エンジンの大事なボルト達
エピソード24
令和3年3〜4月
エンジンの大事なボルト類は、バラシたら毎回新品に交換です
ヘッドボルト,ワッシャー、コンロッドボルト,ナット、クランクキャップボルトです
ボルトは引張力を利用して緊結されています
ヘッドボルトとクランクキャップボルトはトルクを掛けていき、伸びたらもちろん交換です
ラチェット式のトルクレンチではボルトの伸びは分かりにくいです
今はデジタル式でトルクを確認しながら締めれるし、伸びたら直ぐに分かります
コンロッドボルトは伸ばして管理するので、初めてやる人は戸惑うかも知れません
ZRXがそうなのかバイク全てがそうなのかは分かりませんが、クランクキャップがケースと一体になってます
つまりクランクキャップボルトが外に露出してます(これにもビックリしました)
比較的に大事じゃないボルトは長さを測ってボルト屋さんに仕入れに行きました
見せる事も大事なので、全てキャップボルトに交換です
純正ボルトより座面が小さいので黒色のワッシャーを入れてます
白色矢印は大事なクランクキャップボルトなので純正を使います
赤色矢印はワッシャーを入れてキャップボルトに交換してます
それからオイルポンプ回りを止めるボルトが純正はプラス頭なので、最初に外す時になめたので対策としてボタンキャップボルトに交換しました
ヘッド,コンロッド,クランクをとめるボルト類は非常に重要です
これらをケチって使い回したせいでエンジンブローしたら元も子もありません
エンジンパワーを上げる事よりエンジンを壊さないようにする事の方が大事だと思います
ブローする確率を少しでも減らす為に細かな事でも全て拾って行かなければならないと言う事です