GYOMUHOKOKU2023上半期
朝起きてぼけ〜っと水野さんのこたつラジオを聴いていて、「上半期が終わりましたね」というコメントにハッとする。そうか、6月が終わって夏が来るだけじゃなくて、一年の半分が過ぎ去ったということなんだ。
昨年の世界一周から帰国して半年。フリーランスとして本格的に活動し始めて半年。あとで読み返したりできるようにまとめておく。近況的なこともメモ的に。
2023年のテーマは「HOMEをつくる」「出し惜しみしない」です。
1月
デスクを買い、ぼちぼち仕事を始める。まだスケジュールはスカスカしていて快適。ノンアルバーを始めた。サブスクCDを始めた。単に定額でコピー書いてディレクションするだけなんだけど、毎回見積もり出したり料金交渉しなくていいのでお互い楽ちん。特にベンチャー系の企業とは、クライアントと発注先というよりチーム感をもって臨機応変になんでもやる必要があるしそのほうが楽しいので、準社員的なノリで取り組みはじめた。STUDIOなど新たなノーコード系サイト制作ツールを取り入れたり、ガチガチにスタッフを組まず、クライアント社内のデザイナーや映像制作チームと協業したりと、柔軟なディレクションスタイルが新鮮。ノンアルバーで展示する写真集なども自作したり、空き時間を有効に使えた月だった。音楽レーベルと仕事してみたり、新しいことを断らずにいろいろできた。もちろん、和食をたくさん食べた。生成AIに関する展示企画に少し関わったりもした。途中で抜けちゃったけど。
2月
インドでお世話になった先輩が一時帰国されたので牛肉をお見舞いする。旅の道中では写真と文章をアウトプットし続けていたので、写真撮ってインタビューする仕事が増える。この頃はそれが楽しくて、やたら低額でたくさんやっていた。今もやっているが少し飽き始めているので、やめるか料金アップするか考えどころである。こういうのも自分でコントロールできるのが楽しい。Abema番組の台本制作に初めて挑戦。放送作家業は広告制作より撮影前に決めることが少なく反射神経が試される。また編集での伸び代が多い。何より出演者の力量がダイレクトに効いてくる、などなど新しい発見が多くて楽しかった。またやりたい。
3月
高知でワークショップ講師と出張ノンアルバーを始める。企画の打合せはいつも真剣勝負で、自分の企画で主導権を取り、すべてを蹴散らしてやる、みたいなマインドで15年くらい働いてきたが、ワークショップは「参加者の心に火をつける」のが楽しい。年をとった。楽しい。MVVの策定を依頼されることが増え始める。だいたいMVVのままで終わらず、本にしたり映像にしたりサイトにしたりイベントにしたりインタビューになったりする。する、というか、その時々に合わせて提案してしまう。つくるものがなく言葉だけを納品することになんだかもどかしさというかムズムズするものがある。本当は言葉の納品だけにするのが経営的にはいいのかもしれないが、経営的に生きてないのでどうでもいい。デンマークでお世話になった夫妻が来日したので、屋形船に招待する。日本人の好きなものがぜんぶ詰まってる。某県の年間広報のプレゼンに参加して負けたりする。勝ってたらまた旅行先が増えたので残念だった。五反田「とだか」や火鍋、花見など楽しい会が多い月だった。「エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス」視聴。
4月
企業の展示会をビッグサイトで。ブースの企画やコピーなど担当する。いつも企画した時と実際の現場でのギャップに驚かされる。このフィードバックを精度高く想像できるようにしたいが、経験に勝るものはないので、ぼちぼちやっていきたい。珍しい仕事が海外コンサル経由で発生する。千葉の某施設に行き、現地の話を聞きまくってから書いたコピーは一発で決まる。刑事ではないが、やはりキモは「現場」である。入社1年目の自分に言ってやりたい。塩尻に街づくりプロジェクトの手伝いや見学に行く。行ったことのない場所に行って、現地の人と話すのは楽しい。日本というくくりの中でも、街や家や人によって、まったく常識が違う。そのことは、社会性を持って接していると気づきにくい。酒がなくても社会性をはぎとれると楽しいけどカオスになりそう。abema打上、代理店時代のプランナーと飲み、吉祥寺飲みなど、コロナによる自粛からのゆるやかな解放を感じ始める。「AIR」「RRR」視聴。
5月
久しぶりに億単位のプレ。力及ばず負けたけど。役員がずらっと並ぶ感じとか、その場では誰も何も感想言わない感じとか懐かしかった。やっぱ決済者と直でやるのがいいよね。友人宅でおかえりパーティーしてもらったり、山梨の音楽フェスに招待していただいたり、GWを過ぎて人の動きが活発になっている。ありがたい。代理店時代の大先輩の引退記念飲み、フットサル、魔女のカフェ、豆腐食堂、クラフトビールの店でランチ(2人とも飲めない)などたくさん人と会った月だった。「マティス展」「TAR」鑑賞。ノンアルバーに飽き始めて、「アイデア募集ナイト」を開催。人に頼り始める。歳である。それで、毎月ゲストを呼んでコラボで自分のモチベーションを保つことに決めた。YouTuber感ある。
6月
ワークショップと映像企画の仕事、新規事業のコンセプト言語化、展示会の手伝い、などなど、順調に仕事が増えていく。なんとなく、自炊できるくらいが適切な仕事量なのかも、と思い始める。そろそろ仕事をお断りすることもあってもいいかもしれない。もともとやりたくない仕事は受けないというか、態度と顔に「やりたくない」が前面に出るので頼まれないんだけど、ぼちぼち、自分の時間とやりたい仕事のバランスを考える時期な気もする。テクノバンドをやりたくなり、メンバーを招集し機材を買う。また忙しくなりそう。とにかく生産が楽しい。消費も楽しいけど、消費だけのリゾートとかメシとかにどうも興味が湧かない。目線の解像度が低いのかもしれない。日本橋の茶人の先輩を招いてノンアルバー「お茶ナイト」を開催。大成功。今さらだけど、人のために何かをしたら結局自分が楽しい、という人生の真理めいたものを感じた。感じるの遅い。18歳くらいで気づかないといけない。zoomでの小説講座や登山部の飲み会など、人と話し、会える喜びに浸る。「STUDY」「怪物」鑑賞。
上半期まとめ
仕事は順調に増えている。増えていることを順調と捉えすぎず、とはいえ遠慮せず、やりたい方向を直感的に探っていきたい。バンドやフットサルなど楽しみをキープしながら、アマチュアならではのインパクトを出していきたい。とりいそぎ、8月以降のノンアルバーのゲストを募集中です。あと出張ノンアルバー先も。下半期も楽しく健やかにマイペースでやりますので、みなさまよろしくお願いします。