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サッカー「三苫」が見る世界とイノベーション
サッカーの三苫といえばこのゴールですよね。1月29日に行われたFAカップ4回戦のブライトン対リヴァプールで、後半アディショナルタイム2分。
クロスから飛んできたボールを、ゴールエリア右にいた三笘がワントラップし、相手を空中トラップのフェイントではずすと、そのまま右足アウトサイドのボレーでシュート。
これがゴールネットを揺らしたんです。ほぼ凪の「二段式空砲直蹴撃」でブルーロック脱獄しちゃいましたね(笑)
結局プレミアリーグ初挑戦となった2022-23シーズンは7得点5アシストという好成績で「ミトマ」は「記録」にも「記憶」にも残る選手になりましたね。
ところでその三苫選手が筑波大時代に書いた卒論が度々メディアで取り上げられますが、「自分のドリブルが他の選手とどう違うのか」という趣旨の研究内容について簡単にまとめるとこんなことが書かれています。
ボールを受ける直前まで、相手と自分の前にあるスペースを見ていなければならない
ドリブルに入る前、そしてドリブル開始後も、頭を下げずに広い視野をキープする
上半身を使って相手にフェイントをかけることで、相手の重心をずらす
フェイントをかけて相手のディフェンダーを欺き、自分の進むスペースを確保する
要するに、「ドリブルに入る前段階から、目線を下に留めず、常に広い視野を保っているからこそ、相手の動きが見え、フェイントのタイミングや攻めるべき方向が見えてくる」ってことです。
これまさに「鳥の目」「虫の目」「魚の目」の話ですね。
まずは高い位置から俯瞰的に全体を見回して、次に練習に裏打ちされた経験則を元に、近づきながらさまざまな角度から事象を観察して、そして潮の流れを読み切ったところで一気に相手を抜き去る。
私はさっきの3つの目の意味を、経済学者の伊藤元重氏の著書「経済を見る3つの目」で初めて知りましたが、この本では経済はマクロ、ミクロに加えて変化を読む力が大事だとのことです。
きっと「ミトマ」はまさにプロとして、リーダーとして、そしてイノベーターとしてさまざまな角度から世界の先を見据えてサッカーを極めようとしていたんだと思います。ほんとカッコいいと思います。
頑張れ「ミトマ」!
世界レベルで社会や技術の変化を先読む力。自分のような底辺サラリーマンにも欲しい、、、
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。