まずは話を。退学届けはそれからだ
つい先週、こんなnoteをかきました。
これの後編というか、後日談というか。
正直現実は何一つ好転はしていないのですが、一部好転したこともあります。
あのnote以来、いろんな人の力を借りつつもがいていたつもりです。
あそこから、時間が経っての現状を改めて残しておこうと思います。
問い合わせのその後
学校事務の方への問い合わせの翌日。
自分のお世話になっているゼミの先生から、メールが届きました。
「事務のかたからメールがありました。ともかく現状を聞かせてください」というもの。正直、ゼミの先生に話すという選択肢は頭の中から消し飛んでいて、なんなら知られたくないなとすら思っていた位だったので、「事務のかたが先生に伝えた」ことに冷静になれないまま、ゼミの先生とお話を釣ることになりました。
もちろん学校は入れないので、オンラインで。
「保証人がいないから退学届けは制度的に出せないらしいです」ということと、身体的事情で近々アルバイトを急激に休まなければならないこと、件の学生向け給付は受けられないとのことで後期の学費や生活費・「卒業できたとしたらある未来」のためのお金が工面できないから、大学生であることをあきらめざるを得ないと思う という話をしました。
「諦められるのか?」
先生と話をする中で、何度か聞かれるとともに、失礼ながらも半ばキレながら何度も同じことを話しました。
「じゃあ、あきらめるの?」
「自分が、漸く見つけたやりたいことを、諦めたくて行ってると思いますか?」
そりゃあもちろん、諦めたくて話しているわけがありません。あきらめたくなくて、やりたいことをかなえたくて、勉強だって好きだけど 「資格は得られないのに学び続ける」のは自分の夢をかなえることにまったくつながりません。
でも、休学ではジリ貧になることも大方予想がつきます。
勉強が好きで部活がすきで部活の人たちやなんでなかよくなれたか分からない人も好きで、 正直いごこちのいいことばかりじゃないし、逃げたいこともいっぱいあるんです。割と大学行きたくないと思うことも、おおいです。
でも、「諦められるのか?」と言われれば、もちろん諦めたいわけがないです。
「諦めてほしくない」
色んな人の力をお借りする中で、個人的にとても驚いたことがあります。
ゼミの先生、課外活動でお世話になっている大人の人、アルバイト先のかたなど、あのnote以来 というか、「退学について」を現実的に動き出してからお力を借してくださった方に「諦めてほしくない」という言葉をいただいたことです。
しかも、1人にではなく何人にも。
正直、「驚いた」なんてレベルではありませんでした。いただいた瞬間は理解が追い付かず、家に帰ってからとかお電話を切ってから、大声を出しそうになりました。
「今まで頑張ってきたのに」「あなたには諦めてほしくない」
自分が、こんな言葉をもらえるほどの成果をなしてきたとは到底思えないんです。それは疑いようのない事実として。
でも、これもまた事実として、言ってくださる人がいたんです。
浸ってる余裕はないっちゃないんですけど、率直にありがたいな、うれしいなと思って なんだかジンとしました。
まずは話を。
金銭問題はまったく解決していません。ダメもとで申請だけしてみようということにはなりましたがあくまでも「ダメもと」であって 大前提無理だろうということですし、公共の貸付金(?)(市役所とかで申請するやつ)は条件が当てはまらないものや「保証人必須」が多かったのと申請条件追い切れていないのとで申請への道のりは遠そうです。
アルバイトの面接を先週から2つ受け足しましたが 合否もまだ出ていない上に、今までのバイト先のシフトは「それだけバイト先あるなら」なのか、人数の問題なのか ちょっとシフトが減ったような減っていないような。
6月になるとバイトが入れられない期間があります。
でも、劇的に変わったことがあります。
「見通しがついた」ことと、「自他ともに認識できる現状がある」ということです。
学生向けの給付が受けられないことで経済的・体力的に苦しい、というのは 長期的にもちろん起きる問題なのですが、「やばい!」ということにばかり目がいっていて、具体的に月当たりいくら稼ぐ必要があるのかとか、学生給付を受けられればどうなるのかなど、現実的な見通しがまったくもてていなかったことが 自分の不安を増大させていたのだな、と思います。
だからこそ、声をかけてくださる・力を貸してくださる方とお話をするに当たって 自分のなかでおおよその金額感を書き出して「現実的な」話を聞いていただけて (実現不可能だとしても)おおよその話ができたのはとてもありがたかったです。それに合わせてシフトや新しいバイトを探そうと思うこともできます。(実現できるか別としても)自分の将来が「ある」前提のお話はこころづよいです。
また、自分自身の現状把握としても精度が上がったのはもちろん、「自分は今こういう状態ですよ」というのを知ってもらえたのも結果的にはよかったなと思います。勝手に伝えないでよ、という気持ちは正直大きく残っているのですが、「現在頼れる大人」や これからもかかわりがある(と思いたい)人に「今こうこうこういう状態で生きてるんです」というのを開示することで 言い方は悪いですが「当面生命維持に力を少し多めに割ける」ようになったともいえます。
(言いたくない理由とか、開示のこわさとか、あるし考えてはいるんですが 今回の話とはそれてしまうのでまたいつかかけたらと思います。)
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さいごに
いつだったかコロナに関連して、「こんなことで、死にたくないんだ」とnoteで書いたことがあります。
今もその思いは変わりません。一瞬本気で死を考えたけど、やっぱり気がつくと「生きるための手段」を考えていました。
一カ月で35万なんて現実的じゃない。バイト増やしすぎたら後期スケジュール管理しきれなくなる。
情報量が多いし、真偽不明のものや心によくないものもたくさんあります。
だからこそ、自分は取捨選択できないんだ、と自覚を強く持って 行動に移す前に誰かに話を、「話すための準備」を。
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