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ただの自己満足です。

過去に、私が大学に通っていたという話をした。

その頃から働いて生計をたて、更に学費も稼ぎながらであったので、なんだかんだいつの間にか今年で社会人6年目である。

その間に仕事に対しての目標やら夢もできたが、
完全に趣味の世界といっても過言ではなく、自分の「好き」を満たしたり、自己満足を感じるためだけの目標もできた。

仕事以外の目標というのは、社会人留学することだ。


興味を持ったきっかけは、たまたまInstagramで流れてきたリール動画と、YouTubeで流れてきたショート動画。


Instagramの方は、オーストラリアのメルボルンへ社会人留学している方のvlog。


YouTubeは、「とある日の学食イン韓国」シリーズ。


どちらも、社会人を経験してからの留学で今に至るとのこと。


御二方の動画は、どれをとっても私の知らない世界ばかり。
「なんじゃこれ!」と私の好奇心をくすぐる素敵な動画の数々に魅了された。
私の社会人留学という目標は、このくすぐられた好奇心が抑えきれなくて立てたものなのだ。


島国日本に住み続け、日本人と居るだけの今の生活では触れられない言語や文化や宗教や価値観が外国にある。
世界は広いとか昔言われたっけ。
それを、動画の彼女たちのように、自分の目で見て触れて確かめられたら...。



他言語や異文化、宗教、価値観に触れるのに、旅行ではダメなのかとも言われる。
ダメというわけではないけれど、それでいいのなら、とっくの昔に、旅行vlogでやテレビ番組で同じ好奇心をくすぐられ、済ませているだろう。


私は、彼女たちの留学という勉強している姿を見て好奇心をくすぐられたのだ。

大学は中退したけれど、私の心の底では、学校に通って好きな分野の勉強をしたい気持ちがまだ残っている。
学校に通うのならば大好きな語学を専攻したいとは考えている。

語学の中でも、日本語と英語が特に好きだ。


ハリーポッター死の秘宝part2後半にさしかかるところで、ハリーの母親(リリー)のことをまだ愛しているのかと驚いたダンブルドアにたいして、セブルス・スネイプは「Always」と答えるシーンがある。
日本語バージョンでは、「永遠に」と訳された。

「Always」は直訳すれば「常に」だ。
直訳せずにあえて「永遠に」を選んだ言葉のセンスに私は感動した。
何十年経っても、死んでも一生リリーのことを愛しているのだから、そりゃ「永遠に」だよなぁ、それしかないわ、と。
物語の全てを把握し、スネイプの気持ちをくみとらないと「永遠に」とは訳せない。

ハリーポッターの日本語訳を担当した翻訳家の凄さを目の当たりにしたのを機に、英語と日本語が好きになった。


どの言語でも、ルーツを辿ると宗教や文化が絡んでいたりする。
言語を勉強しているつもりが、いつの間にか宗教や文化まで勉強していたり。それも含めて語学。
そこが個人的に面白くて好きなところ。

今でも勉強がしたいという気持ちと、
勉強するのなら大好きな語学(英語)がいいという気持ちが合わさり、合わさったところにInstagramなりの動画をたまたま見て、勉強しに現地に行こう、社会留学しよう!いつしかこれが、仕事以外の私の目標となった。


留学にあたって、能力を証明するのに必要なものは、TOEFLの点数だ。
合格不合格という基準ではなく、120点満点中何点なのかが問われる。
(TOEFLと似ているTOEICがあるが、あれは国内の大学受験者向けの試験なため、留学では通用しない)
日本人の平均は70点前後だとか。
どのくらいかを分かりやすく言うと、国内の大学卒業レベルという。

初受験は来年4月27日を予定している。
受けるからには、高い点数目指したい。
最低でも平均だが、平均を目指すと下がるので、100点以上を目指す。
好きなことを勉強するのであれば、妥協はしない。目指すからには上を。


TOEFLを受験する旨や、留学したい旨を話すと、たまに「何のために?」と問われるのだが、何のためでもない。
私が勉強をするのは、しなくてはならないからではない。強制などされていない。
将来に役立つか否かでもない。



したいからする。

冒頭で述べた、自己満足のためだ。

旅行にたいして「何のために?」などと思わないだろう。
行きたいと思ったから行くのだ。
行って満足を得るために行くのだ。
私がTOEFLを受験したり留学しようと思うのはそれと同じこと。
したいと思っただけだ。至ってシンプル。

勉強=将来のためや学歴もそうだけれど、
将来のためや学歴を考えるのなら、そもそもの話、卒業だけでもしている(学校の先生にはならなかったとしても)。

好きだから勉強する。面白いから勉強する。
そんな世界だってある。



ウェブニュースを読んでいたら、こんな記事を見つけた。

仕事の合間、退屈しのぎに始めた趣味が「数学問題集を解くこと」という韓国アイドル達。

勉強が学歴や将来のためだけに存在するのであれば、彼女たちの趣味はこれになりやしない。

彼女たちはお金に困ってはいないし、今さら学歴は必要ではない。
売れっ子の彼女たちなら、万が一グループが解散したとしても、元IZ*ONEのように、また別のグループのアイドルになるか、ソロ活動をするか、女優やモデルの道を歩むことだってできるだろう。

学歴を必要としていなくても数学問題集は解くし、日本の共通テストにあたる、大学修学能力試験への受験の意欲もあるのだとか。
自分の学力のレベルをただ知ってみたいからと。

好きだから勉強する。面白いから勉強する。
そんな世界だってある



と先に述べたが、彼女たちがまさにそれだ。
私もそれ。
彼女たちのようにお金持ちではないけれど、十分生活できるし現状に満足している中で、TOEFLを勉強して、後に留学まで繋げたいのは、勉強するのが好きだし、面白いから。

好きだからって理由で勉強したっていいよね。
意味があるかないはどうでもいい。


ちなみに、私の母も、今年53歳にして大学に入学した。
定年退職が見え始めている中、まだまだ勉強するらしい。

「将来、何になりたくて勉強しているの?」

なんて、野暮なこと、聞けないでしょう。

好きだから、今も勉強しているのだ。


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