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シリンダーヘッド搭載までにする事
エピソード21
令和3年3月
ヘッドの燃焼室加工が終わったのでバルブの擦り合わせをします
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当たり面が綺麗に外側に付いてます
今回、シートカットを外当たりにする事により0.5 + 0.5 = 1mmのオーバーサイズのバルブを組んだのと同じになりました
そして当たり面までシートを削って広げる事によりかなりポートを広げる事ができました
ちなみにシートカットはバルブの突き出し量を測って揃えなければならないので (これ大事)
私は自分ではやりません
それにシートカットを何回もすると圧縮が下がってパワーダウンするので何回もするのはお勧めしません
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ヘッドをジャバジャバと洗剤で洗ってからエアブローし、ヒートガンで完全に乾かします
バルブスプリングを組み、いよいよヘッドを乗せる準備ができましたが、今回はヘッドを乗せる前にタペット調整もします
前回はセオリー通りにやりましたが、先にやった方が楽だと思ったからです
シムはヤフオクで沢山入手済みです
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純正シムは5/100mm単位しかないから研磨機で削って、欲しい厚みに調整します
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研磨機の磁石では固定できずに飛んで行くのでエーモンのステーの穴をドリルで広げて端を折り曲げて簡単な治具を作りました
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どんどん削って行きますが研磨後は熱膨張が有るのでパーツクリーナーで冷やして測り、冷間で完成させました
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1/100単位で作ったのでクリアランスは狙った値に揃いました
狙った値はメーカー基準値からは外れてます
慣らしが終わったら、再度計測して調整です
過去の記録を書いているので、新たに撮った写真も混ぜてますが、当時の写真が無い物も有るので悪しからず