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#wellbeing120 : 私の自分流の120年の生涯 6 私流の日常茶飯是道・・3
本日の日経新聞(2021年9月24日)朝刊に、アメリカのベンチャー企業が、およそ4千年前に滅びたマンモスを、ゲノム編集技術で甦えらせる計画を発表したとあります。
そして、再生したマンモスを、北極圏に放つと言うのです。
次のようです。
「彼らの言を信じれば、温暖化の抑制効果もあるのだとか。だが、自然という精巧なシステムは驚くほど微妙なバランスの上に成り立つ。ほころびを一つ繕っても玉突きのように別の所がほころびる。マンモス復活はかってネアンデルタール人復活をもくろんだ天才科学者の発案による。何やらぞわぞわする。」
「絶滅できない動物たち」(大下英津子訳)の著者 M・R・オコナーが『生き物を滅ぼすのと同じように、人間が救済すべき種を選別し延命する行為も、自然への干渉であり「生物圏を弄んでいる」』とあります。
私も同感です。
人類は既に地球の地質を人新世と言うほどに変えてしまっているのです。
遺伝子編集技術は人類を含む遺伝子を自由に編集して新種や類を作り出してしまう可能性を持っています。
私は、天空のブルー、地球のグリーン、形のない雲や水の白や透明、空気や酸素のような無色が好きです。
そのような色は太陽の光があってこそだと思います。
太陽によってこそ、夜の空に流転する月の満ち欠けを私たちは観られるのです。
そして、月は茶の湯の美意識となっている不完全性の美を感じさせます。
私的には、私の未完の人生を観ているようです。
その上で、私の120年の生涯で残るおよそ40年で、満月の先にある一段上のレベルに高めた未完の生き様とはに到達しようと今に生きたいと思っています。
人類の最後に現れたホモ・サピエンスは、社会的な人間関係を築いて、食と運動、科学や工業、アートを発展させていますが、今や月を超えて太陽系の火星を目指し宇宙の環境をも変えようとしています。
人類は、ヒットラーのような全体主義の頂点に立って、V.E.フランクル著「夜と霧」、「それでも人生にイエスと言う」にあるように、一人ひとりの名前、職業、名誉などの人格を抹消して、ただ番号だけとして命令する労働に耐えるかどうかと飢餓状態で命を存えさせるような残酷の極致をしでかしました。
今や人類は深刻な環境危機問題を引き起こすまでになって、人類が地球上で生きられるかどうかが疑われる状況にあります。
そして、貧富の格差によって高額な遺伝子編集ができるようなお金持ちや選ばれた人たちだけが、現代版のノアの箱舟のような宇宙船に乗って火星で生き延びられるような計画を実践するのではとも疑いたくもなります。
私は、ミニマリズムの語源となっているミニマル・minimalを大切にしています。
日常茶飯是道としてミニマルライフをよしとして、グリーンの地球が続くように努めたいとの思いで私の残る40年の今を生きたいと思っているのです。