豆は難しいけど、ロケットは箸でつかめる。SpaceXの快挙
「おー、ちゃんと戻ってきたよ」
先日の10月13日に行われたアメリカの民間宇宙企業SpaceX(スペースX)が打ち上げた大型宇宙船「Starship(スターシップ)」帰還の瞬間です。
これの何がスゴイって…
だって長さ71mで250トン以上もある巨大な宇宙船を発射台のハシでピタッとキャッチしたんですよ。
だいたい僕が通っている会社のビルを丸ごと空中キャッチしたって感じです…
正確にはロケットの全長121mで、上にスターシップ、下にスーパーヘビーという機体がくっついて、下段のスーパーヘビーが戻ってきたということです。
しかも、このロケットを最初に打ち上げたのは僅か1年半前。そこから今回が5回目の試験になるのですが、スゴイのは毎回大爆発を起こしてしまうのですが、あっという間に克服して、ちょっとずつ飛行距離を伸ばしてきて今回の成功に繋がったということです。
人事目線で、どんな「組織力」なんだ…
このスピードだと本当にこの巨大なビルを月面に運んでしまうのも時間の問題だと思う。アルテミス計画では2026年の月面着陸を予定している。
そして、イーロン・マスクの最終目標である火星移住も見えてきたような気がする。
…そんなこと考えている間に、SpaceXは翌々日15日の15時にスターリンク衛星を積んだ「ファルコン9」を打ち上げて、
「えー、やること早いなー」
と感動して、YouTube一休みしてたら、今度は17時にもまた「ファルコン9」打ち上げているじゃないか…。
どんだけ早いんだ…
「はぁ、イーロン・マスクは宇宙人だぁ」
…と呆れていたら、なんとこの日の深夜に「ファルコン・ヘビー」という巨大ロケットで木星探査衛星の打ち上げも成功しているじゃないか…
火星どころか、すでに木星ですか。
もう、スターマインじゃないんだから、こんなに簡単にバンバン打ち上げないでよ…。見てる方が追いつかないじゃん。
結局、この日だけで44機もの人工衛星を打ち上げてしまったのです。
そういえば僕が小学校6年の時に書いた将来の夢。
「ロケットを打ち上げる博士になりたい」
確か、宇宙飛行士じゃなくて作る方に興味があったんですよね。結局当時思い描いた僕の夢は叶わなかったけど、ちゃんと大人になれたから、まあいいかぁ。
でも、もう一度目指してみたいな。もちろん今から科学者になることは出来ないけど、平日が過ぎるのをひたすら耐え忍んでいる日々を送っていて、本当にいいのかなって…
人生もう一回くらいチャレンジしても、誰にも迷惑かけないよね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。