焚き火
空が青く見える日が年々
少なくなってはいる
どんどん狭くなっていく世界の
外側はいつも騒がしい
嘘が嘘じゃなくなり
真実が埋もれてくのを遠くから
珈琲を飲みながら見てる
悲しいことにも慣れたし
寂しいなんてどこへやら
嬉しいことは一年に一度あればいい
満たされないのは当たり前
それでも毎日は程よく楽しいはず
そこを目指して生きてきたような気もする
あなたから見たら僕は少し枯れてるかもしれないが
寝てるのか起きてるのかたまに僕にも分からないが
でも心のどっか奥の方にはまだ
焚き火ぐらいの情熱がちゃんと燃えてる
ここぞという時には薪をくべて
あなたを暖めるぐらいの気持ちはある
そのために今日もちゃんと食べて少しお散歩もして
寝る