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カジノのカラクリ【大勝ちする人は彼らが選ぶ】

日本ではオンラインカジノこそ遊べますが、合法的にはアメリカやシンガポール、フィリピンなどでは数多くのカジノがあります。大人のための遊び場であるカジノに行く人の目的は様々。

息抜きのため
自分の運を試すため
単にヤケクソになったから
無料で酒が飲みたいから

う~ん、どれも共感できるものばかり。

ルーレットやポーカー、バカラなどのテーブルゲームは賭け方とお金、そして何よりも自制心さえあればもしかしたら財布の中身が増えて帰ることができるかもしれません。

でもやっぱり夢があるのは億はくだらない賞金が手に入る大型スロットマシン。

どんどんプールされた掛け金が積もっていくのを見つめながら、もし勝つのが自分だったら?もしかして勝っちゃうかも?と垂涎しながら何桁もの数字を見上げる人も少なくないはず。

う~ん、これも共感できますね。

しかし残念なことに私の性格からして巨万の富が当たることは絶対にないのです。

あきらめやすい性格だから?
そもそもスロットをまわすお金を持ってないから?

いいえ、カジノで大勝するのは下記のような人物なのです。


カジノのスロットで勝つ人の条件

カジノに行ったことある人、あるいは興味がある人なら知っている通りフロア中に監視カメラがあります。

ブラックジャックでカウンティングしてる人を蹴りだすため?
映画のオーシャンズシリーズのように万が一強盗が入る可能性があるため?

確かにそれもあるでしょう。

しかしそれ以外にも、実は「どの人をスロットで勝たせて億万長者にさせるか」をカメラ越しに狙い定めているのです。

カジノ側として勝たせたいのは次の条件にあたる人物。

1)顔が広い・友人が多い
2)今でいう「陽キャ」
3)自分が常連の酒場がたくさんある
4)自分のことを話すのが大好き
5)何らかのSNSを利用している
6)酒に飲まれやすい
7)どちらかというと太っ腹

特に1)と3)が重要で、カジノ運営はバーにスタッフを送りの常連客を調べさせたり、個人のSNSまでよく下調べをします。

カジノスタッフは酒を手に何気なく上の条件をそろえてそうな人物に接近し、時間をかけて彼・彼女の信頼を得ます。時には酒を奢ってあげる場合もあるかもしれません。

そして頃合いを見たスタッフは、ターゲットがいい具合に酒に酔った時に耳元でこうささやくのです。

「そういえばここずっと〇〇カジノで大当たりが出てないみたいだ。一体どれぐらいの金がプールされてるんだろうね。」

ターゲットは「きっと運のいい名無しがある日大勝ちするだろうさ」と言い、奢られた酒をあおり、またたわいもない会話に戻ったり、友人たちがいるテーブルに移ったりします。

カジノスタッフの仕事はこの時点で終わり。

ここからはカジノホールのカメラの向こう側にいる人の仕事になります。

カジノ運営側はスタッフがマークした数多くのターゲットたちが、一足でも自分のカジノに足を踏み入れるとカメラで追跡し始めます。

監視カメラに資格はなく、フロア内を循環するスタッフも尾行するのでターゲットを見失うことはありません。もともと本人たちもまさか自分が監視されているなんて夢にも思わない、気のいい一般人です。

テーブルゲームやスロット、一通り遊びつくした彼らの目に飛び込んでくるのがフロア内に大きな数字でたまっていく賞金プールの額。

「そういえば、誰かがこのカジノで当たりがないって言ってたな…」

ぷっ、まさか自分が、ってな。
そう思いながら一攫千金巨大スロットに手をかけ、ターゲットはプレイします。

ずっと監視していた運営側は、ここで奇跡を起こさせます。

そう、ターゲットに大勝ちさせるようにスロットを操作するのです。


語り継がれる一攫千金の夢

冗談半分でまわしたつもりなのに、しかもカジノで一番大きい賞金額のモンスタースロットを自分が当てた…?

ターゲットは最初は混乱するものの、ニュースでとりあげられるにつれ、実際に小切手を受け取るにつれ、だんだんと億万長者になったのだと実感がわいていきます。

SNSを使って世界中に発信したり、派手にお金を使ったり、いつも通っているバーに行ってその場にいる全員に酒を奢ったり。

知人・友人が多く、また直接ターゲットを知らない人間でも顔が広い彼・彼女は「〇〇カジノのモンスタースロットで大勝ちした!」と誰彼問わず言いふらします。

「〇〇カジノで金を使いきったけど、冗談でスロットをまわしたら…」
「やっぱ運があるんだろうな!自分にできたんだから、君も一攫千金スロットに挑戦してみるといい!」
「最近当たりが出てないところを、自分だったら選ぶね」

これこそがカジノ側の狙い、一般人をうまく使ったマーケティングです。

大勝ちしたターゲットの話を聞いた人々は次々に〇〇カジノに行って自分の運試しをしたり、プール額が膨らんでいるカジノのモンスタースロットに行ってお金を落としていくのです。


もし最初に挙げた性格とは正反対の人だったら、言いふらす相手もいないだろうし、バーの常連になることなく家飲みを楽しむ内向的なタイプになります。

彼らは詐欺師や強盗を恐れSNSに情報をアップしないばかりか、そもそもアカウントを持っているのかも疑問な人種です。

賞金のチェックを取りに行くのも頭からまぶるマスクを纏い、可能な限り匿名でいたいはずだから。


なので、カジノも彼らをターゲットにすることはないのです。

内向的でシャイな彼らを嫌っているわけではありません。だって彼らは彼らなりにカジノでお金を落としていってくれるからです。

ただ残念ながら、その性格ゆえに一攫千金の夢に遠いのも事実なのです。


「運」に頼っただけでは大金は得られない。

カジノの裏を知る人間から聞いた話を今回はシェアしました。


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