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ポール・シニャックの影響を受けた点描技法により漁港や海の風景を描く洋画家・鈴木順一氏

鈴木順一氏(1941〜) という洋画家がいます。主な経歴は以下の通りです。また、作品図版を幾つか掲載致します。

鈴木順一(すずき・じゅんいち)

1941年 愛知県南知多町に生まれる
1961年 一水会展初入選(以後連続入選)
1973年 高田誠に師事
1975年 一水会佳作賞
1976年 一水会安井奨励賞
1977年 一水会会員推挙(1989年改組会友)
1982年 日展初入選(以後連続入選)
1986年 日展特選
1997年 一水会佳作賞
1998年 一水会石井柏亭奨励賞
      第30回日展特選
1999年 一水会賞
2000年 一水会会員推挙
2002年 第34回日展審査員
2003年 一水会優賞、日展会員推挙

現在、一水会運営委員、日展会員。

鈴木順一《鳶ヶ崎風景》(第66回一水会展、2004年)
鈴木順一《静息》(第69回一水会展、2007年)
鈴木順一《海に生くる人々》(改組新第6回日展、2019年)
鈴木順一《海原へ明日もまた》(改組新第7回日展、2020年)

鈴木順一氏はポール・シニャックの影響を受けた点描技法により、主に愛知県師崎や豊浜などの漁港や海の風景を描いてきました。画才は日展洋画部門ではトップクラスですが、現状、無名に等しいです。かつて点描の大家であった高田誠が会の総帥だった関係もあってか、一水会には鈴木氏以外にも優れた点描画家が複数名います。

この記事を読んで鈴木順一氏の作品をご覧になりたいと思われた方は毎年秋に東京都美術館で開催される一水会展に足をお運び下さい。

※記事に関する御意見・情報提供はコメント欄または下記のメールアドレスにお願い致します。また、鈴木順一氏の作品図版は公募美術団体一水会及び公益社団法人日展の公式サイトより拝借しております。
dyi58h74@yahoo.co.jp

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