業戦略なし。

  • CEO, CIO, COOいない。

  • 人事部なし。

  • レポートの義務がなし。

  • 社員を監視、監督、管理しない

  • 財務諸表を全社員に公開。

  • 給与を社員が自己申告。

  • 一定期間引退して、それから職場に戻る、早期留学?の制度。
    などなど。

私たちが普通に考えている会社とは、まったく違う経営、それでいて、毎年40%の業績成長を遂げ、3カ国で3,000人の従業員を抱える組織。。

コロナを機に遠隔業務も増え、これからトップダウンではなく自律型の組織に変化せざるを得ない今、どうやって向かうべきか。。そのヒントが書かれています。

すごい能力あっても、失敗が怖くて指示待ちとか、そういう人もいたり。失敗を許すとイケイケだけ果実を手に入れて考えない組織になりそうだったり。

組織文化とはそうするべきなのか。。

読んで見ての目標は、自分でリスクとリターンとリカバリーを常に図りながら周囲と合意をとりすすめていく組織にしたい。。さて。。セムラーさんはどうしたか。。

自律型の学習する組織に

従来型のトップダウンではなく、自律型の学習する組織に変えていった。
まるで「学習する組織」の体現。。


※学習する組織
タコツボ化しない部門間からも学習することでより総合的なナレッジ力のある組織を目指す。自律的に学習する組織とはのありかた手法が書かれた本。


遠くの成功事例を学ぶには読書しかないんじゃないと思います。本なら落とし穴とかも示唆してくれたりします。

自律型組織、これからどんな組織に変わるべきか、その参考となる本です。

(当時は理想すぎると言われていたそうですが、コロナの影響もあり今ではだいぶこの組織に世の中が近づいて来ている気がします。)

こちらは、このセムコ社を分析した本。

こちらは同じくセムコ社の経営をセムラー氏が解説。絶版。中古ですが高い。。




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